Arena Championship 3 参戦日記&次回(以降の何か)に向けての反省

挨拶と経緯

こんばんば。
ずーかーさんです。
今回もノリと勢いで執筆していきますので体裁も何もないのはご了承ください。
基本自分向けに書いているので、シークレットテクとかはないですし文体も適当です。

ある日事件が。

友人「Arena Championship 3の権利、取れてね?」
ワイ「・・・なにそれ???」

この段階では大会の存在すら知りませんでした。
予選ウィークエンドの成績が良かった人の上から32人の完全招待制イベントに出れる、らしい、ほう。
勝てば世界選手権の権利に加え、出るだけで賞金1500$??????

予選ウィークエンドは参加していたものの、2日目7勝でプロツアー、それ以外無価値の大会と認識しており、5勝でキレ散らかしてた記憶があります。

細かい制度の説明は省きますが、出場資格があるようでした。
まさに天からの贈り物。
大会の存在すら認知していない人間にこんなことがあろうとは・・・

出れるとなれば、調整は必須。
今回はどうも、ドラフト3R+スタンダード6Rで行われるようです。

筆者、ドラフトというかリミテッドが大の苦手。
これはまずい。
構築は得意な方なので問題ないのですが、ドラフトは本当にまずい。

大会結果

ドラフト0-3

構築は5cランプを使用して5-1。
16位5000$フィニッシュ。

ドラフト0-3に隠れてこれが61枚とは気づかない

ドラフト・・・・・・
これを使うに至った経緯を書いていきます。

スタンダードの環境理解

ネイサン選手がプロツアーを制した、チームハンドシェイク謹製のラクドスミッドレンジが環境トップになると予想。
次点でスタンダードチャレンジで暴れていた5cランプ。
大半の人間がどちらかを使用するだろうと踏んでおり、数人が白単ミッドレンジ(もしくはその派生)かラクドスブリーチ、日本の元プロ勢がグリクシスリアニメイト、青白兵士が1-2人程度と予想。

自身のプレイスタイル的には、一部数の少ないアーキタイプに多少の不利はついても、環境トップを殺しにかかれるデッキを作ること。

今回で行くと、アグロ戦術に弱くなってもラクドスミッドとランプ双方に有利が取れるようなデッキを目指した。
が、自分の実力では何をしても上手くいかず、両方に有利を取るのは不可能と判断。
その原因として、ラクドスに有利になる構成を取れば取るほど、ランプに不利になり、その逆も然り。という点が挙げられる。

その最たるものは婚礼の発表。ラクドス相手は頼もしいが、ランプ相手は紙切れに等しい。
ではランプに勝つために高速アグロやカウンターデッキではどうか。
これはラクドスの餌と化してしまう。
スタンダード神で高橋優太選手がメイン強迫4枚で挑戦者になったように、そもそもカウンター要素が弱い環境であり、切り崩しや石術の連射でアグロ戦術も否定。
銀行と寓話がそもそもカウンターデッキに強く、そこに強迫4枚も入ればお手あげである。
石術の連射が当たらない赤単のようなアグロ戦術はラクドスには墓地の侵入者、シェオルドレッドに否定され、ランプには群れの渡りの魂力、怒りの大天使、アトラクサに否定される。

とまぁ、なんと持ちつ持たれつの関係であることか。
という事で真新しい何かを作る事は早々に諦め、既存のアーキタイプの何かを使うことで決定。
最有力候補はラクドスミッドとランプだが、それ以外にも可能性を探る為に一通りのデッキは回してみた。
以下その感想。

①青白兵士
クロックパーミッションという事もあり、嵌め殺せば無敵状態だが、要はその再現性がどれだけあるのか、という話。
切り崩し+石術の連射を獲得しているラクドスの餌。
ランプ相手もカウンターがソフト系がメインなので、普通に貫通することもあれば4tに出てきた怒りの大天使越えられなくてモジモジすることも。
無し。

②白単系
ラクドスには有利だが、ランプに本当に勝たない。
ラクドス戦も有利といっても6割あるかないかなので普通に負ける。
無し。

③セレズニアエンチャ
白単と同じ。これもまたランプに勝てない。
ラクドス戦だけ見ると白単より優れているとは思った。
が、シナジーデッキなので噛み合わないとドラフトデッキ回してんのかって思うこともしばしば。フラッドにも超弱い。
無し。

④ラクドスブリーチ
ラクドスミッドの防御をある程度捨てて、攻撃に特化したような構成。
候補に入ってはいたが、安定感の無さが課題と感じた。
強迫で大勝ちを落とされ、重量級カード抱えて死亡。がよくあるパターン。
最速大勝→7マナは確かに魅力的だが、そこまでリスクを抱える必要はなく、
ラクドスミッドレンジとの対面ではミッドレンジ側が有利と判断。
しかし、前述の3つと違い、ランプには有利。
速度感もランプと大差なく、ランプ側が税血や寓話に対処しているとミッドレンジにはない重量級カードが大量に降ってきて負ける。
候補。

⑤グリクシスリアニ
グリクシスミッドレンジのゴールを絶望招来ではなく、ギックス+アトラクサパッケージに変えたタイプ。
日本プロ謹製ということもあり、使用感は悪く無かったが特別良くも無かった。
アトラクサの素出し意識のマナベースで色事故も頻発し、死体鑑定士が何より弱い。
ラクドスには強迫でギックスが落ちたり、ギックスでアトラクサを釣った所に除去を当てられて押し込まれて負けたり、ランプにはアトラクサで加えたカードの質が違い過ぎる&3/4/4が重い&カウンター少なすぎて貫通する。
この2つのデッキ以外にはグリクシスのベースの強さ故に好感触だったが、肝心の2つは乗り越えられないと判断して無し。

