
美園さくらの『愛されるための努力』
今日はさくらちゃんについて語ろうと思う。
先日Twitterでも書いたけど、トップになってからのさくらちゃんはビジュアル面での成長が著しすぎて、退団を発表された今となっては『退団をとりけしてほしい、、』と思わざるを得ない状態だ。
首席入団でトップになった時から高い実力を持っていた彼女。
トップ就任時からファンが大観劇ムードだったかというと実はそうではなかったように思う。
今日はその辺から今までの『美園さくらの努力の軌跡』を追ってみた。
一番変わったのは『メイク』
美園さくらちゃんがトップになってから一番努力したのは何か?
それは『メイク』だと思う。
残念なことに彼女がトップ就任した時はちらほらとこんな声が聞こえた。
『ビジュアルが苦手』
私は彼女の小悪魔っぽい猫目や小さな唇が好きだったけど人によっては『意地悪そう』に見えることもあったようだ。
たしかにトップ就任時のさくらちゃんの舞台メイクをみるとかなりキツい印象を受けるのも事実だ。
彼女は確かな実力を持ってしてトップになったのにビジュアル面でアンチを増やしてしまった部分があったのかもしれない。
とはいえ、ビジュアルはなかなか変えられるものではない。
整形するわけにもいかないし、相手役さんとの相性もあるからガラリと路線をかえるわけにもいかない。
では、どうするべきか??
推測だけど美園さくらちゃんは『メイク』を大人っぽい印象から大人カワイイ印象に近づけるように努力してきたと思う。
実際に彼女の写真をみてみよう。
これがクルンテープの時の舞台写真↓
そしてこちらが現在公演が行われている『ピガール狂想曲』の舞台写真↓
ただただ大人っぽいだけでなく、コケティッシュでカワイイメイクに仕上げている。
作品によってメイクはガラリと変わるけれど、全体的に見ていて
『大人っぽい美園さくら』→『大人カワイイ美園さくら』
へと傾向を変えてきているように思う。
相手役である珠城りょうさんのイメージを崩さないようにあえて大人っぽく仕上げていだと思うけど、自分が多くの人に愛されるためにメイクを日々研究されてきたのだろう。
その成果は毎公演のスチール写真にちゃんと表れている。
愛されるための『セルフプロデュース』
私自身は美園さくらちゃんのオフの話し方が苦手だったりした。
とても甘くて甘くて。。
宝塚の娘役としては愛せたけど、同年代の女性の1人としては若干『幼稚』に見えてしまう節があった。
しかし、最近の美園さくらちゃんはただ甘いだけではない。
いつしか美園さくらちゃんは『甘いだけではない、芯があって責任感の強い女性』というイメージも観客に与えるようになった。
そのイメージを作るのに一役買ったのは『IAFA』のエマ•カーター役。
あの役をきっかけに美園さくらちゃんは自身のイメージをガラリと変えることに成功したと思う。
もともと知的(経歴をみても絶対聡明な方だと思う)好奇心にあふれていて賢い彼女はエマ•カーターという仮想の人物を通して本名の自分を上手に『美園さくら』に滲ませることができた。
元々彼女が作り出していた甘々な夢見る少女『美園さくら』を再度ブランディングすることによって、彼女は同年代の女性たちの共感を得て尊敬されるような女性になることができた。
極限まで身体を絞って実現させた『夢』
美園さくらちゃん、痩せましたよね。
痩せることを努力と呼ぶのを糾弾される世の中ではあるけど、宝塚は特殊な世界。
痩せる=努力とは全く思わないけど、さくらちゃんは痩せることによって多くの人に愛されるという夢を掴んだとおもう。
就任当初のさくらちゃんのお写真を見てみると、今よりもふっくらされている。プラスお化粧も今よりもキツめなので実年齢よりもだいぶ老けて見えてしまっているように見える。
逆にいまのさくらちゃんの舞台写真を見てみると、なんとなく就任当初よりも若返っているように見える。
一言で言うとスタイリッシュ。
スレンダーな上に長い手足の持ち主なので現代的なドレスがとてもよくお似合いだ。
さくらちゃんをみていると内臓がどこにしまってあるのか不安になるけれど、彼女の努力の成果はちゃんと観客の目にも映っていることをいつかお手紙でお伝えしたい・・涙
トップになってからも努力し続けた証
私は一つだけ楽しみにしていることがある。
それはスチール写真が公開される日。
さくらちゃんのスチール写真が毎公演公開されるたびに「さくらちゃん、前よりも可愛くなったよね」という声が聞こえてくるのが、実はとても嬉しかったりする。
さくらちゃん、本当に可愛くなった。
だから退団されてしまうのが本当に惜しい。
もっと美園さくらちゃんが磨かれていく姿を見ていたかった。。というのが本音。
今月はピガール観劇予定なのでさくらちゃんをオペラで追っかけるぞ~!
でわでわ。
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!