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【#遊戯王】「へぇ~」ってなるカードの元ネタ・周辺ネタ その3【雑ネタ】

まえがき

みなさまごきげんよう
いしずかです
こんな記事のためにいろいろ本とか読んでいるせいで順調に雑学おじの道を歩んでいます

例のごとくいつもの注意書きをしておきます。
※ここで紹介する例はあくまで一例やひとつの説を切り取ったもので、一応調査はしていますが、事実と異なる場合があります。
※あくまで「へぇ~」という感じでお楽しみください。

それではよろしくお願いします

《流星連打メテオラッシュ-シロクロイド》

このカードは「PHOTON HYPERNOVA」で登場した面白モンスター
元ネタはイラストの通りボードゲームでおなじみの「オセロ」です

よく見るとイラストの「石」の裏表にある色がしろくろになってます

なので今回はオセロの雑ネタです

いきなりですが実はオセロは日本産のゲームなんです!

出身地は茨城県水戸市
時は19XX年。
オセロの原型は「同じ色の碁石で相手の石を挟んで取るという"ハサミ碁"」という遊び(これも五郎さんが開発したのだとか)だそうです。
それを発展させたものがオセロ。というゲームなのです。

オセロという名前は五郎さんのお父様である長谷川四郎さんが名付けたそうで、シェイクスピアの四大悲劇の一つ、オセローから発想を得られたとのことです

ウィリアム・シェイクスピア
こっちはオセロー

オセローの話をざっくり説明すると、ヴェニス(イタリアはヴェネツィア)の軍人であるオセローが妻・デスデモーナとなんやかんやあってなんやかんやするという話です。裏切りと謀略が渦巻く物語とだけ覚えておいていただけたらと思います。

で、なんでそれが元ネタなのかというと
オセローは黒人で、デスデモーナは白人
そしてその二人を中心として緑の平原の上で裏切りや謀略、そして戦いの物語であることから元ネタとなったそうです。
(オセロが緑色の盤の上でプレイされるのもこの"緑の平原"が理由だそうです)

四郎さんは英文学者だったようで、そういう文学にも詳しかったということからオシャレな名前になったということみたいですね~

ちなみにオセロは稀に「リバーシ」という名前で聞くことがありますよね

これはいくつか理由があって、
ひとつは商標の問題で、「オセロ」はメガハウス社(ざっくりいうと五郎さんがオセロを持ち込んで商品化させた会社)の登録商標なので、同じようなゲームを出したい会社が「リバーシ」という名前で商品を出している。
とか、イギリスで「リバーシ」という似たゲームがありその名前を使っているなど諸説あります。

「オセロ」とイギリスの「リバーシ」には明確な違いというのはないそうなのですが、パスのルールが違ったり、ゲーム開始時に中心に置く石の置き方が異なったりと多少の違いはあるそうです。

《マドルチェ・マジョレーヌ》

《マドルチェ》デッキの初動でおなじみのこのカード
名前の「マジョレーヌ」は「魔女」と「マドレーヌ」を掛け合わせた言葉からできています。

というわけで今回は「マドレーヌ」を少し掘り下げていきます!

マドレーヌのイラストもあるなんていらすとや凄い

みなさまはマドレーヌを食べたことはありますか?

マドレーヌはフランス発祥の焼き菓子です。
貝の形をしており、バターのいい香りが特徴的ですね

マドレーヌという名前は最初に作った女性の名前である説が有力だそうで「マドレーヌ・ポルミエ」という召使いが厨房にあったホタテの貝殻を使って祖母から教わった菓子を再現しようとして作ったとのことです。
(wikipedia参照)

と、いうわけでマドレーヌとはホタテの貝殻の形をしているのですが、なんでホタテなん?ということでもう少し掘り下げていきます。

ホタテはみささまご存じ海で採れる貝です。
そして先ほどの召使いマドレーヌさんが仕えてた人はロレーヌ公スタニスラスという人で、(今でいう)フランスのロレーヌ地方に住んでいました。
位置的にはここら辺です

現在はフランス領。内陸の地方とだけ覚えてください

海からちょっと離れている場所ということです。
ここにホタテの貝があるのは自然じゃないですね
何かしら人の手が入っています
まぁ1755年あたりの話なので交易していたといえばそういうことなのですが、もう少し違う説が有力なのでご紹介します。

この答えは宗教にあります。
もちろんみなさまご存じキリスト教です。
キリスト教の話をしだすとバカ長くなるので、詳細は省きますがイエスの十二使徒の一人、聖ヤコブのシンボルがホタテ貝なのです。

ゼダペイの子の方のヤコブ。大ヤコブとも呼ばれます。
(十二使徒にヤコブって二人いるんですよ)Wikipediaから引用。

※ヤコブのシンボルがホタテ貝である理由はいくつかあるそうなのですが、散らかるので割愛します。
で、宗教には巡礼という信仰行動があります。
決められた宗教的に重要な場所に行って聖なるものに近づこうとする行動ですね。
スペインにある「サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂」という聖堂はヤコブの遺骸が埋葬されたという伝説があり、「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」のゴールとして定められています。

ヨーロッパ三大聖地のひとつとされています

この「サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂」に巡礼した人はヤコブにあやかってそのシンボルであるホタテ貝を持ち帰ったとされています。
なのでヨーロッパの各地にはホタテ貝がいたるところにあり、マドレーヌさんが居た内陸の地でもホタテ貝があった。ということですね

ちなみに《マジョレーヌ》のイラストにもマドレーヌを示すホタテ貝っぽい意匠が帽子のアクセサリーや箒に見られます。

あとがき

いかがでしたでしょうか!.
こういう記事書くの楽しすぎて量産できそうです!

今回から「雑ネタ」とタイトルを少し修正しています。
雑学というにはそこまで誇れる自信がないのであくまで「ネタ」ですので……
も、もちろんちゃんと調べてますよ!?

というわけで、もし「へぇ~」となった方はTwitter(X)で他の方にもこの記事を広めていただけると筆者も嬉しいです!
それではまたどこかで。

おあとがよろしいようで。

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