美容院

空き店舗だらけのこのニュータウンだけど、美容院や床屋は沢山ある。ぱっと目につくだけでも4、5店舗。他に目につくお店といったらカラオケスナックや飲食店が2、3店舗くらいしかない。コンビニ1軒スーパー1軒。なのだから、いかに散髪屋が幅を利かせているのかがわかる。

「今、美容師は世の中に溢れているんだよ」「美容院はコンビニよりも沢山あるんだから」などと友人の美容師に語られても、都内に住んでいた頃は「へぇそうなのかあ〜」くらいのものだったが、なるほど、田舎に行くほどその傾向は顕著だ。

この町が昭和に分譲されたニュータウンという一億総中流社会の生き残りであるということも大きいかもしれない。歳をとって、物はあまり必要なくなったけれど、身の回りのおしゃれにはまだまだ気を使う。高齢化社会の中で独り身になる人間も多いし、自分で自分の髪を切るのはなかなか難しい。まあ需要があるということで供給があるのだろう。

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