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大切なお知らせ


皆様に大切なお知らせがあります。

本日"AKB48 春コンサート2024 昼"にて
私、山根涼羽は KLP48 1期生 として
AKB48から移籍することを発表させていたただきました。

KLP48はマレーシア・クアラルンプールに
新しくできる姉妹グループです。

突然の発表となってしまい、申し訳ありません。

少し長くなってしまいますが
この発表までにかけた気持ちを読んでくださると嬉しいです。

今年に入り、このお話をいただいてから
AKB48にいる自分について、たくさん考えました。

私は小学生の頃から
AKB48がなによりも大好きでした。

マラソン大会を頑張れる理由がAKBのグッズで
新曲が出る度に友達と体育館のステージで
歌って踊ってAKBごっこをしたり
学校が終わった瞬間にすぐに帰って
画面の中のAKB48に夢中になっている日々。

大切にしていた習い事を
途中で抜けてまで行った全国握手会。

初めて会えたAKB48を見た時に
応援から夢へ変わりました。


7回もオーディションを受けたこと。

やっとの思いで届いた合格通知。

電車の切符の買い方すら分からず
16歳で兵庫県から上京してきたこと。

新幹線の窓から見える涙を流す母の姿に
本当にここへ来て正解だったのか、葛藤。

なにより、
大好きな気持ちだけで駆け抜けてきたこの7年。

人生をかけてAKB48でアイドルをしてきました。


アイドルをしていると
できないことが多いことはもちろんあります。

それでも、そんなのもいらないくらい
AKB48というグループにも、メンバーにも、
人生をかけたいって思うくらい
私にとってはAKB48が全てでした。

AKB48での変わらない日常が好きで
そんな中で変えられないこの現状に
気持ちが揺らぐことが多かった数ヶ月。

自分じゃないどこかのせいにしてしまうことが増えてしまった日々も、変わっていくAKB48の中にいる自分の気持ちも、いつの日か気持ちを見て見ぬふりをして言葉をグッと飲み込むことが多くなったことも、周りにたくさんの人がいてくれている中でずっと感じてしまう孤独感も。

同情という気持ちを渡されることが怖くて
"悔しい"って言葉を出せず、流してしまったことも。

この恵まれた環境の中で
どんどん甘えてしまっていく自分にも怖くなりました。

そして、このお話をいただいたときに
AKB48の中で絶対的に必要な存在になれなかったんだな。それなら次に進まなきゃな。
と思ったのも決断をした大きな理由でもあります。


最近、自分をまず大切にしないと
誰にも大切にされる資格がないことを
生きていく中で知りました。

今回、自分が思った気持ちを
全て誤魔化さず、大切にした上で
KLP48への、海外への、移籍を決めました。

そして、AKB48に加入してから
"1期生"という言葉にずっと憧れがあり
でもそれはここにいる以上、叶えられない夢で。

自分の手で、自分の力で、
0から頑張らなきゃいけない環境の中で
腹を括ってグループへの責任感を持ちたいです。

自分の力でグループを大きくしたいです。

グループのために奮い立たせた行動が
自分が中心にいるグループに貢献されていく事実を
この目で見て、経験してみたいです。

どうなるかわからない不安ももちろんありますが
それ以上に新しく挑戦することへのときめきの気持ちや
どんな状況になってもAKB48で培ってきた経験で
自分のこの判断が、
"正解だったな、楽しいな"って思える方向へ
持っていく人生を楽しみたいなと思っています。

最後にファンのみんなへ 。

私がファンの方を糧に奮い立たせて生きている中で
みんなも私を生きる糧にしてくれていて
私に会えるから、私がいるからと
生きてくれていたみんなに
すぐ会える距離にいられないことが心配です。

ファンのみんなは私にとって
何にも変えられないくらい1番の
大切で、守りたくて、宝物みたいな存在になりました。

ひとりひとりへの気持ちは誰にも負けないし
誰よりもなによりも好きでいる自信があります。

そんな出会えてよかったなって気持ちにさせてくれた
みんなのことを1番に思って
この移籍についてたくさん悩みました。

みんなからのメッセージやファンレターを見る度
お話し会や握手会でお話する度に
ステージから見えるお顔を見つける度に
移籍を決めてからの日々は
真っ直ぐに見つめられなかった気がします。

みんながいるこの場所を離れたくない気持ちがどうにも勝ちそうで。

この数ヶ月、朝も昼も夜もしっかり考えたよ。
眠れなくて泣いてしまった日にも考えたし
20時間くらい寝て、健康な日にも考えたよ。

どれだけ考えても
この結果に辿りついたからこそ決めました。

私はずっとみんなの味方でいることを
伝えてきた日々やったからこそ
みんなも味方でいてくれて、そばにいてくれて。
でも今は、私の決断に
無理に味方でいなくても大丈夫やからね。

"アイドルの私"は続いていくけれど
まだみんなの気持ちがついていかないのも
十分に理解をしているので、ゆっくり、時間をかけて、
AKB48にいる時間を一緒に大切にできたらいいな。

今、紛れもなくはっきり、強く、言えるのは
KLP48 1期生として頑張りたい気持ちがあることです。

そしてどこにいても、なにをしていても
ファンの方への気持ちは変わりません。

ずっと大切で、私が生きていける理由です。

長くなりましたが
読んでいただきありがとうございました。

色々な詳細はまた少しずつお話していきます !

残りのAKB48としての山根涼羽を
どうか、よろしくお願いいたします。