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ASUNA EXHIBITION "separate greetings, half camera, each organ, September"

日曜日は広尾のギャラリーにて行われていたアスナエキシビジョンの最終日、クロージングイベントでもありました。もうほんと、心の底から楽しませて頂きました。呼んでくれたAsunaくん、飛田さん&左起代さんの「素敵」ご夫婦、metalparkさん、現場の皆さんどうもありがとうございます!あのね、やっぱ僕って恵まれているなあてつくづく再確認出来た一夜でもありました。飛田さんと、奥さんでありますThe Medium Necksやhelllの左起代さん。以前イベントにご出演頂いた時にお2人と初めてお話しさせて頂いた時も感じたのですが(確か日記にも記した筈)、「あの」ふわっと感はなんなのでしょう!?猫を飼ってると聞いて大いに納得、一人合点もいったり!?そうそうAsunaくんの膨大な写真の中で特に気になったものが、その飛田家の猫がピアノの上で寝ている写真。(因みにmetalparkさんもそうだったらしく、彼も購入)いやあ良い写真がいっぱいでした。左起代さんが自宅でギター弾いてる写真も欲しかったなあ。写真購入者には後日郵送されて届くみたい(憎いね)。飛田夫妻にAsunaくんが加わると、ぼーっとしてる風な佇まいも倍増され、有り得ない素敵無敵空間で満たされます。特に左起代さんには貴重はお話しを伺えた。僕が選曲時に彼女のソロアルバム、「TRACE」からもかけたのですが、この時期の興味深い話しの数々(あ因みに、発売されたてのMAGにTRACEレビューしておりますー)。タケさんが僕に言っていた「あの」話し。彼女に直接話しを聞いた時にやっぱり!と合点がいくエピソードも聞かせてもらえたし。

さて。ライブは2組とも相当素晴らしかった。遊びに来ていた友人達も絶賛の嵐。metalparkさんのライブは、とてもシンプルな機材から生まれる暖かみのあるビートがなんとも印象深く、聴き入ってしまった。恥ずかしながら彼の音は初体験であったのですが、徐々にビートを導入していきながらも、奇を衒う風でもなく淡々と音を紡いでいくスタイルはたまらなかった。そして、真打ちAsunAは更に物凄かった。直前までなんも決まっていないーと苦笑交じりに話していたが、これがとんでもなかった。約30分程の演奏時間だったでしょうか?ここに詰め込まれた圧巻の時間をどう文字にすればよい?ある種の一大カットアップパフォーマンスとでも言いたくなる壮大(とはいえ、お馴染みの玩具楽器群も大活躍なので、壮大なんて単語はしっくりきませんが!)なる音の洪水でありました。「詰め込む」をテーマに掲げていたのか?「AsunA」という新名義(?)から伺える新たな側面が、まさかこんな形で提示されるとわ!リハの段階からヒップホップのビートが飛び出したり(それも最初期のDJ VADIMか、彼の変名)といった部分からも伺える様に、「ビート」の導入の仕方にも非常に驚かされた。とはいってもヒップホップ化という意味合いではなく、あくまでそれは音の一端。アブストラクト~玩具~ブレイクコア(?)~ノイズ~美麗ドローン等を自由に横断するのだもの!頭振らされるわドローンに心地良さを運んでこられるわ、玩具楽器にほっこりさせられるわと、もう辛抱たまりませんでした。最高。ヒップホップのビートメーカーみたいな佇まいも垣間見れてまあびっくり。この作風/名義での作品をと期待してしまうのですが、如何でしょうか???

さて。ワタクシはといいますと、超がつく程の緩さでもって選曲させて頂きました。でもだねー、まさかアスナくんがあんなパフォーマンス/音とは思ってもみなかったから・・・。ビートモノもかけるかけない別にしても一応持参しとくんだったよ。Andrew ChalkやThe Deep Listning Band、左起代さん、空気公団(!)、Merzbow & Chiristoph Heemann、水谷聖&Daniel Menche、Lakeside+なんかをかけてみました。さて、片付け時の美エピソードをひとつ(披露していいのかな?)。展示の空間にまた戻す訳ですが(アスナくん写真を撮っていなかったみたい)、アスナくんがカメラで写真を撮って2枚でフィルム無くなったというらしいお話し。彼がおもむろに携帯を取り出し、母親に送ろうといって撮影する彼のあどけなさ全開の横顔こそが、この素晴らしい展示の締めくくりに相応しいなあなんて思いながら、皆さんにご挨拶し、帰宅。皆さんどうもありがとうございました。今月はここでhelllも演奏するとの事。行きたし。

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