⑥ランプ
安定感が無いようで安定感の塊デッキ。
潤沢なトライオーム+群れの渡り+力戦の束縛パッケージは本当に凄い。
魂力の3点ゲイン、怒りの大天使、アトラクサの絆魂でアグロ相手も普通に勝つ。
これを製作したデイヴィッド・オルセン選手には脱帽。
打ち消しに弱そうな見た目だが、マスカンばかりなので貫通するのは意外だった。
プロツアーの時と違って認知されたアーキタイプなので、サイドの微調整は必要だが、十分に使用に値すると判断。

⑦ラクドスミッドレンジ
完成されたデッキ。
文句のつけようがほぼない。あるとすれば、ミラーが結構クソゲーになってくることぐらい。パイオニアのラクドスミラーに近い感じ。
かなり練習してみたが、ミラーに対しての明確な解答を得られず。
この状態で世界のトップ達と争うのは危険と思うものの、デッキパワーと安定感が抜群過ぎてギリギリまで悩んだ。
対ランプは世間で言われているほど不利ではないと感じる。
先行が有利なのは仕方ないが、ラクドスが先手なら50%はあり、後手の場合でも45%ぐらい。
リスト公開性かどうかでも変わる印象で、公開性ならそこまで不利ではない。
非公開のラダーとかだと除去ハンドとの噛み合いでランプ有利。

以上がひと通り回してみた感想。
こういう時チーム調整出来る人たちが少し羨ましいと感じるが、
自分の性格的にもプレイスタイル的にも絶対向かないのでやむなし。

ランプの調整録

ランプを使用していく中で、細部のアップデートは必要であった。
禁止改定も出て環境が変わるのでメモ書き参考程度に。

・救済の波濤メイン1
アトラクサで捲る用。アトラクサは余程の状況以外では7マナフルタップでは出さず、8マナ以上で白を浮かせながら投げることを意識。
アトラクサが出る時点でデッキの半分ぐらいは見ている事になるので期待値としては上々。捲れたら大体勝つ。
何故か呪禁は全部につくのに、何故かプレイヤーへの戦闘ダメージは軽減してくれないので1に留め、かつ他に削る枠も無かったのでメイン61で登録。
絶望招来禁止ならもう要らない。

・精霊界との接触4
骨化は基本的に2tに打てないことが多いのが気になっていた。
トライオームのタップイン処理、そもそも白マナを出す為に群れの渡りを使う必要があるなど。
であれば3マナでも問題はなく、ブリンクも出来て汎用性の高い精霊界との接触を優先。
今回はリスト公開性なので奇襲性は薄いが、ラダーだとエターリやブリーチなどでこっちのアトラクサ奪ってくる相手を咎めるのにも活躍した。
相手残り1の状態で、アトラクサ+否認と構えられたが魂力でどかして殴って勝った試合は流石に吠えた。
個人的確定で4枚のスロット。

・銀行破り1、骨化2、エターリ1
銀行破りはラクドスミッド相手の後手時は本当に出している暇がない。
フィニッシャーがないって事は基本的にないので1でも十分。
エターリも同様で、それよりも延命手段の確保が最優先と判断し、それぞれ除去枠に変更。

・神河土地の採用
版図には貢献しないが、メリットが上回ると判断。
3種全て使ったし活躍した。

・軽蔑3、エリシュノーン2
ミラー用。既存のリストだとランプはエリシュノーンで完封されるものばかり。通って残れば勝ち。

・ティラナックス無し
無くてもカウンター貫通するので不要。そもそもカウンターデッキがいないと判断。

・放浪皇4
カウンターデッキ相手用もあるが、ラクドスミッドの後手用。
後手でゼンディカーの侵攻をプレイする暇はなく、そことの入れ替え。

反省点

ドラフト1回でも勝ってればTOP8(そう簡単な話ではない)

構築の調整手法、思考法などは今回の結果で自信に繋がった。
デッキは本当に強かったと思うし、満足している。
成功体験に囚われないよう、継続していく。

構築はラクドスのブン回り×2以外ほぼ拾って5-1出来たものの、ドラフトが明確な課題。
練習方法の確立すらままならない状況で、本当になんとかしたい。
こういうハイレベルな大会(プロツアーなど)でしか求められない技術なので後回しにしてきたツケが一気に来た。
ドラフトではピックもプレイ中も幸運であったとは到底思えない内容ではあったが、それにしても0-3は良くない。
0-3を1-2に持っていくのもまた技術である。
自分の中でぼんやりとした反省点はあるが、それが本当にあってるのかもわからない。
情報を集めるのは当然として、まずは練習法の確立からか。

まとめ

まずは調整に付き合ってくれた友人たちに感謝を。
友人たちの協力無しではこの結果は得られていないので
本当に仲間の大切さを痛感します。
Sさんに影槍集られてますが気にしないことにします。

今回の大会は良くも悪くもいい経験が出来たと思います。
またこの舞台に立ちたいと強く思いますし、この大会を認知した以上
目指さずにはいられません。
(ただ本当に生活リズム破壊されるのがキツイ)

次の大型イベントはチャンピオンズカップファイナルのパイオニア。
サイクル1から初日落ち、2日目と来ているので次はTOP8ですね(違う)
適当に書きなぐっただけですが、ここまで読んで頂きありがとうございました。


俺はスタンダードやりたい。



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