ずん流「期待値」
ずんやで🤓
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あと、いつもいいねくれるひとありがとう!やっぱり反応があったら嬉しいしモチベーションも上がる!これからも「ずん」をよろしくやで!
さて、今回のnoteは「期待値」について。めちゃくちゃ大事だし「わいの考えやトレードの根本部分」のことだから適当には書けないから後伸ばしにしてた。
FXはあくまで投機だから株とは全く違う。この「期待値」を理解していなかったら安定して勝つことはできない。FXに限らず、スロット・競馬・麻雀・カジノとかのギャンブルで「しっかり勝てるひと」というのは必ず「期待値」を意識してるハズ。とんでもない運を持ってるなら別だけどw
ちなみにわいはギャンブルで期待値を学んだ。パチンコ、スロット、麻雀など、期待値を常に考えて立ちまわっていたから現在の自分がある。
今回は「ずん流としての期待値」だし、わい独自の考え方も入ってるから理解するのかなり難しいかも💦
できるだけ分かりやすく書こうと思ったんだけど無理だった🤣めっちゃ難しいから初心者は全然理解できないと思う。
難しいとこは飛ばしていいから、「基本的な期待値の概念や考え方」、「求めるべき理想の期待値」、「ありえない期待値の例」などの、分かるとこだけでも読んでみてほしい。いつかきっと理解できると思う。
まずは期待値という存在を意識し、自分が「期待値プラスのトレード」をできているか確認してほしい。
期待値プラスのトレードをひたすら継続できたら絶対に勝てるようになる。(当然だけどめちゃムズい)
ありえない期待値を追っちゃダメ。現実的な期待値をここで勉強して実際のトレードに活かしてもらえると嬉しいなあ。
今年こそ年末ジャンボ当たるよね?
追記:当たりませんでした(´;ω;`)ウッ…
期待値を考えることのメリット
期待値とはなんぞや?という前に、そもそもなぜ期待値を考える必要があるのかを説明しておく。
【期待値を考えないと安定して勝てないから】
基本的にはこれ。運まかせのギャンブルをするなら関係ないんだけど、勝ちたいなら絶対に期待値を極めるべきだと思う。極めるまでいかなくても基本的なことを知っておかなくてはいけない。
スロや麻雀や競馬やカジノ、勝ってるひと達は必ずといっていいほど期待値を意識している。とくにその道のスペシャリストは期待値の高いところをメインに勝負する。
ギャンブル(投機)は【リスクに見合ったリターンがあるのか】って考え方がめちゃくちゃ大事。でもそのリスクとかリターンってなかなか言語化や数値化ができないから、それを可視化したものが「期待値」。
本来見えないハズの勝率やリスクやリターンを数値化することで期待値を算出。そうすることで自分の行動が合理的なのかどうかを把握することができる。なるべくローリスク/ハイリターンの場面で勝負をする。ハイリスク/ローリターンの勝負を繰り返すと負けるのは必然。
なんとなくふんわりした情報ではなく、数値化した自分の期待値を知ることが重要。自分のトレードが「本当に優位性があるのか」というモノサシにもなる。
優位性があるなら続ければいいし、優位性がなければ改善する必要がある。そのためのひとつの指標が「期待値」という感じ。
では期待値について詳しく説明していく。
どうも、パチカスです✋
期待値とは
期待値とは・・・。
確率論において、確率変数の期待値(きたいち、英: expected value)とは、確率変数のすべての値に確率の重みをつけた加重平均である。確率分布に対して定義する場合は「平均」と呼ばれることが多い。
例えば、ギャンブルにおいて掛け金に対して戻る金額の期待値とは、戻ってくる「見込み」の金額である。(wikiより)
wikiさんよく分からん。定義をみたら「ネコちゃんおるやん」としか思わん( ΦωΦ )ニャンニャン ( ω ってオメガだっけ?)
確率変数の期待値とは、【ある試行を永遠に繰り返した時に得られる実現値の平均】のこと。
ちょっとだけかみ砕いてみた。サイコロを例にしてみる。サイコロの目って1~6まであるよね。
問1、サイコロを振って①が出る確率はどれくらいでしょう?
これはだれでも分かるよね。正解は1/6。16.66...%。
まあこれも一種の期待値。
問2、サイコロを永遠に振り続けたときの【1回あたりの出目の期待値(平均値)】は以下のどの数値になるでしょう?
