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【台南】"安平"が台湾で1番好きだった。

今日は台南の"安平(あんぴん)"という場所に行ってきた。

台湾生活は4週目に入ったが、1日ガッツリ使った観光は初めてだった。作業挟みつつの"ながら観光"はしてきたが。

そもそも観光に対して興味が薄れ、最近は本当に行きたい場所だけ行くスタイルになった。「台湾来たならここ行かなきゃ!!」みたいな義務的観光は手放した。興味ない場所に行ってもつまらないから。呪いが解けた感覚。

その中で今回は、たまたま歴史に関する場所で興味があったので行ってきた。

さらっと2時間ぐらいで引き上げよう、ぐらいの感覚で。帰りはテキトーにルイーザ寄ってくか〜ぐらいのライトな観光のつもりだった。だからのんびり昼過ぎに家を出た。

ミス。めちゃめちゃ楽しかった。朝一から行けばよかった・・。あーーー!!

期待に反して"安平"は面白すぎたのだ。ホットなうちにまとめておく。

安平の魅力

安平は「安平古堡」「安平樹屋」「安平老街」の3つが主な観光スポットになる。どれも歴史の観点で興味深かった。

安平古堡

安平古堡の外観

安平古堡は、1624年にオランダ東インド会社が建てた。台湾の支配を固めるための拠点作りで。

その後、すぐに漢人の鄭成功がオランダ勢力を討伐し、鄭氏政権3代に渡って居城に。しかし清の統治時代に廃墟になり、荒廃していった。

そこで修復を図ったのが日本統治時代。意外なことに、安平古堡の保護を進めたのは日本だった。

ちなみにこの碑は、元々オランダ東インド会社との衝突で功績を残した「浜田弥兵衛」の名が刻まれたものだった。

というように、ちょくちょく日本のアレンジも加えつつ保存されていた。

博物館を見てても思ったけど、
台湾の日本統治時代に対する考え方は「占領下・植民地」というかは「○○時代(江戸時代とか)」というように、単なる歴史の一部分として受けとってる感じがした。

「オランダ・初期時代」、「清・中期時代」、「日本・発展時代」的な。

親日な理由はここにあるのかも。

とにかく博物館で台湾の歴史をざっと学べるのが何とも崇高な時間だった。好奇心をガッツリ満たすことができ、ドーパミンが絶えなかった。

安平樹屋

イギリス貿易会社「徳記洋行」の倉庫として建てられ、日本統治時代は塩業会社の倉庫として活躍した。

戦後時を経て使われなくなり、どんどん荒廃していった。そしてガジュマルに一体を覆われるほどに。今は逆にそれが芸術的?で人気スポットになっている。

毎回思うけど、台湾は過去の建物活用するのが上手いのよ。リノベしたりありのままを残したりして観光用に活用する。

台湾素晴らし。リノベ大国。

安平老街

屋台や観光用のお店が並び、朝から賑わっている。夜市を朝から楽しめる感覚だ。

オランダ時代に造られた、台湾最古の商店街とも言われている。

とにかく雰囲気が良すぎな激アツスポット。

歴史に興味が無くて安平古堡などに行かなくても、ここで十分に楽しめる。散策するだけで高揚感マックス。

台南へ来たらまず"安平"!

台南1の観光スポットならぬ、「台湾1」と言っても良いぐらい個人的には好きな場所だった。

台湾発祥の地で、敢えて日本で例えると京都に近いのかな・・?

だから欧米の人も多かった。欧米の人を台湾で意外と見ないけど、ここは圧倒的に多かった。欧米では1番の台湾ホットスポットなのかも。京都に海外の人が多いのと同じ感覚だろう。

今日はあっという間の時間。久しぶりに楽しすぎる観光をした。

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