見出し画像

クラウドファンディングでけつバイク写真集を造るぞ! という物語(9)

 お久しぶりにこちらとなります。

 最も懸念していた撮影ターンの二日間が遂に終わった。
 何せコアな部分な上に、ここのために予算の大半を注ぎ込んでいる。何か失敗があったら目も当てられない。その上、俺は写真も製本も全く分からないのだ。
 かなり前の内容にもなるので、俺が過ごしてきた時期のことが自分で分かっていい感じになると思われる。多分。

何かを疑問に思ったらしい
くれるんですよ
条件付きで
突然そんな連絡来たから放置してた
金貸しますってのがめちゃくちゃ来る
余ってるくらいなんだこっちは
舐めるなよ
さすがに3月は無理
東京都はクラファンを応援しているそうだ
言われたところでどうしようもないが
閃いたのが11月くらいだし
手数料が高すぎる

 なんというか、東京都は起業的なものを推奨しているのだろうか。
 いいのか? 「日本けつバイク興業」などという会社を作っても?

ホントになんで期間限定なんだよ
貰えません
彼は失敗したので
俺は成功した
しかもハチロクの希望する出資額に等しい額
上から目線になるしかない
俺が上なので
世間に顔向け出来ない
あと別に仕事も来ない
何言ってんだ?
全部経費だ?
私物化したいのか?
まあ、めんどくさいよね
実はそれほどめんどくさくないらしいが
売り上げとか販路とか気にせにゃならん
販路は同人誌ということで何とかなるが
アホっぽい
全て助成金目当て
もう貰えないのに
大金やぞ
実はまだ作ってない
撮影が気になって気になって
まあまだ間に合う
ふざけたことを抜かすな
パロディと言い張るにも限度がある
逆にこんだけ時間に余裕があればいける
グッズだけ溜め込んでも仕方ないし

一発芸だよ
Campfireの子会社
そこまでのことじゃないよ
結局繋がりたかったみたいだ
首輪を自分で用意しかねない

なんだよ
集めてどうすんだよ
結構ギョッとする
こんな金額振り込まれたことない
遂に「けつバイク」という言葉が解禁された
長かった
人間不信にもほどがある
買えないよ
バイクとかなら買えた
新車で

この辺も考えなきゃならない
造る方というより、余るやつ
寄稿される皆様も撮影終わればその気になるであろう
依頼したときはフワッフワしてたし

特に何もしてない
口座から突然お金がなくなったらどうしよう
実際、ちょっと怖かった
もっと色々なものを信じて欲しい
というか見たことない残高が不安だった
TWなんだよね、要するに
別のコーナーで既報の通りの有り様だが
まあでも別にいいやと思うしかなかった……
のだが!

ビッキビキ緊張してた
寝過ごすとか

初手、吉村さん
ほんとそうだよ
関係ないわけでもないし
雰囲気あるう~
ロケーション提供はスピードスターさん
お世話になりました
艶めかしさがある
麻倉まりな様
くっそ可愛い
夏希さま
ほんとに整備士でいそう
いないと思うが
少なくともこの格好ではない

 この時の撮影が一番過激だった。
 変な声出た。
 写真集の見所の一つ。
 期待してくれ。

午後からは車種を変えます
カフェなのでカフェっぽく
ビバンダムくんにナイスワークして貰った
誰かに「江ノ電の撮り鉄の気持ちが分かった」って言われた
ビバンダムくんと
お二人ともとてもきさくでいい人

 え? と思って結構ビビった
 「外から見えるところでわいせつなことをしている!」とか。
 まあでも極論言うと「水着で歩いちゃだめなの?」とも思うが。
 全裸になっとる訳でもあるまいし。
 ただポーズとかは怒られそうな物があった。埼玉県とかに。
 道路にせり出して撮影してたから道路使用許可かな? とも思ったが。
 どうも全然関係なかったらしい。
 まぎらわしいことをするな。