①2.5 ②3 ③3.5 ④4
正解は③3.5
1がでたり6がでたりするけど平均値は3.5になる。②3と間違えたひとも多そう。裏表の目の合計が7だからその半分が正解。分かんないひとはとりあえず100回くらいサイコロ振って数字を記録して計算してみて。
最初はもちろん振れ幅があるけど、ある程度の試行回数があればだいたい3.5という数値に近づいていく。あとから説明するけどこれが大数の法則。
ではFXの場合の期待値はどうなのかというと【1回あたりのトレードで稼げるであろう金額の平均】ということによく使われている。
あくまで期待値というのは未来のことだから確定ではない。でも「このトレードを続けていたら1トレードでおそらく平均これくらい稼げるだろうなー」というのが期待値。
FXの期待値は「金額」か「獲得pips」で表現することが多い。
期待値=(勝率×勝ちトレードの平均利益)-(負率×負けトレードの平均損失)
これを計算すると期待値がでるけど、0を基準にしてマイナスとプラスがある。期待値がプラスなら今後ずっと勝つし、マイナスならずっと負け続ける。(最低でも100回以上のトレードで算出要)
たとえば勝率60%、平均利益1,000円、平均損失1,000円の場合の期待値は、0.6(勝率)×1,000-0.4(負率)×1,000=600-400=200円 となる。
1回あたり+200円というのが期待値だから、これを10回やれば2,000円だし100回やれば20,000円は稼げるであろうと予測できる。
pipsで考える。勝率50%、平均獲得pips20、平均損失pips30の場合の期待値は、0.5×20-0.5×30=-5pips となる。期待値がマイナスの場合、このトレードを100回続けると-500pipsとなる。
pipsの例で示したように、勝ちより負けの部分が多かったら期待値はマイナスになる。期待値がマイナスのトレードを繰り返していたら永遠に負け続けるだけ。
こういうnoteやブログをみただけで「勝てるようになる」と勘違いしちゃうひといるから一応言うけど、そう簡単に期待値をプラスにできると思わないでほしい。
現時点で期待値が0より大きければ「勝ち組」に分類される。FXでは「9割が負け組」なんだから、このnoteを見ているひとの9割は【期待値がマイナス】のトレードをしているハズ。
「期待値がプラスのトレードを継続することは非常に困難」ということを頭にいれとかないと、詐欺師の甘い言葉に騙されちゃうから気をつけてね。マジで。
ちなみに期待値を出すためには自分の「これまでの成績」を知る必要がある。
ほとんどのひとはそれすら知らないよね。
自分の「勝率」「平均損失額」「リスクリワード」「プロフィットファクター」などを言えるひとはごくわずか。
自分の成績を知らないのにどうやってFXで勝つつもりなのか教えてほしいくらい🤔
レポートついて知りたいひとはこのnoteを見てね。
有馬記念にぶっこむぜぇ!
期待値の一般的な考え方
「普通の生活をしていて期待値がプラスなことはほぼない」
まずはこれを頭に入れておいてほしい。なかなかこんなこと言うひといないと思うけどねw
一般人がなにかするときの期待値は基本的にはマイナスであり、プラマイゼロがちょろっとあるくらいで、プラスになることはほぼないと思っておいて。
これは資本主義の大原則。
期待値プラスは商売に繋がって金のニオイがするから一般人には関係ない。
まずは基本的に全てのギャンブルの期待値はマイナス。界隈全体でみると投資額より回収額が大きくなることはありえない(マクロ的視点)。もしもミクロ(局所的)でみたときには、「今日は勝った」とか、「このひとは勝ってる」とかは全然ありえる。
だけど、そのギャンブル全体として考えた場合は「参加者は絶対に期待値がマイナス」になる。ギャンブルは必ず胴元が勝つ仕組みになってるし、そうでなければ運営が成り立たないから潰れてしまうのは明らか。
参加者は確実に期待値はマイナスなんだけど、二元論的にいうと「胴元視点では圧倒的に期待値プラス」だからギャンブルそのものが成立する。だから「一般人では期待値プラスはありえない」という感じ。
