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ギター音源(HELLRAZERIII)やアンシミュ(RHINO)の導入やら何やら(長いよ)

・まず、今まで使用しているギター音源について

中国のベンチャー企業が数年前から開発・販売をしている7弦ドロップAチューニング対応のギター音源です。最近は中国楽器の音源も発表してましたね。結構太い音が出ます。4発のアンプとか出だすと映えます。もちろんローカットしてのドロップAチューニングにしてザクザクさせて切れ味を楽しむも良し。
この音源以前はV-metalを使用しておりました(v-metalは音の繋ぎがが滑らかなので未だにリードで使います)


さて、今日でこそ8弦ギターのサンプルを使った音源等があり、一応安価だったので購入して使用したことあるんですが、それはなんというかただ
8弦ギターのサンプルを突っ込み音源として発売しました」ってだけで音は軽いし、細かいチューニング設定もないため、結局その8弦は肥やしになりこのHeavierとV-metalを使い続けてきました。

・10/25追記
半年ほど吟味して先日漸く新しいギター音源のAMPLE METALHELLRAZERIIIを導入しました。
値段は16000円くらい?9弦でキースイッチがわかりやすく音域も広く使いやすかったのが決め手。この音源も自前でエフェクト内蔵している自己完結ギター音源なのですが、個人的に使い勝手が悪かったのでエフェクトオフ・バイパスをデフォルト設定にして使ってます。逆に安価でヘビーなギター環境揃えたいならうってつけかも。
以下HELLRAZERIIIのサンプルのリードギタサンプルを録音したツイート。ヘルレイザーはまた別に記事書くかも(まだ慣れてない)





HELLRAZERのUI

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heavierのUI

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さて、話を戻します。頭の方でご紹介したこのHeavier音は(値段も)とても良いです。ネックとブリッジの音の違いや弦の張り具合、ピッキングやミュート音の強さも設定できて、殆どのコントロールはCCで出来るため扱いやすい。
さらに別個にてVSTエフェクトとして用意されているエフェクトラックがあり、これに実装されているアンプシミュレータ-の出来が良くて(設定が楽。それでいて、そこそこいい音が出る、キャビネットとマイクの組み合わせの種類がかなり多い)
それで4年ほど頑張ってきたんですが、最近マンネリを感じて新しい空気を入れたかったためこの記事の表題に至った次第です。
今回において音源、アンシミュ共に求めた条件は

・痒いところにまで手が届くような細かな設定ができる

・それでいて操作がしやすい。(直感的な操作のしやすさ)

に該当するものを探していました。横着すぎんだろ。
ちなみに今まで使ったことあるアンシミュの個人的感想

・IK multimedia Amplitube:言わずもがな老舗のアンプシミュレータ。実際のギタリスト向けって感じでマイキングやら細かいセッティングが可能。音のリアルさや設定の作り込みは本当すごい。Heavyさを求めて追加パッチ入れるとそこそこ高い。やっぱり音は良い。定期的に行われるグループBuyという皆で纏め買いするイベントに便乗するとお得。

・softube Amproom:持ち前のハードウェアモデリングの技術で実際のアンプメーカーから公認を受けるくらい、新興の割に(発足2003年)実力派メーカー。音の再現率は良く、動作も軽くプリセットでの絞り込みもしやすい。アンシミュ以外にも個性的なDTMプラグインを作っているのでこちらはサクッと軽く作るDTMer向けって印象でした。プリセットが豊富で音の傾向がタグで分類されているので使い方も直感的でわかりやすい。マイキングとかはすごく簡素化されているが、それでもちゃんとした音が出るのはさすが。メタルもやるしハードロックもやるって人向けかなと感じた。アンシミュとしては安価なのでコスパは良い。あとはインストールが楽。(ディレクトリとか設定しておけば購入すると専用のローダーでDLとインストールを自動でやってくれる)※要ilokアカウント

・新たなアンシミュとの出会い
きっかけは10月3日(日曜)の朝
実は以前にAuroraDSPが発売しているMammothというベースアンプを購入したメーカーからWEEKEND DEALSという販促メールが来ていたのを偶然サラッと見て、HPでラインナップも確認したところ新しいアンシミュがイントロプライスで$89から$40オフじゃないですか!販促メールについてたプロモコード「LOYALTY10」を使えば$10差し引いてほぼ半額以下じゃん!
Mammothの評価・詳細はこちらが詳しく解説しておられます


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というわけで新しいアンシミュを探していて、以前購入したMammoth というベースシミュが良い感触だったので早朝からmynewgear…してしまいました。

経済をマワしていこうな!使いすぎると首がマワらなくなるけどな!

