勇敢なふりをすれば、君は勇敢になれるんだよ。
9/16 キャッチミーイフユーキャン再演をみてきました。
2年前の初演時、学生最後の年に狂ったように通ってたことを思い出しながら今回は1度だけ、オリ劇で観劇しました。
(終電ギリギリチャレンジでカテコ終わり飛び出しで予約したタクシー乗ってて、もはや私が演者かと思う動きだった)
前回よりも岩本さんのお芝居に遊びが増えていて、舞台としてより熟した感じがしました。
今回もフランクは最高!まさにブロードウェイだなあという感じの作品で、華やかで哀しみや切なさも描きながらハッピーな、観後感(言葉としてあってるかわからないが、読後間の観劇版だと思ってください)が良い舞台でした。
世界観が個人的にとてもタイプで、大好きです。
また来年以降再演してほしいなぁ。
この作品でわたしが一番好きなフレーズが、
タイトルにもあげた「勇敢に振舞えば、君は勇敢になれるんだ。」です。
前回の時もいい言葉だなって思ってたけど、今回改めてすごく印象に残った理由があって。
あのセリフを1回目にいう時の直前のブレンダのセリフが「誰もわたしの言うことなんて聞かない。みんな自分が正しいと思ってる。」みたいな感じなんですが、これと全く同じことを自分が少し前の上司との1on1で言ってたのがフラッシュバックしたんですよね。(まじで一言一句身に覚えがあるセリフすぎてびっくりした)
だからなんか、自分もフランクにそう言われたような気がしてきて。
ブレンダがフランクに惹かれ出す最初のきっかけがあのやりとりだと思うんですが、そこにすごい感情がシンクロしてしまったんです。
「誰かを説得したい時は、自分がそのことに確信を持っているように見せるべきだ。自信があるように振るまえば、自信が出てくる。恐れていないようにしていれば、怖くなくなる。」
(記憶呼び起こして書いてるので微妙に違うかもですが)
フランクがしていることは嘘だらけですが、嘘をつき続けるベースにあるこの信念は、彼の中で嘘ではないんですよね。
「家族」を取り戻すため、お父さんをまた幸せにするために、自分にそう言い聞かせて嘘の中で「勇敢に振る舞っている」。
だからこそ、その言葉がブレンダの心を動かし、彼女は彼の嘘に気づいてもなお「彼がわたしに自由をくれた、だから今度はわたしがあげるの」と歌うのだと思います。
だからわたしも、この素敵な舞台の再再演を心待ちにしながら、
今より少しだけ勇敢なふりをして生きてみようと思います。
色鮮やかに生きるぞー!!
…フランクほどは無理だけど、まあほどほどに笑
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