 余談だが、通りすがりの中学生二人がマジで口ポカンと開けてガン見しながら歩調がゆっくりになっていた。あの二人はもう「モデルタイプの女性」でしか性欲を発散させられなくなったと思う。


二日目です。
最初は海。
ヨット訓練所だよ

 ここは都の施設らしく使用料が安い。
 六時間で7000円とかだった。安い。
 ただ派手なことすると多分怒られる。
 東京都に。

 実は「バイク+海」はなかなか撮影できない。
 海の近くまでバイクで寄れる場所というのがあまりないのだ。
 まあ、事故の原因だしな、とも思うが。

それでも着衣なりにやった
これはこれで凄いという感じだった
これも雑誌みたいで良い
個人じゃなかなか撮れない

 俺が二年以上待ち続けどう考えても撮影に間に合うはずだった、あのTW。それと同じ車種がボロボロの状態で捨ててあった。そんな偶然、ある? しかもボロボロなのがまた良い。
 最早、現在、訴訟状態のTW、撮影の主役になるはずだったものが今ここに。多分かなりのラインで盗難車だが。
 俺の引きは凄い。
 ひどい目にあってる時だけ何かを引いてくる。
 というかこの写真集自体がそう、という気もするが。
 転んでもタダでは起きぬというか「転ぶ回数が多すぎる」のだが。
 こんな偶然、あるかっちゅう話ですわ。
 あるから怖いんだけど。

元々の企画、諦めていた企画がが現実の物に
別に写真集に入れても良かったのだが
捨ててあるとは言え「他人のモノ」なので
盗難車だったら尚更だよね


三発目開始
ここは短い
Vmax写りすぎ
いよいよ佐久間さんのカタナだ
ガラスコーティング済みでピッカピカだぜ
凄い似合ってた
服とかも似合ってた

 なんかここまで来ると馴れてきたのだと思うが、お二人とも乗っている姿が完全に「バイク女子」だった。脚も長いからますます。見ていてとても楽しかった。美女+バイクだからな。

ライティングが凄い
スタジオはやはり凄い
俺が適当にスマホで撮ってもなんか違う

 ここから出資者の方や見学の方(寄稿してくださる方や製本に協力してくださる方も呼んだ)が増えて一気ににぎやかになった。なった、とは言うが実際に撮影が始まり、ケツと胸がバイクと一緒に躍るさまを見て全員真顔になっていた。ついでに「見ちゃいけない」と思ったのか定期的に目線を外したりしていた。

はい、終了!
ここまで露出は避けていたのだが、チラ見せで期待を煽る
俺は策士。
軍師タイプのオタク

 というわけで最大の山場を抜けました。
 このまま製本作業に移ってもいいってことだからね。でも他のコンテンツも充実しているぞ。とてもいい本になりそうだ。というかせねばならんのだが。なんで他人ごとなんだよ。
 実際の話、やはり皆さんプロでありますからしてプロ意識というものが間近で実感出来て良かった。
 何せ俺は素人なので。
 参加して頂いた出資者の皆様もご満足頂けたようで何より。
 五万円はね~ほんとはバイク持ち込みを想定しての金額だったんだけどね~だってその分、時間撮られるし。ちゃんとしたスタジオで全てがプロという方々に、自分のバイクを撮影して貰える機会ですよ。しかも多分、相場から言ったら格安ですよ。
 でもバイク持ってない方も参加してくれた。
 最大出資者の「十万円の男」が許すのであれば少しはサービスがあってもいいと思いサービスもした。具体的には言わないが、なんか和気藹々としてたしそれはやめましょうとも言いたくない。十万円の男がゴネたら、それはやめていたが。あの男にだけそういうことを決める権利がある。良かったね。
 みんな楽しそうだった。楽しいのが一番。
 俺が一番楽しんでいた気がする。
 もう体力の全てを使い果たした。ほぼ何もしてないのに。
 次は製本で具体化していきます。
 しばしのお待ちを。
 良い本を作ります。応援のほどをよろしくお願いしつつ、もう少しばかりお待ちいただければ幸いです。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?