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IRパック2種にアンシミュ一個$34で日本円でおよそ3700円ってこんなに安くていいの?採算取れるのか不安になる安売りってあるよね…新興メーカーらしいので応援したいところです。とりあえず軽めのザクザク音で試し打ち。4x12の太い音と比べて専有する帯域幅狭くてがMIXが楽ですね!個人的には好感的な音です。


トライアル版もあるので気になったら是非



・実際に使用したレビュー

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見た感じは割とシンプルですが全部で6つのセクションに分かれています。
1:IN
2:PREAMP
3:EQ
4:FX
5:cab,IRローダー(インパルスレスポンス=機材の特性や音のキャラクターをwavデータに格納したもの)
6:OUT
以上の6セクションが上記の画面に格納されていて△▽ボタンクリックすると細かい設定=セクション画面がポップアップして設定を詰めていく形になります。

・各セクション詳細(マニュアルから翻訳・引用します)

1:IN

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・インプットボリュームと音のキャラクターを3種類から選択

入力ノブは、入力レベルを調整します。
入力信号の調整には、スムース、ノーマル、ホットの3つの方法があります。
- Smoothは、高音域のロールオフを緩やかにし、明るい楽器に適しています。
- Normalは信号に何の影響も与えません。
- Hotは、2Kのアグレッシブなトップシェルフで、アタック感や透明感が必要な場合に信号をブーストするのに使用します。
明瞭さが必要な場合に信号をブーストするために使用します。
このセクションには、0から-88dBまでのゲートが含まれています。入力信号のビジュアル表示を使って
アタックノブとリリースノブを使って、信号に合わせてゲートを調整します。
最後に、底面にはハイパスフィルターがあります。これは、入力信号のフィルターで、信号からローエンドのゴツゴツした音を除去するために使用します。
必要に応じてスロープを使って、よりアグレッシブなカットをすることができます。

2:PREAMP

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上部にある◎で選択する4つのアンプタイプと、4つの音の方向性、ドライブ具合とMIX量の調整、その下にトーン調整。

4つのプリアンプはそれぞれRHINOの中で色分けされているので、どのプリアンプを使っているのかが一目瞭然です。
がわかるようになっています。
- レッド(Rivera Knucklehead)は、4つのプリアンプの中で最も汎用性が高く、クリーンなトーンからクランチ・スタイルのトーンまで対応できます。
特にブーストしたときに効果的です。必要に応じてブライトモードで空気感や輝きを加えることができます。
- イエロー(Cornford Roadhouse 30)は、チューブ・ディストーションを扱うことができ、あらゆるタイプのモダン・ロック・トーンに適しています。
ロック・トーンに適しています。もっとゲインとサスティーンが必要な場合は、Boostモードをオンにしてください。
- ブルー(改造されたMesa Roadster)は、ハイゲインがお好みの方にお勧めです。これは重厚なボトムとパンチの効いたミッドがミックスを引き締めてくれるでしょう。ヘッドルームモードを使えばゲインをさらに上げることができます。
- Orange(Victory Kraken)は、すべてのプリアンプの中で最もミッドレンジにフォーカスしており、非常にアグレッシブです。これはリードがミックスを切り裂くのに最適です。この2つ目のモードは、異なるボイシングで
音色の選択肢が広がります。
プリアンプ・モジュールには、機能満載のペダルボード・セクションが含まれています。その内容は
- スクリーム
o これは、おそらく史上最も認知度の高いギター・エフェクトをベースにしたもので、思った通りの効果を発揮します。
思った通りの効果が得られます。
- Brute
o 8弦ギターをお持ちの方で、何をしても濁りすぎてしまうという方はいらっしゃいませんか?これがあなたの
答えです。Bruteは、低音と高音を調整できる23dBのブーストを行います。
- ファズ
o 汚れやノイズが気になる?Fuzzがあなたをカバーします。クランクアップして、歪みの壁を楽しんでください。
- プッシュ
o 信号のダイナミクスを維持したいときに使用するコンプレッサーです。
これらのペダルはすべて、互いに並列して使用することができ、対応するAMOUNTで信号内の各ペダルの量をコントロールできることも忘れてはなりません。
また、各ペダルの右側にあるAMOUNTレベルで、信号に含まれる各ペダルの量をコントロールできることも忘れてはなりません。
プリアンプモジュールの最後を締めくくるのは
- セカンドモード(右側)
o ここでは、4種類のプリアンプのファーストモードとセカンドモードを選択することができます。
- ドライブ
o ここでは、信号にどれだけのドライブを加えるかをコントロールします。
- ミックス
o このセクションでは、影響を受ける信号の量をコントロールします。
- EQセクション
o ハイパスとローパス、そしてロー、ミッド、トレブルの3つのトーンポットを備えています。

