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5Cランプ調整録 ~ 豆の木は登りません ~

割引あり

はじめに

どうも、ずーかーさんです。
自己紹介は加点要素だとMSDさんに聞いたので、改めて。

本人の実績としては
・日本選手権2019 top4
・日本選手権2022 ~table top returns~ top8
・Arena Championship3 16位
・ジャパンオープン2023 top16

後はチャンピオンズカップファイナル皆勤賞(S1C1-S2C1)ぐらい。
また、ランプを使用した直近のイベントでの戦績は
・Arena Championship3 5-1※禁止改定前
・ジャパンオープン2023 9-3
・チャンピオンズカップ店舗予選 4-0
・スタンダード神挑戦者決定戦 6-2
の合計24勝6敗。
大会のレベル感が異なるので参考値ではありますが、丁度8割。
店舗予選含めるかは悩みましたが戦績のキリが良くなるので載せました。
※含めなければ20勝6敗の約77%
そのぐらいの人が書いている記事です。

エルドレインの森がリリースされて2週間ほど。
僕の中で今期のスタンダードが終了したので、いつも通り思考の言語化です。PWFM?あれはフォーマット『じゃんけん』
今回は試験的に「サイドボーディング&マッチアップガイド」パートを作成予定です。やる気が失われないことを願います。

今期のスタンダードの流れ

まず調整したのはジャパンオープンに向けてなのでそれまでをざっくり。
禁止改定を経て黒単や青黒ミッドが使用者多数の中エルドレインの森がリリース。
蒼紅杯でナヤトークンが優勝し、ゴルガリや赤単が存在感を見せた。
そんな中、アラーラコンボが開発されたり、忠義の徳目が注目され始めてエスパーが浮上し、黒単や青黒はどこへやら。といったところ。
ここまでで感じたのは、
『なんでアトラクサ使わないの?』

禁止改定前のAC3で5cランプを使用して5-1の好成績を収められたこともあり、知見の流用が出来ること、アトラクサが最強だと信じて疑っていなかったためそのまま5cランプを握ることにしました。

ジャパンオープンの結果と使用デッキ

まずはリストから。

今見ると吐き気がする

ランプ 後手◯◯
ランプ 後手◯◯
エスパーフラッシュ 後手◯◯
エスパーレジェンズ 先手◯××
赤単 先手◯◯
バントコン 忘れた◯◯
赤単 先手××
ナヤトークン 先◯×◯
赤単 先×◯◯
7-2でDay2へ。

エスパーリアニ 先◯×◯
ゴルガリランプ 先×◯◯
ゴルガリ 後××
のtop16で死亡。実質最下位です。※賞品は8から

軽く採用カードの理由を。
①執念の徳目
執念の徳目を獲得し、アグロ耐性が明確に向上&新たな勝ち筋が追加されました。

なんでゲインするの?

今までの一般的なリストでは、骨化、エターリがここの役割をはたしていましたが、除去兼フィニッシャーのカードを手に入れた事でデッキの柔軟性&安定感が向上しました。出来事は悪い文明。
それに伴いマナベースは大きく修正を余儀なくされ、黒を濃くしたマナベースに変更。
②眠らずの小屋
特徴的なのは黒緑のミシュラランドとラフィーンの塔の採用でしょうか。

これまたアグロ耐性ゲット

生き延びさえすれば勝てるこのデッキにおいて、この土地の有用性はかなり大きいです。土地も伸びるのでクリーチャー化しやすく、ゲインが積極的に狙えます。
ラフィーンの塔は黒白が両方出る土地が欲しかった都合上ですね。
インダサのトライオームが無いのが悔やまれます。
③藪打ち

2枚は要らんかった

エルドレインの前のリストでは除去が骨化と力戦の束縛の白に統一されていた為特に意識することはなかったのですが、黒と白に散ってしまったことによる対応です。
また、環境的に殴るデッキが多いという事もあり、アトラクサや怒りの大天使との格闘を見込んでいます。
よくある負けパターンとして、装飾庭園が壁として機能しない間に殴り切られる、アトラクサ出したはいいものの除去などで回復出来ずに敗北があります。安定感をもたらしてくれた上、そのパターンの解消に寄与してくれます。ただし、ジャパンオープンでは8を賭けた試合でこれの2枚目が腐って負けてしまったので、そこは反省点です。2枚は過剰で、素直な除去でいいなと思いました。

④精霊界との接触
以前AC3後の記事でも触れましたが、今回も基本同様の理由です。
3/4/4をブリンクして加速したり、アトラクサを守ったりと器用なカード。
後述しますがミラーのキーカードでもあります。
よろしければ以前の記事もご覧ください。
と思ったら超ざっくり書いてたので暇な人向けです。