具体例をだしてみる。これは還元率とか回収率とかいうんだけど、そのひとが投資をした額の何%が返ってくるのかという確率。多少のブレはあるけど基本的にこんな感じ。100万円つっこんで100万円返ってきたら期待値0。それ以下(99%未満)はすべて期待値がマイナス。やればやるだけ負け続けるのが普通。
基本的に日本のギャンブルは国が胴元として運営している。今後日本にできるカジノもそうだし。
競馬でいうと、売上の約75%を配当金として客に配ってる。これは「馬券として事前に集めた金(100%)」を「当たったひとに配当金として分配しているだけ(75%)」だから胴元としては完全にノーリスクで25%稼げる。
農林水産省の取り分は25%であり、やればやるだけ胴元が儲かるという仕組み。ギャンブルが開催されるかぎり胴元が負けることはありえない。(期待値プラス)
例えば有馬記念の1レースだけで売上が約500億円だから、レースに当たったひとに75%である375億円を再分配する。胴元は2分30秒のレースで125億円の利益になる。※実際は賞金とか運営費とか人件費もあるからもっと少ないけど一応こういう表記をしておく。
宝くじに100万円つっこんだら期待値としては46万円になって返ってくる。競馬と同じ仕組みだね。事前に金を集めておいて当選者にその金の一部を還元するイメージ。
宝くじはだいたい50%が胴元の取り分だから一番期待値の低いギャンブルだけど、2000万分の1の確率で億万長者になれるし、気軽に買えるから一番参加者の多いギャンブルとも言われている。もちろんわいも年末ジャンボ買った。だいたい毎回買ってるから今回こそ当たるハズ🤔
マメ知識だけど、日本の宝くじは江戸時代初期に大阪府箕面市のお寺で始まったとされるやで。
ギャンブルの期待値がマイナスなのは分かったと思う。もしも全部の客が期待値プラスなら胴元が赤字になるから当たり前だよね。では、「普通の生活をしていて期待値プラスはありえない」とは?
これはあくまでわいの持論だからあんまり気にしなくていいんだけど、例えば食事やショッピングなどもそう。
牛丼屋で牛丼を食べて500円というお金を払う。そのときに「牛丼に500円以上の価値はない」ハズなんだよね。期待値はリスクに見合ったリターンの割合。その牛丼にちょうど500円の価値があるなら期待値はプラマイ0(等価交換)。それ以下なら期待値はマイナス。500円以上の価値があって期待値プラスなら店の赤字。
その牛丼は材料費や人件費や家賃や光熱費を考えて500円という値段になっているから「期待値として払ったお金より得をすることはない」。もちろん、個人の主観とかを入れると「店員さんに気持ちいいサービスをしてもらったから満足度が高い」とかはありえる。〇食限定!!出血大サービス!!とかなら期待値以上の食べ物はありえる。
服とか鞄を買うときも同じ。払った金額よりも価値があることはほぼない。材料費や諸経費やブランド力などの合計がその値段。買ったものより価値があるなら店に儲けがないわけだし、転売なんかもしたい放題になってしまう。
レアなものにはときどきプレミアついたりするけど、それが普通だと思ったらいけない。わいの知り合いは15年以上前に福袋を買いまくってそれをバラ売りして荒稼ぎしていたことはあったけどそれは期待値プラスだった。
普段の生活でも期待値がプラスなんてありえない。せめて「等価交換」として期待値プラマイゼロがありえるくらい(客の期待値がプラスだと店としては赤字)。それなのに「FXでは期待値プラスを狙える!」とか簡単に考えてはいけない。
「でもスロットや競馬で勝ってるひともいるじゃん」ってのはまた別の話。さっき軽く書いたけどミクロ視点だと確かに勝てるひとは存在する。
スロットでいうと「イベント日のみに絞って高設定を狙う(入場抽選に外れたら打たないで帰る)」とか「夕方以降にデータを見ながらジャグラーの高設定狙い」とか「ひたすら各店舗の店内をまわって天井やゾーン狙いのハイエナをする」とか「パチンコで釘をみてボーダーを超える台しか打たない」とかの【期待値が高い立ち回り】をすれば勝てるようになる。それがプロ。
求めるべき期待値
なんか書くこと多くなりすぎてヤバイ。たぶんこのnoteでは伝えたいことの1/3も伝わらない純情な感情。って感じ🙄
ここまでで重要なことをもう一度言う。
