堕ちて黒星浮かぶ

49日とライフラインが消えた宝探しを経て
あの日から3ヶ月が経ったんだ。
と思いつつ、日が過ぎるのが
長く長く感じる感覚に襲われている。
きっと、俺自身を補完出来るものが…
当日の事を思い出すと
軽い過呼吸起こして涙さえ未だに出る。
祖母の最後の微かな「ありがとう」は
私には呪いにもなってしまった…
俺は…俺は…なんにも成していないのに……
今では自分への強迫性も出て困ってる様な
寧ろ罰としてはそれがいいのかと。
元々の芯の部分が可笑しいから
変にタフなんやろな。
ペテンって才能で騙し騙し出来るから
灯火を大切にしない選択をしたんやろか。
必ずツケが来るっていうのに…
更にはちょっとした天涯孤独でもあるけど
幼馴染であり親友に
仕事関係で友だったり、友達が居てる
偶然の様な必然というか
この世界線の決められた導きなのかもな。
最初から最後まで全てほぼ決まりきってる
って考え方は持っているからなんやろな。
宝探しをしていてそれで生かされるとは
運命であり運命(さだめ)なのだろう。

宝探しで過去の写真とかを
見つけて見たけど記憶にないという。
自分であり自分じゃあないというか
昨日の自分は本当に今の自分ですか
という感じと言えば伝わるかな…
忘れて現在を生きてるだけやからやろうけど。
カオスなもんもあったわ。
お見せ出来んねんけどホンマにカオスや…
仕事仲間に見せて大草原になるくらいには
カオスという事だけわねwww
後は見つけた物が知っとる
まあまあなブランドのカバンとかで
下降して落ちていったんやな
と探しながら見つけた物を見て思った。
そういや、
「曾祖父はWW2の時天皇の護衛をしてた」
と曾祖母は昔言ったけど
歳も歳なので認知症の為、
その真偽さえもう確認しようがないな…
でも積み上げてきたものが壊れたってのが
仕方がないと一蹴出来てしまうが
それが僕にとっては何か悔しい。
埋めれるものが無いが故に
落ちて堕ちていって、
積み上げて壊れたことに
積み上げなおす為に復讐というなの
炎が傷を焼いて堕ちて進ませてくれてる。
人とは得ると同時に何か失っていて
失うと同時に何か得ている。
得るのも失うのも大きければ大きいほど
失うのも得るのも大きくなる。
まさに等価交換であり、
ちょっとした世界の真理な気はする。

そういや、
おばさんから外国に居る母上から
すっごく愛されとったと言われましたね。
確かに母上が外国の服とか送ったのを
祖母は置いとってくれて
それを持って帰りましたね。
母上の面影は黒く思い浮かんでましたが
ハッキリと思い出せので
写真持って帰ってきたんですけどね。
他にも写真とか持って帰れば良かったな…
きっと俺は俺は許せる日は永遠に来ず
補完出来るまでは大切にすらしないだろう。
黒い星浮かべながら誰にも悟らせない
ホワイトライアーで居よう自分自身にさえも…

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