サイドボードについてもざっくり。
・向上した精霊信者、ニッサ
ミラー、ゴルガリ、コントロール用。正直弱かったです。
ミラーはカウンターにも引っかかり、ゴルガリ相手はそんなライフの余裕がなく、コントロールはそもそも数が居ない。スタン神では解雇でした。

・放浪皇
ゴルガリ、コントロール、エスパー用。これも要らない。
出してる暇がない、が正しい。
4tに白白を要求するのはかなり厳しく、出たとしてもゴルガリ、エスパー共々間に合っていません。どう間に合わないかは【自分が後手】&【相手の理想の動き】を想定してみてください。禁止改定前は絶望招来の餌に出来たのですが、今期は不要ですね。

・エリシュノーン
説明不要。ミラー出たら基本勝ち。実際は裏目だらけで要らない。
AC3の時はプロツアー直後で骨化だらけだったので強かっただけ。

・強情なベイロス
対BG、赤単に強く出れる1枚。ヴェリアナで捨てるが理想だが、墓地の侵入者の護法でもOKなので忘れずに。
後述の精霊界との接触とも相性◎

・強迫
ジャパンオープンは雑多なデッキが多そうなので保険の1枚。ふんわり。

・一巻の終わり
アトラクサ出すだけのようなデッキや、ミラーでアトラクサ抜いたら勝つんじゃね?枠。エリシュノーン出せば勝つやろって思ってる相手にも◎。
実際は都合よく抜けないし、そもそも打ち消す方が早い。

・軽蔑な一撃
説明不要

・羅利骨灰
ミラーだけ。邪悪を打ち砕くでええやん。

・豆の木をのぼれ
遅いデッキ全般。このカードの採用は本当に悩みました。
今回は採用していますが、後述のスタン神のリストでは0枚です。
あとでこのカードに言及します。

採用候補だったカード

ジャパンオープンまでそんなに時間もなく、不採用理由だけ。

・木苺の使い魔
マナクリかつ、フィニッシュも兼ねたカード。強そう。
実際は切り崩し&ヴェリアナの的でしかなく、生き残らない。
極めつけは7枚掘った所で当たりが出るとは限らないこと。
なんで7マナ払って運ゲーしなきゃいけないの???

って事で解雇。

・金属の徒党の種子鮫
これまたヴェリアナの的。そして思ったより培養しない。
そもそも除去を抜いてくれるデッキでもないので生きない。
解散。

・沈黙を破る者、スラーン
打ち消されないだけ。壁。
と思ったらシェオルには殴られる始末。
挙句ヴェリアナで死ぬ。
解散。

ヴェールのリリアナ強すぎでは????????

さす元モダン級だけある

ジャパンオープンの敗北の反省

負けた試合で象徴的だったのは、エスパーレジェンズ戦の3本目。
2本目は綺麗に動かれてまぁ仕方ないと思える内容でしたが、3本目。
こちらがマリガンし土地4装飾庭園太陽降下キープ、お相手は7枚キープ。
こちらの先手3tの装飾庭園を踏み歩くものに対して喉首狙い。
返しに下水王、駆け抜け候と最悪に近い展開。
相手の土地に青マナが無いのですが、英雄の公有地を構えたまま4マナへ。
見え透いたアーテイ。時間を稼ぎたい所ですが、下水王がそうはさせてくれません。
1ターンサイクリングで待ってみましたが手札の改善はみられず、青マナを引かれてラフィーン+打ち消しのような展開はもっと最悪。
意を決して太陽降下をプレイして、当然のようにアーテイ→ラフィーンで負け。
ミシュラもあったのでもうしばらく構えて良かったかもしれませんが、土地を失うということは避けたかった。
ここで学んだことは、『自分から不利な2択に嵌まっている』ということ。

『太陽降下とはそういうカードだし、クロックパーミッションは相性差で仕方ないよね。』
『ランプはそういうデッキ、仕方ないよね』

よく聞こえそうな言葉ですね。どちらも耳さわりの良い言葉です。
しかし、そこで思考を止めてしまえば成長なし。
例えばこの太陽降下が喉首狙いだったら?
ネズミ1体は許してしまいますが、クロックはたったの1点。
アーテイを構えられてもなんともありません。ゆっくり待てばいいだけです。
確かにランプと言えば、マナを伸ばして全除去を打ち、遅れを取り戻すイメージがあります。しかし、そんな固定概念に捕らわれる必要はなく、目の前の現実にしっかりと対応しなければいけません。
そもそもクロックパーミッション相手に大振りは禁物。
つまり、構成上避けられなかった敗北なのです。