・いま負けているひとは自分が【期待値がマイナスなトレードを繰り返している】という事実を受け入れて。
・普段の生活するうえで期待値がプラスになることはほぼないんだから、都合よくFXで期待値をプラスにできると思わないで。
めっちゃひどいこと言ってるみたいだけど核心をついているハズだから、まずは現実を受け入れて欲しい。そこから目を背けるといつまでたっても負け組。現実を受け入れたうえで今から改善すればいいだけ。
じゃあFXのリアリティのある【求めるべき期待値】とはどれくらいなのかを説明したいと思う。
でもその前に、ちゃんと期待値を勉強したいひとは最低限のスタート地点として、自分の勝率やリスクリワードを知らなきゃお話しにならないし戦略をたてることができない。レポートをだすとかトレードノートをつけて勝率やリスクリワードを計算して「いまの自分の期待値」を分析しなきゃいけない。
まあこんなこと書きながら思ってるのは「ぶっちゃけこのnote意味ないかも…。だってみんな自分の勝率もリスクリワードも知らないでしょ💦 レポートだしたことないひとの方が大半だし🙄」ってのが正直な気持ち。
FXのことナメてるわけではないんだろうけど、レポートだして分析するくらいは【基本中の基本】だと思ってる。安定して勝つためには自分のトレードを分析する必要があって、そのためのツールがレポートなんだから当然するべき。分析しないデメリットなんてない。レポートをだして分析するのはベターではなくマスト。
過去にも言ったけど、当たり前のことをするのは努力ではない。やって当たり前、やらなきゃ勝てないんだから普通はやるでしょ。いままで何十人と話してきたけど、自発的にレポートで分析しているひとは誰ひとりいなかった。そんな心構えで勝てるのはマグレ勝ち。
「自分の勝率とリスクリワードが分かっているという前提」だけど、今後どのくらいの期待値を狙えばいいのかという例をいくつか提示したいと思う。
あくまで「ずん流」としてのわい独自の意見だけどね。でも目指すべき目標としてはめちゃくちゃ理にかなってるハズだからぜひ参考にしてほしい。
①勝率60% リスクリワード1:1
②勝率80% リスクリワード1:0.5
③勝率40% リスクリワード1:2
結論からいうとこの3つのどれかを目指せばいい。というかどれかができるようになれば勝ち確。①②③の順番は狙いやすいであろう現実的な難易度。(ずん調べ)
ちなみにこの3つはすべて同じ期待値だからどれを選んでも全く同じ。自分に合ったスタイルでどれかを決めるといい。一番スタンダードな①を基準にして、勝率を優先するのか(②)、リスクリワードを優先するのか(③)という違いなだけ。※ちなみにわいは②を目安にしてる
一応軽く計算してみる。
①勝率60% リスクリワード1:1
100回トレードしたら60勝40敗。
リスクを1万円とした場合、リワードも同じく1万円。
60万円勝って40万円負けるからトータル20万円勝ち。
プロフィットファクター(以下PF)1.5 ※PF知らないひとググって
②勝率80% リスクリワード1:0.5
100回トレードしたら80勝20敗。
リスクを1万円とした場合、リワードは5000円で計算。
40万円勝って20万円負けるからトータル20万円勝ち。PF2.0
③勝率40% リスクリワード1:2
100回トレードしたら40勝60敗。
リスクを1万円とした場合、リワードは2万円で計算。
80万円勝って60万円負けるからトータル20万円勝ち。PF1.33
100回トレードしたらどれも20万円勝ちだから、①~③の全ては同じ期待値のトレードだと分かる。もちろん1000回やっても1万回やっても変わらない。期待値がプラスだからこの勝率とリスクリワードが継続できるかぎり永遠に稼ぎ続けることができる。
これがわいが思う「求めるべき理想の期待値」。
この期待値のトレードを継続することは限りなく難しいことだけど、狙うべき目標がないと適当なトレードになってしまう。
ひとつ注意してほしいのは、トレード前に狙う「理想の勝率やリスクリワード」ではなく、「トレードを終えた後の結果」での勝率とリスクリワードでなければいけない。理想と現実は全然違う。リアルトレードでは建値決済したりチキン利確したりするから。レポートをだしたあとの結果がこの期待値ならまず負けない。
