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凪七瑠海が5分で誘う”宝塚歌劇の夢”

むー

10月25日に千秋楽を迎えたカチャ様主演の『パッション・ダムール -愛の夢-』

非常に評判が良かったこの作品、皆さんはご覧になっただろうか?

私はライブ配信で観劇予定のはずだったが、恐れていた息子の癇癪(昼寝したいけど寝れないから俺と遊んでくれ)に付き合わされてしまい、購入したのに僅か5分程度しか見れなかった。。

でも。

たった5分のレヴューが私は忘れられない。

凪七瑠海のたった5分の煌めきが、私に「宝塚とは何か」と考えさせ単純なことを教えてくれた。

たった5分みただけで『パッション・ダムール』の全てを語れるなんて、だいそれたことは微塵も思ってない。この公演の完璧なレポをみたいなら他の記事を当たることを全力でオススメする。

これから書くのは私のカチャへの個人的な思いとたった5分間で夢へと誘っくれる彼女の素晴らしさについてだ。


凪七瑠海は5分で現実から夢へと誘う

『宝塚歌劇はロビーに入った瞬間から夢の世界です』

よくこんな言葉を聞くけど私はどうしてもそんな感じにはなれない。

都会の喧騒から離れ、静かに赤いシートに身を委ねて観劇前にパンフレットを読んでいたとしても脳裏をチラつくのはいつだって「家事・仕事・育児の何か」。

ディズニーランドも宝塚も、現実から夢の世界へトリップするまでにある程度時間がかかってしまうのが私という人間だ。


だからライブ配信を自宅で観劇する時は、よっぽど静かな状態じゃないと集中できない、、というか宝塚が作り出す夢の世界に入り込めない。


ましてや『パッション・ダムール -愛の夢-』のライブ配信当日はギリギリまで息子と格闘し部屋を片付け、あわよくば彼を寝かそうと必死だった。
開始1分前になってもなお、「いざ夢の世界へ〜!」なんて気持の余裕は全くなかった。

そんな私の目の前に現れたのが凪七瑠海その人だった。

私が彼女のこの公演をちゃんと観劇できたのは5分くらいだったと思う。
いや、、もっと短かったかもしれない。

でも、彼女が存在しているだけで。
彼女の微笑みを見るだけで私は宝塚歌劇をたらふく味わった気持ちになれた。

時間的にいえば「観劇した」なんていえないような時間の短さなのに、たった5分程度で彼女は私に宝塚歌劇をみた時の満足感を与えてくれた。

私は幕開けしかみれていないけど、カチャはロマンチックレビューがとても似合っているし、何よりも古き良き宝塚との相性が非常にいい。

これも私が「宝塚歌劇らしさ」を味わえた要因の一つなのだろうけど、おそらくそれだけじゃない。

私がたった5分で宝塚の夢の世界にトリップできたのは凪七瑠海という正統派男役のおかげなのだと思う。

凪七瑠海は特別な男役

劇団にとって凪七瑠海という男役が特別であるのとは別に、私の中でカチャは特別な場所に位置している。

何が特別かと言われると・・上手い言葉が見つからない

ただ一つ言えるのは、彼女を初めてみた時(宙組「トラファルガー」)から私の中で彼女はどんな時でも目を反らしてはいけない存在として位置していて、宝塚歌劇のアイコン的な存在になっているということだけ。

客観的に凪七瑠海という男役の実力だけを見ると自分が彼女に惹かれる理由はわからなかったりする。

カチャはお芝居はうまいけど、声質が男役向きではないためセリフでも歌でも声がこもりがち。長い手足を活かした美しいダンスは好きだけど、ダンスの名手というわけではない。

総合的にいえば実力的には「平均的」な彼女だけど、私は強烈に彼女に惹かれる。

それはなぜか?

それはこの前ブログでも書いたこのテーマ↓と通じるところがある

凪七瑠海が一瞬で夢を見せられるワケ

私が5分で宝塚歌劇の夢に引き込まれた理由。

それはカチャ自身が宝塚歌劇(ロマンチックレヴュー)そのものだから。

別の言い方をするならば、岡田敬二先生の作り出す「宝塚歌劇の世界」の主人公にカチャはぴったりだから。

以前から違和感を感じていたのだけど、カチャは現代的な衣装や作風が似合わない。ご本人は現代モデルとしても十分通用するようなスタイルも持っているのになぜか似合わない。

それはきっと、凪七瑠海という男役像が宝塚歌劇の原点そのものだからと思う。

「こいつ何言ってんだ・・?」とそろそろ思われそうだけど、許してほしい。

私にはこの言葉しかで出てこない。


凪七瑠海は”宝塚歌劇そのもの”だから一瞬で夢を見せられる。


経験で培われた雰囲気と持ち前の気品。
全てが夢を見させるために備わっている。


だから私にとって彼女は特別なタカラジェンヌなのだと思います。

「宝塚らしさ」とは夢だ

「宝塚らしさとは何か?」

散々ブログでこねくり回して考えてきたこのテーマ。
結果はいつもフワフワとした曖昧なものだった。

でも、カチャはたったの5分で私に教えてくれた。

宝塚歌劇とは夢である。
宝塚らしさとは夢である。


多分・・いやきっと。
これが真実であり、カチャが『パッション・ダムール -愛の夢-』で伝えたかったことだと思う。

はやく全編見たい・・DVD買いたい・・。

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