10/23 日 菊花賞予想

土曜の阪神芝は先週とあまり傾向は変わらず、速めの時計で差しも結構届く馬場の印象。特に極端なバイアスはなく、フラットな馬場で予想を組み立てる。

長距離戦らしく今回は展開を予想するのが非常に難しい。特に逃げたい馬はいないが、外から被せられたくないガイアフォースが内から位置を取りに行くことは予想される。また、アスクビクターモア田辺騎手も瞬発力勝負にはしたくないという意識が今年のクラシックでは見られ、今回もある程度ペースを作りそう。ただ、阪神3000のタフな舞台で上り勝負になることはまずないし、ガイアもアスクも距離に不安があることからそこまでの速くはならないはず。前半はスロー寄りのペースで流れるか。問題は後半で、ディナースタが2戦連続3角で先頭に立つかという捲りを見せており、ここでもやってきそう。3角過ぎたあたりからは全馬追い通しの消耗戦になりそうであり、スタミナ比べになるのが阪神内回り長距離。展開的に前か後ろのどちらが恵まれるかというのは無く、バテずに走り続けられる馬を見つけるゲームだと思っている。先行馬で来る条件は操縦性が高く、内を回り続けれられ最後まで持たせるパターン差し馬で来る条件は外を回しながら上がっていけて、最後までバテない持続力を持つ馬。これらの条件に該当する馬を選びたい。


アスクビクターモア

枠が外だが先行馬が手薄なメンバー構成上、2番手あたりで内から2頭目以内には入れるのではないかと予想。伸びない内を折り合いを欠きながら5着まで残した皐月賞、外差しハイペースながら先行して3着に残したダービーの実績はここでは断然。どちらも致命的な展開不利を受けており、実はめちゃくちゃ強い馬なのではないかと思っているのだが、前哨戦負けてくれたことで実績のわりにオッズがついている模様。前走セントライト記念は追い切り時から叩き仕上げの感じはあったし、4角でガイアフォースにほとんど並ばれる形になってしまったのは、前半のセーフティリードで戦うこの馬にとってはあまり良くなかった。それでも並ばれてから食らいつき、ゴール直前まで伸びきっていたのは本当に強い馬にしかできない。タイトルホルダーと似たタイプだと思っており、セントライト記念は今年の日経賞のような展開で彼らの持ち味が活きなかったように見える。今回の追い切りは前走よりも格段に良いし、皐月賞とダービーほどの展開的不利はなさそうなので信頼

相手
①プラダリア


操縦性が高く、内でうまく立ち回れそうな点を評価。前走は戦前から調教師が状態が悪いと言っていたため度外視(レース中の不利もあった)。今回は叩いて状態は万全に見えるし、この馬もダービーで前にいきながら掲示板を確保した実力の持ち主。

②ヴェローナシチー


バテない差し馬として抜擢。3走前の京都新聞杯が圧巻で、超ハイペースを中京で大外を捲ってきて2着に残すという離れ業を見せた。中京コースは4コーナーのカーブがきつく、加速しながら回ると最後はバテてしまうのが普通だからこそ、この競馬での好走には菊への適正を感じた。ここ2戦はスローの直線勝負で持ち味の持久力があまり活きなかったように見える。長距離戦でその持ち味が発揮されることに期待。


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