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母は天然

私の母は、俗に言う『天然』です。

私や弟たちが芸人さんだったら、ネタの宝庫になっていたことでしょう。

宝の持ち腐れですね。

BBQ

先日、河原でBBQをしました。

天気はいいのですが、風がめちゃくちゃ強い日でした。

新しく買ったテントをデビューさせたのですが、なかなかの風なので、少し早めに片付けようということになったんですね。

風が少し弱まった隙を見て、「今だ!」と片付けに取り掛かります。

大人が4人いたので、それぞれ1つずつ脚を持つ空気だったので、私も空気を読んで脚を持ちました。

すると、母、何を思ったのか、不思議なことを言い出します。

母「じゃぁ、お母さんが、風とめておけばいい?」

はい?????

弟「あー、、、、、じゃ、とめておいて(笑)」

とめられるか!!!

てか、「じゃぁ」ってなんなん??

どうやって風をとめるつもりだったのでしょうか。
本気だったのでしょうか。

今でも謎です。


スーパーカップ食べたい

あれは私が高校生の頃の話です。

アイスが食べたくなったので、冷凍庫を開けたのですが、食べたいアイスがなかったんです。

なので、母に言いました。

私「スーパーカップが食べたいから買ってきて」

母「わかったー」

母と娘の他愛もない会話ですね。

しかし、何日待っても、スーパーカップが補充されません。

忘れてると思い、もう一度、母に伝えました。

私「スーパーカップ食べたいから買ってきて」

母「買ってきたよ」

私「え?ないよ」

母「買ってきたよ」

どう見てもない。

私「誰か食べたのかなー」

母「あるよ。ほら」

と差し出されたのは、スーパーカップ。

カップラーメンの方のスーパーカップ

そっち!!?

冷凍庫開けて「スーパーカップ」食べたいって言ったんだから、アイスの方じゃない!?

母「食べたいって言ってたのに、なんで食べないんだろうと思ってた」

食べたくないもん。


紅茶

私は紅茶が好きです。

実家に行くと、母がよく紅茶を出してくれます。

なぜか母の淹れた紅茶やコーヒーって、砂糖の塩梅がよくて美味しいんですよね。

その日もいつも通り紅茶を出してくれました。

飲むと、面白い味がします。

私「ん?なにこの紅茶」

母「いつもと同じ紅茶だよ」

私「面白い味がするけど。。。。。もしかして、塩入れてない?」

母「あ!ごめーん!淹れ直すね」

と、新しく紅茶を淹れ直してくれました。

私「うん、塩だね」

母「えー!!あー!そうだわ!」

実家には『SALT』『SUGAR』と書かれた瓶があるのですが、なぜか逆に入っています(笑)

『SALT』には砂糖が、『SUGAR』には塩です。
使い始めるときに間違えてしまったそうです。

「あー!」じゃなくて、直せばいいのに。



こんなエピソードが腐るほどあります。

私だけでもたくさんありますが、弟2人と義妹を合わせると、4倍ほどのエピソードの量になるかと思います。

もはや本が出せそうな勢いです。

母が亡くなっても、語り継がれることでしょう。

よかったね、母。


しかし、最近、記憶力に衰えが生じていて、全然エピソードが思い出せない私。

けっこう本気で怪しくて、ついさっきまで考えていたことを忘れたり、道もよく間違えるようになりました。

目的地までの道順すらも浮かばなくなってきています。

ボケてきたのかな?






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