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【2023年振り返り】変わらないこと、変われないこと【現実を生きるしかない私たち】

明けましたね、おめでとうございます、zukamihoです。
今年も相変わらず遅筆で。これもまだ初稿だけど、まぁいいや勢いで。
年の瀬にこれを書こうとしたことだけでも、自分を褒めておきたい。


1.変わらない選択、に悩む

夏に異動になり新部署で半期。気づけば現職も5年目です。

組織での1年は違う意味で長く感じられ、まだ何にも形にならへんうちにあっという間に過ぎていくものやと学びました。

相変わらず、いやいやそうじゃないだろ、そういうことじゃないだろって心の中のパンクスを頼りに、自分への約束を果たすために、何とか邪念を振り払ってそこに立ち続けてる気もする。執着なだけかもしれない。

エンタープライズの世界は未だに慣れないというか…力学は理解したものの価値観として共感できないことの方が多い。共感する人の方が少ないか。表立って個人の意見なんて言うのも美徳とされない。

取り組む課題だらけなのはどの組織でも同じだけれど、不変不動を尊ぶ世界線と不確実性しかない未来との接続をどうすれば良いか考え続けるためにここにいるんだよな、と毎回思い返すものの。うん。

いい会社に入りたい、イケてる人と働きたい、キャリアアップして稼ぎたい、みたいな思想であれば、こんな選択にはきっとならない。

おそらく私だけでなく、こういった理不尽に耐えるが常でいらっしゃるんだろうと思う。日本がこうなってしまった構造や背景を慮ることが、めちゃめちゃ多い。それに対して自分のポジションからできることなんて微塵みたいなもの。

これはね。スタートアップ、ガンガンいこうぜ系の畑育ちの私からは、見えていなかった死角なのね。その輪郭や正体が結構解像度高く見えてきているのは、自分のためになってるかはわからんが、人としての収穫ということにしたい。

やっぱり大病も経験して、コロナもあって、生き方の選択は人知れず悩むことは多い日々だったかな。常に変化していたい願望とは相反すれど、今は変わらないという選択でもいいじゃないか。

2.採用は育成を超えない、勝てない

ストラテジーがあっても浸透せねば意味がない、というフェーズでデジタル人材育成周りが主務になって、界隈をざーっと定点観察したりいろんなところを巡回しながら思うんだけれども、正直今から何を教えたとて、出口設計なりその後の構造が変わらねば、どれだけ手厚くコーチングして課金したとてあまり意味がない。

例えば…社内の人とでも初対面だと会話すら難しい人見知り傾向が多い、とかサーベイで出たりするけれども、ごめんあなた社会人だよね?社内だからこそ気を使うんかな?解らなくはないけど、そもそもそのマインドに目を合わせていかないといけない育成って仕事じゃないとこからじゃん。採用の段階からもうちょっと考えてよね、と思うことはまぁまぁある。

何も生まないトレーニングなんて虚し過ぎやしないですか。やるためだけのジョブを作り、こなすだけのメニューが生まれ、やった感出すだけのフィードバックアンケートが量産され…それやと、いつもと一緒やんか。

そういうんとちゃうねんな…みたいなことが、しょっちゅうあっても、すぐそこに誰か話し相手がおるわけでもないからね。何をどこからどうすれば、根本的に流れを変えられるのか。小手先のことだけして、いい数字っぽい報告しとけば評価は取れるんやろうけれど、制度の闇が深すぎると思うわ。

本当にここ最近、独り言がひどい。そのうち昼に勝手にワンマン配信とかしてしまいそうよ。うん。

3.不可逆の流れには乗るしかないのだ

去年末辺りから生成AI祭が始まり、体感的には夏頃までが急激なピークやったかなぁ…以降は様子見というかうちとしてすべきことは何なのか、手前のとこを見るようになったので、集合知からのセカンダリーでもひとまずヨシとするかなということで、四六時中チェックするギアは下げたんだけど、ほんと2025の崖てそうかそこからそう来るんか、という頭出し感がすごい。

うちは結構、取り組みとしては早めに手を打つ指針ではある。ただ、まだまだおおおお!となるほどの実績はまだまだこれから。本来一番ニーズありそうな利用スタイルは難しいところもあるだろうし…なんやろ、外周に煽られてるもんやから大衆的な期待が無意味に大きいので、何これ…全然使えないじゃん的な期待ギャップで離脱するひとにどう使い続けてもらうか。

想像はしていたけれども案外早いスピードで、人材業や雇用の通念も不可逆の世界線へガッと向かうんだとは確信している。それがどういうとこから、どういう形で出てくんのかは、日々いろんな情報と向き合いビジョンをチラ見してはいても、まだ整理はできない。ピンと来る何かのトピックスに触発されたり、誰かとの対話だったり出会いだったり、なんかそういうふとした出来事に意味がある時期なんやろうな。このモヤモヤを話せる相手が居たら一生話してられるが、相手は結構選ぶ。

4.タイムマシンネットワーク

あのね、帰省した時はローカルのテレビとかラジオのオンエアチェックするのが密かな楽しみで。やっぱ関西訛りがあたりまえに聞こえてくる環境は、何よりも自分の調律になるんすよ。

で、たまたまそこで流れてた楽曲達がね……子供の頃住んでた街で、当時大好きだった楽曲に触れるともう、何かあらゆる記憶のダムが決壊してしまい。エンターテイメントの世界に魅せられて、流れ流され今ここにいる自分の原点を見た気がして。なーんかエモやったなぁ。

その話の続きはまた別の機会に書こう。最近、とにかく美しいふくよかな日本語への執着が強まっているかもしれない。このところ、あの方も?えぇ?あの方も?みたいな寂しい便りが続いて切ないのだけども、お師匠さま方に受けた感銘や教えを改めて反芻して気付くことは多い。

グリルの掃除は元旦やりますよ。美味かったなぁ蕎麦。

もっとまとめるべきことあったよね、という声がもう一人の完璧主義者な私から聞こえるけど、オチのない散文だって別にいいじゃないと言い訳。何事も準備よねぇ。やる時はやるんですけど。勢いも大事ってことで許して。

加筆修正するかもしれないし、しないかもしれない。そんなくらいのモードで、初詣がてら寄合に挨拶回り行ってきます。

皆様の2024年が素敵なものとなりますよう。
本年もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます!

飯塚 美穂 @zukamiho

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