まあアタマでは分かっていてもなかなか実際にこの期待値のトレードはできないよ。もしできてるならすでに勝ち組だからわいのnoteなんて読んでないハズ🤫
分かるひとはすぐ分かる。結局は期待値ってバルサラの破産確率なんだよね。いまは理解できなくてもいつか点と点が繋がって線になるときがくるから頑張ってほしい(Byコナン)
※期待値は同じなんだけどバルサラは複利で運用。
勝率が低いと破産確率が若干増えるけど誤差みたいなもん。
狙うべき勝率とリスクリワードはさっきの3つのどれかで十分だし、それ以上の期待値を狙う必要はない。てか狙うのは無理。
例えば以下のような期待値を狙うのは【100%無理】だと思っておいて欲しい。
ありえない期待値の例
わいをイラつかせるワードで、①勝率90%リスクリワード1:1.2とか、②勝率50%リスクリワード1:3って単語を使うヤツがいる。控えめにいってぶっ飛ばしたい。マジで。リアルガチで。
「理想値としてそれくらいを狙ってる」という意味で使っているならまだ良いけど、実際のトレードでそれを継続することは100%不可。絶対に無理。こんなこと平気でいうやつは詐欺師かなにも分かっていないアホ。
上記2点は【期待値が1(約2倍)】になるというアホみたいな手法だということ。1トレードで資金が2倍になるイメージ分かる?もしそれらを継続できた場合はどうなるのか考察をする。
①勝率90%リスクリワード1:1.2
100回トレードだから90勝10敗。リスクを1万円とした場合、リワードは12,000円で計算。108万円勝って10万円負けるからトータル98万円勝ち。※PF10.8
②勝率50%リスクリワード1:3
100回トレードだから50勝50敗。リスクを1万円とした場合、リワードは3万円で計算。150万円勝って50万円負けるからトータル100万円勝ち。※PF3.0
パッと見ではひとつ前の章の「①勝率60% リスクリワード1:1」とかと変わらないように見えるけど普通に考えるとありえない。それは利益率の関係。ちなみに①はプロフィットファクターが10.8という奇跡の数値。(PFは1.5~2.0が理想。それ以上は異常値)
期待値が1というのは明らかに異常。この期待値は本当にありえない。たぶんこれだけじゃ分かりにくいから他のギャンブルの例として説明する。
①勝率90%リスクリワード1:1.2
たとえばお祭りの屋台でくじ引きをやっているとイメージしてほしい。本当は当たったら景品とかなんだけど面倒だから当たりは現金で計算する。
1回1万円でくじが引ける。箱の中には10個の玉が入っていて9個は当たりで1個のみハズレ(勝率90%)。もし当たりの玉を引いたら参加費の1万円が返ってくる+さらに12000円がもらえる(リスクリワード1:1.2)。もちろんハズレの玉を引けば1万円はそのまま没収。チャンスは1回きりとかではなくてこのくじ屋は24時間365日営業しており永遠に参加可能。さあ、キミは参加するかな?
こんな参加者に有利な条件でくじを引かないヤツっている?w いねぇよなぁ!!逆に怪しすぎてやらないひとはいるかもね。
10回やれば約10万円の儲け。100回やれば100万円の儲け。もしわいがサラリーマンならいますぐに仕事を辞めてそのくじ引きを朝から晩まで延々と引き続けるレベル。だって絶対に負けないもん。
勝率90%RR1:1.2というのはそれだけ異常な期待値だということ。こんなトレードチャンスが頻繁に落ちてるハズがない。たまーにならあるけど、数百数千回のトレードの平均がこうなることは100%ないと断言できる。
もしそんな手法があるなら1日1回エントリーでも1ヵ月で10万円が3695万円になる。99%くらいの確率で。
もうひとつ例をだしてみる。
②勝率50%リスクリワード1:3
カジノのルーレット。参加費が無料で50%の赤と黒を当てるゲーム(勝率50%ならジャンケンでもコイントスでもなんでもよし)。当たったら賞金として3万円がもらえる。外れたら罰金として1万円を払わないといけない。
チャンスは1回きりとかではなく何度やってもOK。やめるタイミングも自分で自由に決めることができる。さて、キミはやる?
