【IIDX】自己流スクラッチの練習方法

beatmania IIDXで、私が思うスクラッチの練習方法についてまとめます。
参考までに、著者の灼熱2のスコアは3458です。

1. 何を練習すればスクラッチが上手くなるのか

ほとんどの皿譜面は、次の3種類に分類できます。

・ 鍵盤 + 同じリズムの連皿
・ 鍵盤 + 高速3〜8連皿
・ 鍵盤 + 上の組み合わせ(不規則皿)

なので、それぞれ練習すれば皿が上手くなります。シンプル!
具体的な練習方法を順に説明していきます。

2. 運指を崩して片手で鍵盤を取る練習(重要)

皿譜面にはたいてい「皿と一緒に降ってくる鍵盤が意外とムズい」という共通点があります。固定のまま押すには手の大きさが足りないし、リズムも鍵盤と皿で混合していることが多く光らせづらいです。

なので、皿を安定させるには、片手をまるごとスクラッチに割り当てて左右の手で別々にリズムキープするのが一番手っ取り早いです。(固定のまま光らせている人もいますが、この記事では上達しやすさを重視します。)

左右で分業したときに鍵盤側の片手力が弱いと、視線と集中力が鍵盤側に偏ってしまい、自分が皿を何を見て何枚回しているか判別できなくなり、結果的に皿の上達が遅れます。

逆に片手力が十分にあると、視線や集中力を皿に注ぎ込めるので、皿が見えるようになり、上達しやすくなります。

片手力の有無は練習の悪循環と好循環を分ける決定的な要素です。

「ではどうすれば片手力が身につくのか?」という話になりますが、答えは簡単で、DP十段〜中伝を取れば片手力が身に付きます

SP皆伝でもDP未経験だと中伝には半年〜1年以上かかると思います。「長い!」と思うかもしれませんが、新しい技術を身につけるとはそういうことです。

3. 同じリズムの連皿を回す練習

続いては、連皿の練習方法です。

スクリーンショット 2020-11-08 21.58.46

TexTage様より引用, BLACK.by X-Cross Fade)

「連皿が全然わからない、雰囲気で連皿を回してる」という人は多いと思いますが、実はそのまま続けても特に問題はないと思っています。なぜなら、皿は雰囲気で回して偶然上手くいった動きを何度も繰り返すことで、徐々に正しく認識できるようになるからです。

一般的に鍵盤は見えないものは押せませんが、私は皿に関しては「回して体で覚える → 見えるようになる」という真逆の上達ルートを辿りました。

なので、片手力が身についてきたら、とりあえずリズムに合わせて成功の感覚を掴むまで連皿を回してみましょう。その際はFAST/SLOWを表示するとリズムが取りやすいです。

4. 高速3〜8連皿を意識して回す

次は短い高速皿の練習です。ここで言う「短い高速皿」は基本的に24分皿のことだと思ってください。(次の画像の前半のような部分です)

スクリーンショット 2020-11-08 21.54.27

TexTage様より引用, Snake Stick)

まず、高速皿については私は完全にブロックで認識しており、1枚ずつ認識して回しているわけではありません。(なので、回している途中は自分が何をしているか全然分かりません)

3〜8枚までの高速皿を全くの別物として練習し、完全に体が覚えるまで反復練習しました。例えば3連皿は次の流れで練習しました。

(1) 特定の曲の3連皿が来る位置を覚える
(2) 押しで入って押しで出る
(3) 上手くいった動作をひたすら再現する
(4) そのうち動作が安定する
(5) 認識が追いついて回す量と終点の押し引きがパッと分かる

これができるようになれば次は高速4連皿です。
(2)の部分が「押しで入って引きで出る」に変わるだけです。

練習を繰り返して8連皿までブロックで見えれば、ほとんどの高速皿はカバーできます。9連皿以上は滅多にないし、ブロックで認識するのも相当難しいのでこの記事では扱いません。遭遇したらひたすらぶん回してください。

5. 不規則な皿を連皿と高速3〜8連皿に分解する

さて、ここまで話した練習の成果を組み合わせると、実は☆12のスクラッチがだいたいできるようになっています。

例えばSnake Stickは単純な16分皿がメインで、ときどき高速6, 7, 8連皿が入ってきますね。発狂の不規則な皿も、実は16分皿に高速3連皿が入っているだけです。

灼熱2なんて単純な連皿と高速4, 7連皿しかないので、片手力さえあれば実はとても素直な譜面です。

そのほか、バウンスキラーやTwelfth Style†など変則的な皿もありますが、ここまでの技術が身についていれば規則的に見える部分が増え、以前よりもずっと対処しやすくなっているはずです。

6. デジタン皿を叩いて回す

と、一通り語ってきましたが、デジタンなどの低速皿だけは例外的に別の練習が必要です。なぜなら、リズムキープするよりも鍵盤を押すように叩いて回す方が光ってしまうからですね。気合いで頑張りましょう。

7. まとめ

私が思うスクラッチの練習方法についてまとめてみました。練習方法が分かったからといって上達が難しいことには変わりありませんが、先行きが少しでも明るくなれば良いなと思います。

ところで、ビーマニは上達するかどうかは自由なゲームですから、別にスクラッチを練習する必要はありません。「ここまで読んだけど、やっぱりやる気にならない……」それが普通だと思います。

鍵盤に比べて上達が遅く感じるし、「いまさらスクラッチ練習するのもなあ」という気持ちも十分わかります。

ですが、そのように考える人が多いおかげで、スクラッチが上手いとアリーナでの武器曲選びには全く困りません。やる気がある人はぜひやってみましょう!

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