食わず嫌い
ワタクシは偏食談義に加われない。
傷んだホワイトアスパラを食べて苦手ではあったものの、普通に出されたホワイトアスパラガスは美味しかった。傷んだものやヒドイ味のゲテモノはノーカンだとすると、食べられないものは無いと言える。
貝が苦手~とか、レバーが苦手~とか言ってみたいもんだ。
幼少の頃、ちょっとプチ虐待を味わったせいなのか、口に入るものは少々不味くても飲み込んでしまう習性がある。だから空腹が苦手、寂しくなる。
父親の影響もあるかもしれない。
自衛隊の落下傘部隊のエースであった父親も、ヘビだろうがカエルだろうが何でも食べるヒトだった。たくましい胃袋をしていた。ついでに浴びるように酒を呑み、ヘビースモーカー。(酒は強くはないが長く飲む)
そんな父親だったが、唯一食べられないのが玉ねぎ。
落下訓練時に小隊が流され、森で遭難しかけたところ手近な食糧で飢えをしのいでいたが、目が飛び出るほど飢餓状態になったらしい。(戦後の時代)
命からがら玉ねぎ畑に到着し、同僚たちが玉ねぎをむさぼり食べてる横で「オレは玉ねぎ嫌いだからイイや」と食べなかった。
これぐらい強い意志でなければ、嫌いな食べ物とは言えないんじゃないか。
おかげで嫌いなものは無いと断言できる男に育ったと思う。ありがとうお父様。あんだけタバコ吸ってたのに、肺がんにもならず80を超えて元気なのもどうかと思うが。(ワタクシはタバコ吸わない)
ちなみにカレーに入っている玉ねぎは気づかずに食べているので、偏食なんてものはいい加減なもんだとも教えられた。
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