自粛生活のダイエット

これまでの人生のなかで、あまり体重の増減はなかったほうだ。それが今年に入ってから5kg増えた。

5kgは、さすがに見た目に影響が出るので、家族や兄弟からどうしたの?と言われてしまった。

今年は年末年始の会食が多く、そこから自粛生活に入ってしまったのが胃を拡げる原因だったかもしれない。思い返せば、今年の2月あたり(コロナが身近に感じ始めたころ)、その証拠に顔に吹き出物が出た。3月に突入し子どもの小学校が休校になって家族の時間繰りと、あとスーパーからあらゆる食物がなくなって、買い物に走り回り、先のみえない不安感にさらされた。4月からは在宅勤務が増え、5月のGWも休みらしい休みもないまま、明けるとすぐ保育園が休園。私は完全在宅勤務になってしまった。6月に保育園・小学校が再開し、会社も出勤を再開するようになって、現在8月。荒れた天候が続いて頭痛や体調不良の嵐が過ぎ、気づけば梅雨明け、夏まっさかりである。子どもは例年にない変則的な学校とその合間を縫って組まれた塾の夏期講習。その日程のなかから私がいつ夏休みを取るのかを決めて会社に早々申請を出さなければ・・・(どこに行くというムードもないが)。

そんな気持ちの切り替えができないまま、ずるずるとストレスフルな生活を続け、私は5kgの脂肪をたくわえていた。

どんなに食べても太らないのは、若い頃の特権かもしれない。いや、継続的に体内に食べ物入ってくれば、いつだって誰だって太る。当然の結果だ。第一、在宅勤務そのものが体重増加の一因であることは大きい。面倒くさいだけ、人生最大のムダと思っていた通勤時間が、実は平日の唯一の運動であり、また大事な心のスイッチ切り替え(=ストレス軽減)に大きく寄与していることを知ったのは私だけではないはずだ。

完全在宅勤務している夫はというと、年明けからリングFitを毎朝習慣づけている。体重は変わらないものの、筋肉がついて引き締まってきた。

やばい、やばすぎる。私も5kgなんとか戻そうと決意した。

まずは基本中のキホン、間食をやめること。家の中、十数歩歩けば冷蔵庫や食料棚にたどりついてしまう環境。「ちょっと休憩」がイコール「食べる」になっている状況が最悪だ。あと夜の白飯。私は何より、炊き立ての白飯が大好物。少し前に、農家をやっている親戚から送られてきた米が、最高に旨すぎた。これも我慢だ。朝は朝で、適当にパンをかじっていた生活から一変、この自粛生活で朝食はキッチンに立って作るようになり、家族に温かいものを提供できている。「これぞちゃんとした母」と思いきや、ごはんやパンにおかずをつけて食べていれば太るに決まっている。これもやめた。

これまでは、なんの疑いもなく”起きたら食べる”、”食べたいのは自分の身体が欲しているから食べるのだ”と思っていた。これからは、”おなかが空かないと食べない”に決めた。これで1週間弱。すでに2kg戻っている。ちょっと安心。残りは3kgだ。<後半つづく>

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