どうしてあなたは“引き寄せられない”のか ~お金の悩み編~
今、このnoteを読んでいる人は、きっと今までに“引き寄せの法則”という言葉を聞いたことがあって、そのなんとも言えない魅力に取りつかれている人なんじゃないだろうか。
引き寄せの法則というのは、ジョセフ・マーフィー、ちょっと前になるとロンダ・バーンの「ザ・シークレット」が一番の有名どころだ。ちょっと書き口は違うけれども、ナポレオン・ヒルの自己啓発の名著「思考は現実化する」もこの「引き寄せの法則」の一つと言える。
引き寄せの法則というのは、言ってしまえば『人生は自分の考えたようになる』というもので、たとえあなたが悪いことを考えていたとしたら、その悪い想像が人生では実現していくという考え方だ。いままでの人生で、何かの危機に直面したとき、例えば、受験の際に「もしかしてこの第一志望校に落ちるんじゃないか」という考えに誰でもとらわれたことがあるだろう。こんなときに、引き寄せの法則によれば、落ちる落ちると考えていた人は、実際に落ちてしまうし、その逆に必ず第一志望校に受かるんだ!と考えていた人は見事合格することができる。つまり、自分が考えた結果を引き寄せたのである。
あなたが望む望まないにかかわらず考えていることが実現する
この一行に引き寄せの法則のすべてが詰まっているといえるんじゃなないだろうか。
引き寄せの法則によれば、ご機嫌でなんだか楽しいことを考えていれば人生はその通りご機嫌なものになっていき、ネガティブなことばかり考えていればこれまた人生は考えた通りになっていく。
じゃあまてよ?
ご機嫌なことばかり考えていたら人生はその通りになるんじゃないか?
これに気づいた人は勘がいい。その通り、お金も、理想の生活も、素敵な彼氏も、自分が望めば引き寄せることができる。まさに思考は現実化するのだ。
考えまくればいい。
とにかくひたすらポジティブなことを考え、理想の生活、理想の伴侶、とにかく脳がちぎれるほど考えれば、宇宙の力があれよあれよとかなえてくれる。
しかし待て待て、それは本当か?
と、普通の人ならここで冷静に立ち止まることができるだろう。
引き寄せガール
どうしてだか、ことに女性の場合はこういった類に関して愚直に信じてしまう性質がある。引き寄せの法則にハマってしまった女性のことを私は
『引き寄せガール』
と呼んでいる。引き寄せガールは得てしてスピリチュアルにもはまりやすい。
日本で有名な引き寄せガールと言えば道端ジェシカだろう。日本のモデルであるが、F1のレーシングドライバージェンソン・バトンと結婚した(後述するがその後離婚している)それまで、F1ドライバーと結婚できた日本人女性と言えば、国民的アイドル後藤久美子と、トップテニスプレイヤー世界の伊達公子だけである。それが一介の日本のモデルに過ぎない道端ジェシカがどうして結婚できたのだろうか。その秘密は、まさに引き寄せの法則にあった。ジェシカはハードな引き寄せガールだったのである。
ジェンソン・バトンと一回別れたジェシカはスピリチュアルに傾倒する。ジェシカはがんばった。ヨガをやりパワーストーンを買い、一心にジェンソン・バトンの心を取り戻すことだけを引き寄せた。その結果、二人はよりを戻し、長い交際を経て結婚することになる。ここまでなら、ジェシカは引き寄せガールの金字塔になるべく存在になれただろう。しかし、その後この二人はあっさりと離婚してしまった。どうして?ジェシカ?あなたはF1ドライバーと結婚して、自身も美しく、贅の極みを尽くした生活を引き寄せたんじゃないの?
ジェシカが引き寄せたのは、新婚旅行で宝石を盗まれ短い結婚生活を経ての離婚だった。
果たしてそれはジェシカが望んだことだったのか?ハードな引き寄せガールであるジェシカは、自分の人生がこうなるように望んだのか?
答えはノーであり、イエスである。
ここで前の一行に戻らないといけない。
あなたが望む望まないにかかわらず考えていることが実現する
ジェシカは自分が「考えていた」ことに気がつかなった場合がある。
なんだって?自分が考えていたのに気が付かないなんてどういうことだ?
ここにあなたが“引き寄せられない”理由につながってくる。
引き寄せられないあなたを支配するもの
なにか自分にとって都合のいい、理想の状況を『引き寄せ』ようとしてもきっとうまくいかずに、形は違うけれどもいつもと同じ結果になった覚えはないだろうか。
学生時代にいじめられていた子は、また職場でも同じ目にあう。
こんな状況は嫌だと転職しても同じ目にまたあってしまう。
心の中では「こんな状況は嫌だ」と望んでいても、実際にはまた同じ状況を「引き寄せて」しまう。これは何故なのか。
1回起こったことは『偶然』で
2回起こったことは『パターン』で
3回起こってしまったことは、それは『何か』だ。
この何かとは人によってはこの『何か』を運命という。
しかし、運命だと言ってやみくもに恐れる必要はない。運命と呼ばれるものを探しだし、名をつければ、それはやがて運命ではなくなる。古典的ファンタジー『ゲド戦記』ではその第一章で魔法使いの主人公ゲドが、自分の傲慢さから呼び出してしまった闇の魔物におびえることになる。しかし、ゲドはその闇の魔物に自らの名前を付け消滅させる。またハリーポッターでは、悪役である『ヴォルディモ―ト』を多くの魔法使いは名を呼ぶことすら恐れていた。これもまた、名を呼ぶことを恐れないハリーポッターが対峙することになる。
あなたが「理想の生活」を引き寄せることを遮るヴォルディモ―トは一体なんなのだろうか。
このnoteではあなたが今まで気づけなかった本当の理由について書いていく。まずはみんなが気になっているお金の悩みについてだ。
でもその前にヴォルディモ―トの正体について見ていこう。
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