【日記】学生のころに通ってたゲーセンがいつのまにか閉店してた

Googleマップ上にはもう名前はありませんが、昔この位置にゲームズイレブンというゲームセンターがありました。

2018年に閉店したそうなので私はそれを4年間も知らなかったことになるのですが、岩手の田舎にある過疎ゲーセンだったので、Twitterで大々的にRTされるようなこともなく閉店したのだろうなと思います。

このゲーセンは私の通っていた岩手県立大学のすぐ近くにあり、価格設定もあって貧乏学生には非常に優しいゲーセンでした。

特にポップンは100円2クレになっており、自分以外に誰もプレイしないような状態でした。しかも開店と同時に行くとなぜか1クレすでに入れられており、店員のおばさまが砂糖とミルクの入ったコーヒーをサービスで淹れてくれたので、午前中に講義がない日は頻繁にゲームズイレブンでポップンをしていたような気がします。

振り返ると、このポップン漬けの環境は音ゲーの実力を大変効率的に伸ばしてくれたなあと気づきます。大学2年ぐらいのころはトイコンに手も足も出ない状態でしたが、4年にはサイレントがランダムでクリアできるようになっていたのですから、相当な環境バフが掛かっていたと思います。

もし都会に住んでいたら、今の自分はこれほど音ゲーが上手くなっていなかったんじゃないかとも感じます。ポップン100円2クレが当たり前のゲーセンなど都会では少なく、混雑して連コもできず、周囲には上手い人がたくさんいて「自分なんて大したことないな……」と思うことが多くなり、金欠に苦しみながら努力をやめて一般的な実力の音ゲーマーになっていた可能性が十分にあります。

そう思うと、こんな田舎でこんな利益が出てるかも怪しいサービスを続けてくれたゲームズイレブンには感謝しかありません。

私を成長させてくれたゲーセンはほかにもいくつかあるのですが、時代の波で閉店した所がほとんどです。最近では音ゲー以前にゲームセンターの数がどんどん減っていて、しかも筐体差が大きくなってきたものですから、田舎で上達するのはだんだん難しくなってきたのかなと思います。(その分、スマホゲーなどに流れているんだろうなとも思います。)

この流れが良い悪いという話は難しいのでしませんが、少なくとも私が田舎でゲーセンに通って本気で音ゲーに取り組み続けられたのはとても幸運なことだったなと改めて思います。私には100円を入れることしかできませんでしたが、ゲーセンの経営を続けてくれた方々の努力があって今の私があると思うと、感謝の念に堪えません。

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