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公開制作12日目(2.12)

【公開制作12日目】
午前:屋上のドローイング制作。ケント紙に薄く解いた油絵具を染み込ませる。絵がろう引きの紙のように少し透けて、光を含む感じになる。白を乗せ淡くする。
お昼:スーパーで買ったカレー。
午後:来客4名。

【本日のお客さま】
12-15組目のお客様、Yさん、Nさん、Tさん、Sさんが訪問。

15組目のお客さま、SさんによるテーマA「お守りに関する話」。蛇腹折の小さな紙が黒いケースに入っていた母からもらったお守り。ケースは革っぽい素材でボタンと紐がついていた。お寺でもらったのか?どうやって手元に来たかはっきりとは覚えていないが、これがあれば守られると10年くらい(高校生くらいまで?)勝手に思っていて、常に持ち歩いていた。何回かどこかに忘れてしまい、忘れ物センターに取りに行ったこともある。確か(うろ覚え)。なくしたときは悲しかったかと尋ねたが、多分、でも覚えていないようなコメント。特段お守りがあって助かったかなどの具体的なエピソードを尋ねても覚えがないとのこと。

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物そのものが何なのかをよく分かっていないのに、持っていること自体がお守りだという話はこれまでもたびたびあった。
また、この場合Sさんのお守りへの執着はもう残っていないため、私自身もお守りを描くのには違和感がある。
ちなみに他の方のお守りのお話だと失くさず手元にしっかり残っていることも多く、現物があるために物自体をドローイングに描くのはしっくりこない、というパターンもある。
また、そのことに関する視覚的なエピソードも特にないのでやはりドローイングのイメージがうまく浮かばない。
質問が悪いのかもしれないと思うが、お話しそのものは確実にその人の基盤になるような素晴らしいものだと聞きながら思う。また近いエピソードを持つ人がいたら語ってもらい、語り手の様子やエピソードの差異を観察することにした。

【全景】

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