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ヅカヲタからみた宝塚歌劇団とK-POPと日本のアイドルの違い

今日はずっと書いてみたい!と思っていたことを書きます!

それが、

宝塚歌劇団
K-POP
日本のアイドル

の違いについて。

この3つの女性アイドルグループを見ていると、明確な違いを感じることがあります。

今日は独断と偏見でこの共通点と違いについて語ります。

*あくまでも個人の主観です。

私のヲタ歴紹介

まずは私の紹介から。

宝塚歌劇団:観劇歴は人生の半分くらい(十数年)。以前は全組全公演観劇派のディープファン。愛が深くなりすぎて一周回って見たい組・作品だけを見るライトファンに。昨今の宝塚はアイドル化してきているように感じている。

K-POP:2019年からBLACK PINKにどハマりしている。その後ITZY、MOMOLAND 、TWICEも聴くようになり今はK-POPの可愛い&美しいアイドルたちを拝むことが趣味と化している新参者。

日本のアイドル:歌番組でよく見かける程度でめちゃくちゃ好きなアイドルはいない。平手友梨奈さんが好きで欅坂はよく聞いていたけど彼女が卒業されてからは全く聞かなくなってしまった。

今日はこんな人が3つの女性アイドルグループの違いについて語りたいと思います。

【違い①】ファンに見せる範囲

【K-POP】
成長過程は基本見せない。完成された状態でファンの前でパフォーマンスする、「結果:完璧」スタイル→パフォーマンスレベルは最初から高い

【宝塚歌劇団・日本のアイドル】

成長過程をファンに見てもらう「見守り」スタイル。完璧性よりも親しみやすさなどが求められている。徐々によくなっていくパフォーマンスを楽しんでもらう

宝塚一辺倒だった私がK-POPを見て驚いたのは、パフォーマンス時の完成度の高さです。

成長過程を見せるというよりは、すでに出来上がっていてパフォーマンスレベルの高さに圧倒されました。

まさに「THE・プロ」という感じ。

それがK-POPに対する私のイメージですし、K-POPファンもおそらく完成されたパフォーマンスを求めているのだと思います。


対して日本のアイドルや宝塚歌劇団は「成長する姿」や「頑張っている姿」をファンに見てもらうのも魅力の一つになっています。

つまり、宝塚のファンや日本のアイドルのファンは「成長を応援する」ことを楽しみにしている部分があると思うのです。

最初から完璧なパフォーマンスを求めているわけではなく、彼女たちがもがき、苦しみながらも成長していく姿を見守りたいのでしょうね。

この日本と韓国の「ファンに見せる範囲」の違いにも私は驚きましたね。

【違い②】パフォーマンス構造

K-POP、宝塚、日本のアイドルではパフォーマンス時の構造も大きく違います。

【K-POP】
・集団で歌うことは少なく、一人一人のソロパートで曲が構成されている
・常に誰か1人がクローズアップされる構成
・替えが効かない→メンバー一人一人が唯一無二の存在すぎるので体調不良などで休むのは難しい

【宝塚歌劇団】
・トップコンビ、2番手、3番手、注目若手以外は集団で歌い踊る
・トップコンビ、2番手、3番手、注目若手は替えがきかない立ち位置
・上位メンバー以外は代替えが効く→体調不良などで休みやすい

【日本のアイドル】
・集団で歌い踊る(基本的にソロパートはない)
・人気メンバーが中心に立つ(全員がセンターに立てるわけではない)
・上位メンバー以外はどんな時でも代替えが効く→体調不良などで休みやすい

わかりやすくいうとK-POPは「個人」を重視することに対して、宝塚歌劇団や日本のアイドルは「集団」を重視する ということでしょうか。

K-POP聴き始めた時はソロの長さとか意識したことがなかったのですが、Youtubeで動画を漁っていると必ず「Line Distribution」という動画があって。曲ごとに各メンバーがどれだけソロを歌っているかを測っている動画があるんですよね・・。

これを見た時、初めは「何がそんな重要なんだろう?」と疑問でしたが、ソロの長さは人気や事務所内での評価を表しているのかもしれませんね・・。


一見すると個人を重視するK-POPのやり方の方が良さそうですが、これも一長一短ですよね。


K-POPのやり方だと個人個人がソロアーティスト並みの個性・表現力・体調管理を求められるため、ちょっとでもダンスで手を抜いたり、体型管理ができていなかったりすると明確にわかってしまいます。

またオンリーワンの存在であるが故に体調不良など休養することは難しそうです。メンバーが少ないグループであればあるほど、この特徴が顕著に現れるでしょう。


逆に宝塚歌劇団や日本のアイドルグループのようなパフォーマンス構造であれば、人気メンバー以外が休養したところで大きな支障がないというのは大きな強みかもしれませんね。休みたい時に「休みたい」と言える労働環境は大事です。

オンリーワンの存在にはなれないかもしれないけど、メンバーに何かあっても全体として支障なくグループを維持できるのは宝塚歌劇団や日本のアイドルならではの方法なんでしょうね。

その代わり、宝塚歌劇団も日本のアイドルグループも「人気メンバーは替えが効かないから休めない」というのはK-POPアイドルと一緒なんですけどね。

【違い③】デビューの早さ

これも大きな違いだと思います。

宝塚も日本のアイドルもデビュー前の期間は比較的短く、デビューしてから経験を積んでいく「現場主義」。

それに対して韓国のアイドルは「練習生制度」なるものがあり、デビューするまでに平均5年くらいかかるそうです。

K-POPアイドルは練習生時代は基本見せずにプロとしてデビューしますが、日本のアイドル、宝塚歌劇団は早々にデビューしてプロになる過程を楽しんでもらうのがスタンダードスタイルです。

これは【違い①】と被りますが、このデビューに対する考えの違いも面白いですよね。

【違い④】ターゲット(自国か世界か)

もう一つの大きな違いはどこをターゲット(客)としているか。

そもそもK-POP、宝塚、日本のアイドルではパフォーマンスを届けようとしているお客さん(ターゲット)が違うんですよね。

ざっくりいうと、こんな感じ↓

【K-POP】
・完璧な(プロの)ダンス・歌を聴きたい、見たい人
・毎回大きく変化する衣装や髪型を楽しみたい人
・自国だけでなく、海外への進出を狙う

【宝塚歌劇団】

・舞台が好きな人
・容姿端麗なタカラジェンヌが好きな人
・宝塚歌劇独特の雰囲気が好きな人
・日本人

【日本のアイドル】
・成長を見守れるアイドルが好きな人
・(1人だけ浮いちゃうような)派手さよりも可愛い方が好きな人
・日本人

そういう意味ではターゲットが全く違うので、うまく住み分けできているのかもしれませんね。

【まとめ】それぞれの違いを楽しみたい

大きな枠組みで考えると、みんな女性であり、1つのグループに所属しているわけだから何かしらの共通点がありそうだなと思いましたが、なかなか共通点が見つからず、違いばかりが見つかりました。

今回色々書いていて思ったのは、

「それぞれの違いを楽しみたい!」

ということ。

K-POPにはK-POPにしかないいいところが。
宝塚歌劇団には宝塚歌劇団にしかないいいところが。
日本のアイドルには日本のアイドルにしかないいいところがあります。

どこのグループもオンリーワンの存在として各方面で頑張って欲しいです。
みんなが可愛く笑顔でいてくれたら私は幸せです・・涙

ということで。

ずっと書いてみたかったことを書けてなんかスッキリー!!

また気づいたことがあったら追記していきますね〜。

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