Beethoven

Ludwig van Beethoven は、第九で有名なドイツの作曲家。ピアノだけでなく、交響曲や室内楽など、多くのジャンルで名曲を生み出している。
それまではパトロンのためのお抱え作曲家しかいなかったが、真の芸術を追求し、自分の理想の音楽のために作曲をした。
ソナタ形式を完成させ、その可能性を発展させた。1つのモチーフをとことん使い倒したその作曲技法は、後の世のすべての作曲家に影響を与えたとも言える。

そんなベートーベンの曲で私が好きなものをあげていきます。

・Piano Sonata
Op.2-1 第1番 軽やかな上昇音型で始まる曲。本格的なベートーベンのソナタを始めるならまずはこれから。
Op.2-3 第3番 最初の重音で印象が決まってしまう出だし命の曲。第一楽章の終わりがカデンツァ風になっていて華やか。
Op.10-2 第6番 散歩道の鳥のさえずりのような雰囲気で開始される曲。ヘ長調はなんだか愛らしい曲のイメージがある。第三楽章を聞くとサザエさんぽいなと思う。
Op.10-3 第7番 力任せに弾くと台無しになる曲。力強さと上品さを兼ね備えた演奏が聴きたい。
Op.13 第8番 「悲愴」と呼ばれる。第二楽章が有名な曲。もの悲しい第三楽章がとても好き。
Op.27-2 第14番 「月光」と呼ばれ、第一楽章が暗闇を照らす月明りのように仄かに煌めく。第二楽章は三拍子だがなぜかバッハのガヴォットを想起させる。第三楽章が圧巻。
Op.28 第15番 「田園」と呼ばれる。第一楽章では、通奏低音の上にのどかなメロディーがゆったりと流れる。
Op.31-2 第17番 「テンペスト」と呼ばれる。第一楽章と第三楽章がずっと同じ音型で、拍のアクセントが肝。
Op.49-2 第20番 ピアノを少し習い始めたくらいで弾く曲。ピアノの発表会でもよく耳にする。
Op.53 第21番 「ヴァルトシュタイン」と呼ばれる。かなり革新的で新鮮で斬新。第三楽章のPrestissimoからはどうやって弾くのか本当に謎。
Op.57 第23番 「熱情」と呼ばれる。ピアノソナタの1つの完成形。ここから完全にギアが変わって古典派の枠組みを抜けているように見える。
Op.109 第30番 幻想的で自由、即興的な第一楽章。弦楽四重奏を思わせる劇的な第二楽章。静かに歌われる変奏形式の第三楽章。私が一番好きなベートーベンの曲です。

・Violine Sonata
Op.24 第5番 「春」と呼ばれる。「のだめカンタービレ」で峰くんが弾いていた曲。

・Piano Concerto
Op.37 第3番 悲劇的なハ短調が協奏曲によく似合う。愛称がないにもかかわらずよく演奏されている。第三楽章は「悲愴」のソナタに通じるものがある。
Op.73 第5番 「皇帝」と呼ばれる、誰もが知っている有名曲。規模も大きく、とにかくキラキラ華やか。小さい頃にリピート再生のようによく聞かされていた曲。

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