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サンタクロースの贈り物

聖夜の贈り物はカップルのためにあるんじゃないんだ。

サンタクロースが夢見る子供へプレゼントを配ってくれる日だぞ。

子供の頃はサンタクロースを信じてた、多分。

物心着いた頃クリスマスにサンタクロースがプレゼントをくれるのが楽しみで、夜中2時位まで起きてたことがあった。結局サンタクロースは見つけられなかったな。

だけど、枕元にはちゃんとプレゼントが置いてあって、驚いた事を思い出す。今思えば両親も頑張ったんだなと感心するな。

しかしプレゼントのセンスが子供心を一気に現実に引き戻してくれたよ。

そのプレゼントが二宮金次郎の本って、そうです。小学校なんかによく薪を担いで勉強する二宮金次郎の像が置いてるやつね。

そんな本を仕方なく読んで、なんとつまらない本だったと子供の頃思った。それ以来本なんて読むもんじゃないとずっと思っていたよ。本を読むのは何かの鍛練の類いにずっと思ってました。

本を読まないから漢字も苦手、「田舎」をタンボと読んでみたり、先生に気持ちは分かると言われたな。

とにかく、親の意図するところは完全に裏目ってしまったのだ。

本屋に行く時は週刊少年ジャンプを買う時だけ、漫画は絵で分かるからいい。
しかも面白い。
本を読むやつの気が知れなかった。
みんな夢中でジャンプ読んで、キャラクターをノートに書いて見せ合いをしたものだ。

本とは全く無縁の幼少期を過ごし、ゲームに夢中になっていた時だったな。友達から「ゲームの達人」と言う本が面白いと云われて一秒間に百連射する高橋名人を連想したっけ。

ゲームの達人どんなやつだ位の感覚で本を読み進みると一向にゲームの達人出てこないし、普通の小説だった。

だけど、続きが気になるハラハラドキドキ、人の人生をゲームと表現するのか、内容も展開もテンポも良く、飽きさせない。

はじめて小説が面白いと思った。そりゃ世界中のベストセラーになるわ。

本屋に行ったら、シドニーシェルダンの本が山積みだったのを良く覚えてる。

それから、人に薦められる本を何冊か読んでみたが面白いと思えるものは無かった。小説と云っても内容は様々で退屈だと思った。やっぱり漫画の方が面白いのすぐ分かるし、好きだったな。

なんの因果か二つ上の兄は二宮金次郎に由縁んのある学校へスポーツ推薦で行ったから、笑ってしまった。両親の執念なのか?兄は全く勉強はしなかったけどね。
学校の先生に「お前達将来何で飯を喰うつもりか」と叱られると必ず決まり文句で「箸で食う、箸で食う」とふざけていたのを思い出す。

とにかくクリスマスの贈り物にはお気を付けて😉
カップルのことは知らん!



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