これもさっきと同じで1回あたりの期待値が1(2倍)だから、100回チャンスがあれば100万円を稼ぐことができる。
そんなカジノがあればいいなあ。そのホテルに住んで、起きてる時間はずっとルーレットやるよね。オールインさえしなければどんな杜撰(ずさん)な資金管理でも勝てちゃうんだから。
普通のヨーロピアンルーレットの赤黒なら勝率48.6%でリスクリワード1:1(期待値マイナス)なんだから、勝率50%リスクリワード1:3がどれだけありえない異常値なのか分かると思う。
そんな素敵なトレードチャンスが落ちているわけないし、これを目指そうとしている時点でちょっとヤバい。
競馬でいうと情報をすべて伏せた6頭だてのレースで複勝(3着以内を当てる)のオッズが4倍つくみたいなもん。複勝に1万円ベット。負けたら没収。勝ったら掛け金1万円+3万円が戻ってくる。勝率は50%。
当たり付き自販機だと当選確率が1/2で、外れたらジュースなし、当たったらジュースが4本でてくるみたいなもん。確率バグってるやん。
もしも勝率50%リスクリワード1:3のトレードができるなら、10万円を原資に損失許容額10%のトレードをすると10回のトレードで22万円になる。
20回終わったら約50万円、30回で約100万円、50回で500万円になって、100回のトレードで2億6500万円になる。
破産確率はもちろん0%。損失許容額が10%ならたとえ10回連続50%を外しても破産しない(10回連続外れる確率は1/1024≒0.1%)。いくら連敗しようとも、100回のトレードを終えて50勝50敗でリスクリワード1:3だったら10万円が2億をこえる。普通に考えてそんなトレードができるわけないよね。※さっきの勝率90%リスクリワード1:1.2も同様に100回のトレードで軽く億越え。
「普通は期待値がプラスになることはない」っていったけど、ありえない期待値を実際のギャンブルに当てはめてみるとさらにその異常さが分かると思う。
もし身近で①勝率90%リスクリワード1:1.2とか、②勝率50%リスクリワード1:3とかを平気で言うヤツがいたら気をつけた方がいいよ。間違いなく詐欺師かアホのどっちかだから。
わいは100%の自信をもって「そんなトレードは絶対に無理」であり、【再現性が全くない手法】だと言い切る。たかが100回くらいのトレードとかならまだ可能かもしれないけど、数千回というスパンでは間違いなく無理。
本当にできるやつおったらレポート見せて欲しい。もしそんな手法があるならめちゃくちゃ安く見積もって1000万円以上の価値があるからぜひ高額購入させてもらう。
期待値を知るための練習
まずは自分の「期待値(勝率やリスクリワード)」を知りたいならレポートをだすかトレードノートをつけてチマチマ計算するしかない。
しかもできるだけ「同じ通貨、同じ時間足、同じロット、同じ手法」でひたすら回数をこなす。最低100回、できたら1000回以上。
目指すべき期待値はこれのどれか。
①勝率60% リスクリワード1:1
②勝率80% リスクリワード1:0.5
③勝率40% リスクリワード1:2
ここでいう「同じ手法」というのが結構大事。あるときのエントリー根拠は水平線、あるときはMAとかだと確率が収束しづらい。もし本気で検証をするならエントリー根拠をひとつに絞るか、デモ口座をいくつか作って手法別に勝率とリスクリワードを算出してほしい。しかもFT4とかの過去検証ではなくリアルタイムでやる必要あり。
こういった検証は地味だしめっちゃ面倒だけど、何度もいうようにこれは当たり前の努力。これをしたくないっていうならどうせ勝てないからFXやめたほうがいいと思う。適当なトレードで期待値がプラスになることはないから。それは完全に運任せのギャンブルだから再現性がなくていつかどうせ負けるだけ。
自分のトレードの期待値すら分からない、分かろうともしない、でも勝ちたい、ってどうかと思うよ。勝ちたいなら頑張るしかないんじゃない🤔
「そこまでの努力はしたくない」ってことは「しんどい思いをしてまでお金は欲しくない」ってのと同義。お金がほしいならしんどい思いをするのが普通だとわいは思ってる。
医者や弁護士だって過去や現在進行形でしんどい思いをして大金を稼げるようになった。大金ではなくてもバイトや仕事するのってしんどいじゃん。まあ考え方はひとそれぞれだけどね。
