【日記】体調を崩した

すっかり寒くなって、夏鳥は東南アジアに渡り始め、冬鳥が徐々に身の回りに現れる時期になってきた。

あちこち旅行して楽しむぞ! となった矢先に、コから始まってナで終わるアレに罹った。感染状況的には自分もいつか罹るだろうとは思っていたが、現在は感染が収まりつつあるし、多分インフルだろうと診察してもらったが、いざ医師から症状名を言われると(え、マジで?)と驚きがあった。

5回目のワクチンを打ったのは2022/11で、ほぼ1年ぐらい経っているので重症化も少しは覚悟したが、4日経った現状を見るにそこまで酷い状況ではないと思われる。

発症1日目は鳥を見たりするために数時間ほど自転車を漕いでいたが、普段より疲れやだるさがあり、腰や足に筋肉痛のような痛みが出てきた。久しぶりに自転車に乗ったのだから、普段使わない筋肉を使ったんだろう程度に感じていた。

ところが夜になると熱が出始めたのか全く寝付けず、エアコン直当ての半袖で布団もなしという状態でようやく2時間ほどの眠りにつくことができた。

発症2日目は時々咳があり、体のだるさと38.5度程度の熱があったことからまずは例の病気を疑ったが、医療用の検査キットで測定したところ陰性だったため、「じゃあインフルか」と一安心していたのを覚えている。その後、夕方ごろに医師に診断してもらい同じ検査をしたときは見事にTのラインが表示されていたので結構な驚きがあった。朝に自分で検査したあの瞬間では本当に検出できなかったのかもしれないが、自分の測定方法が不十分だった可能性も高く、本当に素人が自分で症状を判断してはいけないなと思わされる出来事だった。

自分は34歳なので重症化リスクはそれほど高くないが、後遺症は若い人の方がなりやすいと言われて特効薬を勧められた。説明にあった細かい確率までは忘れたが後遺症のリスクを軽減できるらしく、3割負担で9,000円だったので即同意した。後遺症(特にブレインフォグ)が残ってこれまでのような仕事ができなくなった時の損失がいくらになるか考えたくもない。

診療後に寝床で過ごして薬を飲んで寝たところ、ムチャクチャな汗はかいていたが一度も起きずに快眠できた。喉と鼻の間あたりの粘膜ではロックフェスティバルが開催されているものの、喉元過ぎれば忘れられるような痛さだけで済むのならかすり傷である。

発症3日目も症状は同様だが、この日はさらに寒気があり、本能に従って厚着して寝たところ39.5度まで上がった。少し服装を調整して体温を下げたりしたが、熱による辛さはほとんどなかったため、(もうほぼ平熱になってるんじゃないか?)と体温を測ったところ38.8度と表示されていて本当に雑な体だと思った。前にリンパ節が1週間で2cmぐらい腫れて38.5〜39.5度を1週間ぐらい彷徨った経験もあったので、熱が高い状態に慣れているのかもしれない。人体は41〜42度を越えなければまあ大丈夫らしいので緊急を要することはなさそうだが、寝てる間にもっと上がったら怖いのでロキソニンを飲んで寝た。喉の痛みもそれほど酷くはなかったが軽減して過ごしやすくなった。しかしロキソニンを飲むだけで痛みが和らぐって人間の脳はどうなってるんだろうかと毎回不思議に思う。

発症4日目(今日)には寒気は消えてだるさもなく食欲もほぼ戻ったが、熱はそのまま残っていて、喉もまあまあ痛いままだ。また、症状に痰が追加された。量的には人生自己べを少し更新しているぐらいで、その際に咳をする必要があるが、これがまた結構痛くてゲンナリする。痛いが、白血球が命がけでアレしてくれている証だと思うと感謝しかないので、痛いだけだと思えた。

そしていま、症状が完全に落ち着いてはいないが比較的元気に過ごせているし、いつ何が起きるか分からないので、書けるうちに書いておこうと思い日記を書いている。直近の様々な予定が潰れたり、同居している妻にうつす可能性があること等が精神面にダメージを与えていて発症当初は無性に悲しくなり、「人間は結局一人では生きていけないんだ……」とか「命はいつまであるか分からないな」とやたらネガティブな感じになっていた。身の回りの世話などを妻に頼り切りになっていたが、本当にありがたいことだ(語彙)。発症10日後までは他人にうつす可能性があるとのことだったので、しばらく自宅に引きこもっていようと思う。人生こういうこともあるよな〜。

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