16ビートパラディドル奏法の実践例題集③ ~こんなときどうする編~

前回の実践例題集② ~応用パターン編~ では様々なメロディリズムパターンへの対応方法を紹介しました。今回はさらに実践的に考え、「コードチェンジが速いとき」「コードのボイシングと弾きやすさ」といった、コードが具体的に演奏時にどう影響するかという話を解説します。また最後に1曲を通して16ビートパラディドル奏法を使った総合的なアレンジの実践例を紹介します。

Ⅰ.コードチェンジが速いとき

ここまで暗黙の了解のもと進めてきたことがひとつあります。それは「コードの変わり目では頭でベース音を鳴らす」ということです。

頭でベース鳴らす

「頭でベース音を鳴らし→その後スムーズに1オクターブ程度上に移動し→パラパラを作る」という流れは今まで見てきた通りです。

ここで問題となるのがコードが頻繁に変わる曲の場合です。実はいままで紹介したパターンは1小節(すなわち4拍分)の間同じコードが続いてくれているケースでしか使えないのです。

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