期待値を高めるためにはどうすればいいか
まずは自分の勝率とリスクリワードを知って、期待値がマイナスなのかプラスなのかを把握する。
いま現在の期待値がプラスで、上記にあげたような期待値を叩き出せているなら全く問題ない。いま以上にさらに期待値を上げようと欲張ったら自滅するだけだから現状維持でいい。※できているひとはわいのフォロワーのなかでも10人未満だと思うけど。
さあここから大事。
期待値がマイナスのひとがやるべきこと。それはまずは「プラマイ0」を目指すこと。段階を追ってトレード力を向上させる必要があるからね。いまがマイナスなのにいきなりプラスになろうとしても無理。まずは期待値0をやってみる。
勝率40% リスクリワード1:1.5(期待値0)
勝率50% リスクリワード1:1(期待値0)
勝率60% リスクリワード1:0.66(期待値0)
勝率70% リスクリワード1:0.43(期待値0)
これらができるようなったら期待値0。数回程度なら簡単だけど継続することは本当に難しい。期待値0のトレードが安定してできるようになったら、自分ができる範囲で勝率かリスクリワードのどっちかを改善すればいい。
そのためにはしっかり自分のトレードを分析して「期待値が高いところだけを狙う(複数根拠が重なる場所)」であったり、「期待値が低いところをやらない(指標は参加しない、金曜日が苦手だからやらない)」などを工夫すれば自然と期待値は上がる。
あとはクレジットボーナスを使った手法ね。アレをうまく使えば期待値は0.5(原資の1.5倍)以上になる。
このnoteで勝ちまくって実質口座凍結(ボーナス非当選)になったひとめっちゃ報告くるけど、この必勝法(笑)はまだ有効だから知らないひとはやってみて。
大数の法則
大数の法則についてはもう説明するのがめんどくさいから自分で調べて。
期待値のところで言ったように、試行回数が少なければ確率はブレる。多ければ多いほど確率は収束するよってヤツ。
確率変数の期待値とは、【ある試行を永遠に繰り返した時に得られる実現値の平均】のこと。
確率を収束させるためにはとにかく数をこなすしかない。数十回ではあまり意味がない。わいは新しい手法を試すときは最低500回くらいのトレードで期待値を計算するようにしてる。それ以下だと確率がブレるし信用性がない。(もちろんフォワードテスト)
いくら勝率60%リスクリワード1:1の手法だとしても40%は負けるんだから相場の状況によっては連続で負けることだってザラにある。(ここでプロフィットファクターという考えが重要になるんだけど割愛)
それでもくじけずに大数の法則と自分の手法を信じて、同じ場所で同じように繰り返しエントリーすることで確率は収束する。
そこに感情はいらない。ただ機械的にトレードルールに従ってエントリーと利確を繰り返すだけ。べつに10回連続損切りになってもいい。勝率60%が本当ならそのあと20連勝するだけだから。
余談だけど、大数の法則があるからわいはスイングではなくてスキャルピングをしてるんだよね。例えばスイングで週2回・月8回トレードだと確率が収束しなさそうで不安。スキャルピングなら1日50回で月1000回以上できたりもするから確率が収束しやすい。
たとえスキャルピングとスイングで【同じ期待値、同じ獲得pips、同じ利益】だったとしても試行回数が多い分、大数の法則を味方にできるからスキャルピングの方が優位だと思ってる。これはわいの個人的見解だけどねw
◇スイングの場合
勝率60%、リスクリワード1:1。
一ヶ月10回トレード。1回あたり±200pips。
6勝4敗。+1200pips -800pips=+400pips。
◇スキャルピングの場合
勝率60%、リスクリワード1:1。
一ヶ月200回トレード(※1日10回)。1回あたり±10pips。
120勝80敗。+1200pips -800pips=+400pips。
期待値が同じだから獲得pipsも同じだけど、大数の法則によりブレが少ないのはスキャルピングのハズ。まあ兼業ならそもそもスキャがきついからどっちがいいかは一概に言えないけどね🤣
おまけ①
飽きたから簡単に。分かるひとには分かる。
自分の手法が安定してきてトレードの軸が決まってきたら、期待値は同じままで【どこを狙うかによって】勝率とリスクリワードを変化させることができる。
