アフレコと声優業界のはなし

アニメ作品の声は声優さんによりアフレコというものがある。
小生も何度かアフレコの仕事に携わった事がある。
アニメ制作では絵の部分はアニメ監督が主に全体の制作責任を負っているが音に関しての作業は音響監督に任せている場合が多い。
もちろん作品演出としてアフレコも監督はするが声優への指示は音響監督経由で指示が出されていく。
これは元々、アニメは作画を中心とした作業なので絵のスキルは持っていても音に関しては門外漢の人が多かったからだ。
以前の記事でも書いたけど。アニメ業界は村社会で業界内のしきたりが強く、音に関してのしきたりも多い。
かつて昔は音響監督は声優さんのキャスティング、音楽、効果音など全てを仕切ってきたけど、最近はキャスティングなどは売上にも繋がってくるのでレギュラーキャラクターは制作委員会によって決まる事が多くなってきた。
このキャスティングは声優さんへの指名とオーディションで決まるのですが、普通の芸能界と違いランク制というしきたりがある。
これは声優さんのギャラを保証する意味もあるけど、現在ではこのランク制によって弊害も起きていると感じている。
このランク制や弊害にどういった問題があるのかは長くなりそうなので、また今度記事にしてみたいと思う。


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