「おへそのおへそ」山本ムーグ
敬老の日は中古レコード屋と古本屋をゆるりと巡った。まあいつものようにですね。WOODMANの360°からの名盤「Pisin Jaz From Mobile Station Radio」は勿論持ってるんだけど、新装ジャケ盤を発見した。その新装盤にはオリジナルにはないうっどさんによるセルフライナーが封入されてるんだったよなと思い即購入。ライナーがお得意の自筆じゃなかったのは一寸寂しかったし、文面が普段のうっど節じゃあないんですよ。「ピジンジャズ」リリース頃の音楽シーンの話しなんかも「真面目」にしてくれていて、そういう意味でも新装盤を買えて良かった。録音に使用したTASCAMのカセットMTR(昔新宿のオーディオ・ユニオンで買いましたよ)は中原さん(Hair Stylistics)〜ロスアプ山辺店長経由でうっどさんの元にやってきたものだったそうな。それからジッタリンジンの名盤「パンチアウト」も110円だったので購入。やっぱりいいな。
りんてん舎で「FOOL'S MATE years」と植本一子のzine、「7月の2日間 わたしのすきな家族」を買う。前者は200号記念号。黒夢のメジャーデビュー直前位の新宿ロフトでの清春のライブ写真はやはりハッとする程だ。BUCK-TICKのあっちゃんとデランジェのkyo、それからex.ソフトバレエの遠藤遼一の鼎談も掲載されてたんだけど、あっちゃんとkyoが誌面で会話するのをおそらく初めて目にした。kyoが「敦司さん」と呼んでるのがなによりも新鮮でグッときたり。あとBOREDOMSが「POP TATARI」アメリカデビュー会見の写真最高にかっこよかった。
その後、おへそ書房の一角にて開催中のバッファロードーター山本ムーグさんの展示を見てきた。一点モノであろうまだ残っていてくれと祈っていたYOUNG MARBLE GIANTSバッヂは無事ゲットできました。むかし持ってたバッファローの7インチもあったらしいのだけど売り切れてしまっていた。これも昔持ってた嶺川貴子さんのC.C.C.の特典ステッカーとかもあった懐。展示してる箱の上には中古CDコーナーの一角があるんだけど、おへそ書房店主の粋な計らいであろう「ファンタズマ」と「球体の奏でる音楽」を面出しでディスプレイしていたのもとても良かった。ムーグさんにはゆるりとおへそ書房でDJして頂きたい。