僕がよく使う設定はブルーアンプ、ペダルはブルート以外でアマウント7固定が多いです。
ドライブは3-4くらいの歪でMIXは70%に抑えます。

3:EQ

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各セクションにトーンコントロールする箇所が多いのでEQは4バンドと少なめです。その代わり右側にMatchingEQが備わってます。

EQをオンにしてGetToneを押すとその時鳴っている音を(リファレンス用の音源)をキャプチャしてEQカーブを取得します。ここでは、他のEQプラグインでは考えられないような、すべてのEQの動きとオプションの拡張表示と機能があります。
ここでは、他のEQプラグインと同様に、すべてのEQ機能が表示されています。
しかし、その右側にはEQ MATCH機能があります。RHINOはこの機能もシンプルにしています。
マッチ機能を使うには
EQを使用するには、以下の手順に従います。
1. ON "の文字をクリックして、EQモジュールを起動する。
2. Get Tone "をクリックします。
3. あなたのギター、または以前に録音したDIを希望のトーンで演奏してください。
4. MATCH "をクリックする。
5. どの音色にするか選びます。1、2、3のいずれかを選択します。
6. 6. 音色に挿入したいマッチングの量を選択する。(10段階)

4:FX

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よくある1:コーラスやモジュラー系エフェクトと2:ディレイ等空間系なので割愛。なにげにリバーブIR対応。

5:cab,IRローダー

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音創りの締めのセクション。IRを読み込んだり最終調整する箇所
4箇所ある+ボタンを押すとIR読み込みウインドウが開く。
下部にFlatやらRHYTHMやら文字がありますがサウンドの方向性する箇所で押すと調整してくれます。

キャビネット/パワーアンプモジュール
RHINOのもう一つの特徴は、キャビネット/パワーアンプモジュールです。
このセクションでは、あなたのギターのサウンドをさらに定義し、調整することができます。
いつものように、右上の矢印をクリックすると拡大表示されます。
このモジュールでは、ギター・トーンの音色面を簡単に素早く調整することができます。これはインパルス・レスポンスの使用と選択に
インパルス・レスポンスの音を表す論理的な名前を
音色を見つけるのが非常に簡単になりました。
拡大表示では、さらにカスタマイズが可能で、音色をさらに進化させることができる3つの周波数帯域があります。
さらにカスタマイズできます。
- Pres
o ギターの8kHz領域を調整します。
- Reso
o ギターの120Hzの領域を調整します。
- Hot
o あなたのギターの1kHz領域を調整します。
この下に、フラット、スタジオ、ライブの各設定があります。
- フラット
o この設定では、パワーアンプの特性は追加されません。
- スタジオ
o フラットとAPIプリアンプのトーン特性の組み合わせを追加します。
- ライブ
o チューブパワーアンプの特性を持ち、中域を抑え、低域と高域を強調しています。
右側には、4つの異なるインパルス・レスポンス・リージョンがあり、インパルス・レスポンスの音色を表現する様々な形容詞を選択することができます。4つのうちの1つ、または4つすべてを使用することができ、マイクの位置をシームレスにドラッグして、目的に合った音色を見つけることができます。最後に、下部には、リズム、クリーン、リード、カスタムのいずれかを選択して、タイプに合わせてあらかじめ選択されたいくつかのインパルス・
レスポンスを設定することができます。(翻訳するとかえってわかりにくいっすね)

6:out

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出力に珍しくリミッターついてます。色のついたスライダーを下げるほど出力が増えます。Tightはマルチバンドコンプです

ここでは、RHINOがミックスに送るものを最終的に決定するのに役立ちます。このモジュールは、プラグイン全体の出力をコントロールすることができます。外部処理を必要とせず、プラグイン全体の出力をコントロールすることができます。
たとえ何もなくても、すべての処理をRHINO内で行うことができます。
スモールビューでは、リミッターや「TIGHT」で即座にダイナミクスをコントロールできます。
Tightは、80~250Hzの低域を低減するマルチバンド・コンプレッサーです。
ご存知の通り、OUTフェーダーはDAWに送られる最終的なボリューム信号です。
DAWに送られる最終的なボリューム信号です。
拡大表示では、リミッターのリリースタイミングを変更することができます。

・使ってみて
直感的操作でわかりやすいアンプシミュレーターです。シンプルだけど細かいところまで調整が効くところが購入の決め手でした。あと値段。これだけ高機能なのになんと値段はイントロプライスでおよそ半額の40$…
DemosongでHELLRAZERIIIとRHINOの組み合わせサンプルを上げておきます。


IRって持ってないよって方、安心してください数ドルで買えます。



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