穴を見つけて埋める事について

物事を図で表している方の下記のリンクの図を見てなるほど~と思った。
本を読む時にこれを知りたい!ってことがあって読むとよく学べる。

【図解1347】真の読書とは「読みたくて読む」もの 山田太郎 | 図解描き

似たような物理現象を活かした試験に、浸透探傷試験(PT:penetrant test)がある。
材料の表面に傷が無いか試験をする方法で、簡単に書くと下記の様な方法。
 (1) 傷が無いか確認したい面に傷に浸透する液体を塗る
 (2) 塗った液体をきれいにふきふきする
 (3) (1)で塗った液体に反応して色が変わる溶液をかける
 (4) 傷のある箇所だけ色が変わって浮き出てくる(傷の有無がわかる)

材料表面に傷があるとパッと見はわからなくても、ちょっと手間をかけると見つけることができる。
そして、傷の箇所を埋めるなり、研磨するなりして、より良い感じにする。

山田太郎さんの図解、浸透探傷試験で共通するのは、下記の様なこと
 (1) 穴・傷を見つける
 (2) それを埋める

逆説的だが、穴が無いところを埋めることはできない。
本を読んで頭に入らなかったらそれは頭に穴がないのか、埋める情報がなかったのか。

「穴」、「傷」とはなにか、「見つける」とはなにか、「埋める」とはなにか、辺りを掘ってちゃんと理解しておくと良いかも。

戦前生まれの祖母が、ご飯を食べんせ~しっかり食べているか~と孫のおなかを心配をするのは、過去にいつもお腹が満たされない穴となる経験をしているから。
最近の人はそんな穴は持っていないので、世代間差になる。

参考サイト 非破壊検査株式会社 浸透探傷試験

作成時間:40分


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