下記3つのトレードの期待値は全て同じ。どれを選ぶかは自由。
①勝率60% リスクリワード1:1
②勝率80% リスクリワード1:0.5
③勝率40% リスクリワード1:2
おまけ②
わいがひねくれてるからなのか、期待値の低いことをしてるテレビ番組は嫌いなんだよね。
たとえば「小学5〇生より賢いの?」って見たことある?問題を解くごとに賞金が増えていって、最後の11問目を解くと最高300万円がもらえる番組。
10問目まではヒントが使えたり問題も簡単だから比較的クリアできるひとが多い。10問目をクリアしたら100万円で、その時点でラスト問題にいくことなくやめることもできる。最終問題はヒントが使えないし難易度も格段にあがるからほぼ失敗する。
期待値的には【最終問題はやらない方がいい】ハズなんだよね。最終問題のクリア率なんて高く見積っても10%くらい。それに対して賞金は200万円アップするだけ。失敗したらもちろん全額没収。もしわいなら確実に100万円でやめる。
まああれはあくまでバラエティだし、芸人や俳優が好感度を上げるための演出でもあるから別にどうでもいいんだけどリアリティがないから嫌い。
あとは「逃走🀄」とか。本当に期待値を考えてるならある程度のところでさっさと自首しろって思う。まあこれも好感度を含めた期待値だから、彼らにとってはそれがベスト(いかに長くテレビに映るのかが重要)なんだけど、一般人の感性とは違うから嫌い。
まとめ
🔷現状把握
・いま負けているひとは「期待値がマイナスのトレード」を繰り返しているから負けているという自覚を持とう
・そんなに簡単に「期待値プラス」というのはこの世に存在しない。
🔷今後のこと
・求めるべき理想の期待値を知る。「勝率60%リスクリワード1:1」など。3例だしたが期待値は全て同じだからスタイルに合わせて選択。
・ありえない期待値を求めない、騙されないようにしよう。異常な期待値を言う奴はなにも分かっていないアホか詐欺師だから。
・自分の期待値を算出するために、レポートをだすかトレードノートをつける。
・いま期待値がマイナスならトレードルールを変えて期待値0を目指す。
・つぎのステップで期待値プラスを目指す。
・期待値プラスのトレードができるようになったらあとはひたすら繰り返すだけ。大数の法則を信じて機械的に無感情でトレードルール通りに延々と。
言うは易し行うは難し。すぐには無理だろうけど頑張って!
さいごに
余裕の1万文字オーバー🙄
そもそも自分の勝率やリスクリワードを知っていないとピンとこない内容だったから初心者さんには難しかったよね💦
わい自身の言葉として「期待値」について思ってることを書いたんだけど…。夢もクソもない現実的な内容が多くなってしまって、全く面白みのないnoteになってしまったw
どちらかというと「ガチで投機で勝つためには」という感じになった。「ラクして稼ぎたい勢」には伝わらないと思う。パチや競馬だって「たのしいからする」ってひともいるから否定はしないけどね!
でもガチで勝ちたいならこういったことをしなくてはいけないという例をだしてみた。
これがリアルだと思うよ。
もし専業になりたいなら年収1000万くらいは目指すっしょ。1000万クラスの職業につくためにはそれ相応の最低限の努力が必要。
医者や弁護士なら最低でも高校生のときから受験のために毎日5時間くらい(もっと?)は勉強する。しかもそれは1年間だけではなく最終的に資格をとるまでに数年間継続しなきゃいけない。資格をとったあとでも日々勉強したり激務があるけどそれらを耐えて年収数千万円という給料をゲットできる。
プロスポーツ選手でも同じ。小さい頃から遊ぶヒマもなく努力を続けてきた。道具やコーチや遠征とかで費用もたくさんかかったはず。めちゃくちゃ高い倍率を突破して一部の人間だけが数千万プレイヤーになれる。
彼らと同じくらいの努力したことある?
「ラクして金を稼ぎたい」。わいも最初はそうだったから気持ちはめっちゃわかるけど、そんな甘いものではないからよーく考えてみて。
今後FXで溶かすであろう金額や時間(リスク)と、得られるであろう成果物(リターン)と、【成功する確率】を冷静に分析してみて。
「勝率・リスク・リワードの組み合わせが期待値」だからね。
【自分が成功するであろう期待値】もぜひ計算してみてね。( ˘ω˘)スヤァ
おわり
ずん