動画編集用の追加SSDは2TB以外買わない方が良い理由

画像2

タイトルの通り、動画編集を行っているのであれば2TB以外は買わない方が良いです。

私が、この結論に至った理由は容量の低いものを買うと「SSDの数が増える」からです。
これだけ聞くと、「そりゃそうだ!」と思う人が多いかと思います。

では、「SSDの数が増える」事で何が起こるかという事を動画編集代行者として活動しているずっきーがお話していきましょう。

<目次>
1.SSDの数が増える事で「準備時間」が長くなる
2.SSDの数が増える事で「データの管理」が大変になる
3.SSDの数が増える事で「モノ」が増える=リスクが増す

では、1つずつ説明していきましょう。


1.SSDの数が増える事で「準備時間」が長くなる

画像3

私は、この「準備時間」というところが1番SSDが増える事でのネックな部分と感じました。

根本から考えて、「何故SSDを買ったのか?」というところに着目してみましょう。

比較的に安価になっているHDDを選んでも動画編集は可能。そんな安価なHDDより高価なSSDを選ぶ理由として、

 ・HDDよりも壊れにくい
 ・HDDよりも読み込み速度が約3〜4倍速くなる
 (※速度の差は環境や仕様によって差が生じます)

という2点が、SSDを選ぶ理由になるのではないでしょうか。


私の場合、動画編集なので「読み込み速度」を重視してお金を投資しています。
理由は、「読み込み速度が早いと動画編集時間を短縮出来るから」です。

話を戻しまして、SSDを複数持って「準備時間」に時間を費やしていたらどうなるのか?

例えば、3台のSSDをノートPCに繋げるのに(デスクトップなら問題無いです)1回の準備に20秒掛かるとして、これが1台のSSDになって5秒で準備を終えたとしたら、1回につき15秒のロスが発生します。

画像5

特に、場所を限定しないで作業をする人にとっては、移動時に毎回SSDを外すと思うので100回準備をすれば上記の例で言えば1台と3台での差は1500秒(25分)も変わってきます。

私が25分を動画編集に全て当てたとしたら、フルテロップ入力の動画であれば1分30秒〜2分くらいの作業を進める事が可能です。

これだけの時間を、SSDを購入したのにも関わらず無駄にしてしまうのです。

短い人生で、この積み重なった25分は2度と取り返せません


結論:動画編集者は2TBのSSD以外は買わない方が良い!


2.SSDが増える事で「データの管理」が大変になる

画像1

SSDが増えると、「データの管理」も大変になります。

私のように、動画編集代行者を行っている中で依頼された動画を「過去3本は完パケしても残しておいて欲しい」と言われたり、「一気に5本依頼」頂いたりするなどクライアント様により業務量が様々です。

SSDをそれぞれ分けて利用していれば管理はそんなに大変ではありません。

画像4

▲私はマステでどのSSDが何用やクライアント様の名前を記述して管理してます
(とはいえ、SSDの数は少なく管理出来た方が作業はスムーズになります)

複数のSSDにあちこち1人のクライアント様のデータを入れてしまうと、いざ必要なデータを読み出す時に見つからなくなり、1つ1つSSDをPCに接続して確認しないといけないことになります。

この「探す時間」というのは本当に生産性がない「無駄時間」になります。私の2大過ごすのが嫌いな時間として、「待つ時間・探す時間」です。この2つは本当に嫌いです。待つ時間を作らないためにハイスペックなノートPCに投資、探す時間を作らないために容量の多いSSDに投資、さらにクライアント様別に管理という方法を取りました。

探す時間が発生してしまったら、SSDに「投資」ではなく「浪費」になると私は思います。

結論:動画編集者は2TBのSSD以外は買わない方が良い!


3.SSDが増える事で「モノ」が増える=リスクが増す

低い容量のSSDを購入すると空きがすぐ足りなくなり、またSSDを購入することになる。つまり、どんどんSSDの数が増えていく。結果、管理のリスクも高くなります

このリスクというのは、
 ・データの管理
   ・故障の際に修理&データ修復(可能な場合)の対応をする

という、2点にポイントを私は置いております。

まず、「データの管理」から。データの管理はSSDが増えると、何故か同じデータが複数のSSDに入っていたりすることがあります。

この、「同じデータ」というのが恐ろしいのです。。。

同じように見えても、「こっちの編集は3分まで出来ていて、こっちの編集は7分まで出来ている」というような残り方をします。
(全てのソフトがそうなるわけではないと思いますが、Final Cut Pro Xでは常にデータがセーブされるので、途中でSSDを変えると管理が少々大変になります)

こうなった時に、どっちを消して良いのか?果たして、消して良いのか??という事にもなり兼ねます。

確認する事に時間を取られてしまうので、ここでも時間を費やす事になってしまい、SSDを購入した本質とは逆の行動をしてしまうわけです。


結論:動画編集者は2TBのSSD以外は買わない方が良い!


というわけで、私のSSDの考え方を語ってきました。

今後、2TBよりも多い容量のSSDも登場するかと思います。
(この記事は、2020年4月24日に作成しているものです)

私が、最初の頃に240GBや960GBのSSDを複数台購入し、結果、準備やデータ検索に時間を費やしてしまい、SSDの特徴を上手く利用出来ていなかった時の経験です。

一度、2TBのSSDを使うとPC周りもスッキリするので作業にも集中しやすくなります。

2TBのSSDは、まだまだ高価な値段ではございますが、何度も買い換えなくてはいけないものでもないので、動画編集で得た報酬などで一気に投資してしまいましょう!!

ちなみに、私のオススメのSSDはSanDiskの2TBのSSDです。このSSD、本体も小さいし読み込みスピードも速いので動画編集向け&場所を選ばない作業をする人向けです!!!



皆さんに有益な情報を御提供出来るように、これからも「旅x旅ガジェットx動画編集」に関する情報を発信していきます!!