細かく細かく動き、相手のプレッシャーをどかしていれば、カウンターされたところで即敗北には繋がりません。
物凄く極端な例にはなりますが、相手のクリーチャーを全て除去してしまえば、その後どれだけカウンターされようと負ける事はありません。
そもそも太陽降下は環境的に必要だったのでしょうか。
答えはNo。ミラーでも正直強くありません。
ふんわり採用してしまった私のミスなのです。
というわけで、私の嫌いなカードに太陽降下がランクインしました。

赤単戦は特にありません。負けるときは負けます。

最後はゴルガリ戦。
1本目は先手の理で押し切られて負け、2本目はトップ勝負になりお相手のグリッサが最後まで止まらずに負け。この中で藪打ちを引いており、ここが素直な除去、もしくは違うカードだったらと死ぬほど後悔しました。
お相手のリストも非常に綺麗かつプレイも的確。
文句の付けようのない、私の完敗でした。

スタンダード神の結果と使用デッキ

ジャパンオープンの反省&ワールドのリスト公開、友人にも調整を付き合ってもらって出来たリストがこちら。

もう少しやりようあったなぁ

まずは結果から。
黒単リアニ ×○○
青黒フェアリー ○○
白単 ××
5cブリーチ ×○○
BG ○○
青黒ミッド ○○
エスパーフラッシュ? ○○

赤単 ×○×
のSE1没。

サイドの変更点

前回からの主な変更点は以下。
サイドから消えたカードたちについては上記で既に触れた通り。

①喉首狙い3 邪悪を打ち砕く1
エスパーミッドレンジorレジェンズの流行を見越して。
1回も当たりませんでした。

②藪打ち→急使の手提げ鞄
ヴェールのリリアナが課題だと感じたので、
場に置いておけるリソース手段として採用。
後述で豆の木との違いを。

③否認2枚
ミラーで軽蔑4にすると相手の軽蔑を消せないので散らし目的。
カウンター5枚は欲しい中のバランスで3-2で採用。

④石術の連射と切り崩し
vs神想定。絶対エスパー読み。エスパーは多い&ジャパンオープン優勝の白単も一定数居るだろうと判断。

⑤2000円→350円ドラゴン
遅いデッキ全般のリソースカード。
練習段階で完全に引いてるカードの質の差だけで負けたのが許せず採用。
土地も止まりにくくなるし攻め手も奪えるしプレッシャーにもなるしで◎。
今回のMVP。

敗北の反省

今回はあまりない。
黒単には強迫→除去→ヴェリアナ(産業のタイタン捨て)→シェオルドレッドの修復術されたり、白単にはトリマリに12エーデリンされてお相手と『このゲームの欠陥ですね~w12エーデリンをトリマリで消化したと思えば・・・w』『そうそう出来ないですからね~』と談笑からの徴兵士官→銅纏い→エーデリンの5億点最高速で負けたり。(装飾2力戦大天使土地3と悪くない手札だった)
ブリーチはメインにカウンターないから好き放題され、赤単は1度も大天使アトラクサが着地せず。1本目ダブマリしてみても良かったとは思うが、結果論臭い。練習段階で赤単は有利認識してたし、まぁ仕方ないかなぁという感想。ベイロスを1枚エルズペスの強打か、寄生性掌握か何かにしてても良かったかもしれないが、ゲーム中に引いていないので勝敗は変わらず。
仮に赤単に勝利していたとしても、次戦はボロス招集だったということでかなり厳しい戦いになったと思います。多分めちゃくちゃ不利な気がする。


さて、ここまでが調整録です。
いよいよサイドボーディングガイド、マッチアップガイドを書く段階となりました。
試験的に有料設定とさせていただきます。
RT支援?で無料で読めるようにはしますので、是非そちらをご利用ください。
投げ銭してもいいよという心優しい人はお願いします。
僕のダイエット資金、イケメン風からイケメンに進化する為のお金になります。
後述すると言っていた≪豆の木をのぼれ≫の見解についてもこちらで。

仮〆

一旦いつものやつで〆させていただきます。
いつも拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございます。
所謂テンプレとは大きく外れた自分のデッキなので、毎度申していますが参考程度に。
現にかのReid Duke氏は太陽降下4のリストで世界選手権TOP8になっています。ひょえ~~~~~~~~~~~
皆さん僕よりそちらを是非参考にしてください。
11月末のパイオニアファイナルまでしばらく出る大会もなく、ファイナルも新弾出て1週間後なのでしばらくは休憩です。
それではまた。
重ねてありがとうございました。





誰かキングクリムゾンでファイナルを吹っ飛ばすか仁王のペテンでフォーマットを変えてください。


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