ナンバー9ドリームを読んだ 他
また低気圧
信仰に近いものなのかもしれないが、気圧が低いとやはり思考がどろんとする感じがある。少し前まではこういう日にカフェインや筋トレでカウンターを入れるようにしていたが、プラシーボ以上の効果はなさそうなので最近はあまりしていない(筋トレは長期的には効く気がする。これも信仰かも)。
なので普通〜に毎日飲む程度のカフェインを入れて、どろんと仕事をしていました。不眠症を患っていた時期は胃が荒れるくらいコーヒーを飲んでようやくなれていたような状態。最近は睡眠を取って定期的に運動もしているので、緊急対応しなくても低気圧をやり過ごせる。肉の檻から出られる世界になるまではまだ相当時間がかかりそうなので、騙し騙しやるしかない。
ナンバー9ドリームを読んだ
昔どこかに紹介された時に引用されていた台詞に心を掴まれて以来、ずっと読んでみたいと思っていた小説……なのだが、一月前まで続いていた原因不明の読書力低下のせいで手に取るところまではいっても開けない、という状態がずっと続いていた小説。なぜかまた本が読めるようになったので、思い切ってガッ! と読んだ。
結論から言えばかなり最高の読書体験ができた。大筋としては屋久島出身の私生児「三宅詠爾」が出会ったことのない父親を探しに東京へ出てきて……という感じ。著者はイギリス人だが日本での生活も長く、人や土地や文化の描写には生活感と説得力がある。
屋久島から出てきたばかりの詠爾の情けなさ、世間知らずさと、それを取り巻く東京という街の容赦なさ。日々を重ねるうちにそれも和らいで、東京は少しずつ詠爾の街になっていく。と同時に、父親を探る詠爾の前にきな臭い東京の闇がちらつく。どうやら彼の父親はとんでもない人物らしい……それも主によくない方面で。詠爾はかなりの頻度で命の危険に晒されながら、少しずつ自分のルーツへと迫っていく。そして……。
9番目の夢は夢の夢。物語はその通りの結末を迎え、そして続く。
最初に惹かれた台詞は吐かれるシチュエーションも吐く人物も最高で、その意味でも全く期待に違うところはなかった。お話の面白さと社会的な視座のブレンド感も個人的にはかなり最適だと感じたし……特に理由がなければ、(屋久島が許せねえ、とか)みんながそれぞれのタイミングで手に取っても良い小説じゃないかな、と思いました。
まさよすのASMRを聞く
昔「日向坂で会いましょう」で(ごめん、まだ「ひらがな推し」だった頃かも)紹介されたASMRの人。動画も紹介されていたもの。それで知って以来この人が結構好きで、たまに思い出した時(今日とか)は聞いている。
見かけも声も若くて可愛いことが担保されたVtuberの女の子が効果な機材で鼓動を聞かせてくれる(言葉にするとマジでキモいな。外に持ち出してどうこう言うもんじゃない)のも良いが、時には若くも可愛くもない男(いや、諸説あるのは理解しますが)が楽しく、その楽しさを阻害しない程度に頑張ってするASMRが必要な日もある。
まさよすのASMRはそれに完璧に応えてくれる。また半年後とかになったら聞きにいくと思います。
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