犬や猫は人間にとって「最後の友達」〜山田あかねさん
”犬のためにできることを何かしたい”
そんな思いでつながった出演者・スタッフが集結して生まれた
名前のない犬たちと、彼らを救い出す人々を描いたドキュメンタリードラマ。
「犬に名前をつける日」
動物愛護センターに収容されている犬たちや、2011年の東日本大震災で福島の原発20キロ圏内に取り残された動物たち、なんとか動物をレスキューしようと奮闘する人間たちのリアルな映像が、明日にはもう消えてしまうかもしれないギリギリの命とともに緊迫感として胸に迫ってきました。
この映画の監督をつとめたのは、「犬部」の脚本を担当した山田あかねさんです。
山田さんは、2010年秋に愛犬を亡くし、「犬の命」をテーマにした映画を撮ろうと思ったのだそうです。
山田あかねさんの存在を知ったのは、青山学院大学の動物愛護団体の学生さんが主催した YouTube対談を観たのがきっかけでした。
「犬部のモデルとなった獣医師(太田快作さん)と脚本担当(山田あかねさん)と語る”私たちと動物のこれから”」
”犬猫ものをヒットさせるために、動物愛護的なシビアな内容は嫌われるとTVエンタメ業界にいてわかっていたし、だからといって、犬猫青春ドタバタ喜劇のようなものは描きたくなかった。厳しい動物愛護業界からの指摘も予想されるだろう。”
山田さんはこのような考えから、一度は 映画「犬部」の脚本担当を断ったそうです。
再度オファーを受けた際に、
「動物愛護をしっかりと伝える覚悟はあるか?」
とプロデューサーに問い、引き受ける覚悟を決めました。
また、「動物と人間の共生について」世界観をこう語っておられます。
”犬や猫は、人間にとって「最期の友達」になれるものたちだ”
”救いを求めている人に動物は寄り添ってくれる”
多頭飼崩壊をおこしたり、人間にはどうにもダメな部分もある。でもだからといって、ダメな人間は飼ってはいけない、条件が揃った立派な人だけが動物を飼えるというのは違っている。
たとえ高齢でも、生活が苦しくても、動物と暮らせる世の中になってほしいと思うのです。
弱い人が弱いまま、他の人に攻撃されずに生きれるような社会がいい。
動物たちが、私たち人間に与えてくれる幸せや喜びは大きいから。
狭く深い意味での人間の本当の友達(親友)なら、私にはいないかもしれない。
ペットは、ごはんを作ってくれたり掃除をしてくれたりするわけじゃないけれど、自分がどんなに惨めな姿になっても、無条件にそっと寄り添ってくれるのは人間じゃなくて犬や猫たちなのだろう。彼らの愛のパワーは凄いんだから。
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この記事を書いているときに、ビッグなニュースが飛び込んできました!
嬉しい〜〜〜おめでとう〜〜〜
「ザ・ノンフィクション 花子と先生の18年〜人生を変えた犬〜」
が、ニューヨーク・フェスティバルで銅賞
映画「犬部」の主人公・太田快作 獣医師と愛犬「花子」のお話です。
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