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介護タクシーは個人事業か法人設立どちらがベスト? 法人だからできることは


個人事業主からのスタートで問題ありません。最初から法人設立なんて考えないほうがいいです。


介護タクシーを始める方の動機にはいろいろありまして、

・親の介護を引き受けている中で車椅子ごと入ってラクに移動を提供できるタクシーに興味をもった
・人間関係のトラブルで退職した看護師のスキルを活かして独立したい
・バス運転手として勤めた経験を介護タクシーで活かしたい
・施設によく来る緑ナンバーの福祉車両に興味を持って乗務員に話しかけた
・障がい者の社会参加に関する移動や高齢者への移動の不便を目の当たりにして

などなど。


私が過去にセッションを提供してきた方からの起業への動機をお伺いして、それらを凝縮してなるべく短く表現すると

職場の人間関係に疲れた 一人で起業できて障がい者高齢者に喜ばれるビジネスに挑戦してみたい 

となります。


動機が固まったらビジネスの形態をどうするかですよね。
法人か個人事業か。

で、冒頭でも言いましたが個人事業主からで問題ありません。


介護タクシーを開業するのに法人でなければならない…なんてことはないのです。申請書類や事業資金計画に不備がなく法令試験をクリアして、運輸局から許可証もらって税務署に開業届だせばその日からビジネススタートできます。

一時期界隈をにぎわせた「介護保険介護タクシーで安定収入!」をどうしてもやりたいなら法人設立が大前提ですが。過剰にあおって開業申請報酬をねらった士業および関係者は今も元気に息してますか?



冒頭タイトルの「…どちらがベストか?」という投げかけの真意は、あなたは介護タクシー運行以外の収入も視野に入れていますか?ということを示唆しています。


今まで会社員勤めや様々な個人事業にトライしてきた。余生は介護タクシー1本で生活できればそれでいい という方は個人事業主のままでOKです。というか法人設立なんて考えちゃいけません。始めるときも辞めるときもメンドクサイだけなんですから。


法人設立を検討するときはどんな時?


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