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わかめ展@谷中Q-O-I

WOODMAN氏のギャラリー「Q-O-I」にて現在催されているわかめ展へ。上野駅から徒歩15分位という、散歩がてらでも最高の立地。そもそも上野で下車したのが久々過ぎて、上野公園を歩きながら色々な思い出が走馬灯の如く。上野動物園でのベンチでの弁当や猿の思い出、小学校の遠足の時に腹が減りすぎて、急いで食べてたら飲み物なくて死にかけたのやらを...。で、上野公園なんですが、イイネ!を再確認しました。

さて、「わかめ」とはなんぞや?という方もいらっしゃるでしょうけれど、「わかめ」とは、ウッドマン氏(自身のwoodや360°records、F.E.E.S、Commune Disc等から数多くの作品をリリース)がカセットを愛する人達へ向けたカセットジンという体裁で発行されていたものです。ウッドさんをはじめ、露骨さん等も執筆されていました。毎号カセットが付随していたのですが、ここではKUKNACKEさんやコムスの公園での録音などが収められており、CD媒体では決して聴けない貴重な録音も残されていたわけです。わかめ発行当時すらも「今頃カセット?」という時代であったにも関わらず、局所的にではあるだろうけどカセットが根付いていたのも事実だし、「わかめ」でレビューされていた作品の多くはロスアプソンに置かれていた事もあったり。


Q-O-Iでの展示は今後も継続されていく予定だそうですが、ウッド氏曰く、「やりたい事がどんどん出てくる」との事。予定されている幾つかを伺ったのですが、これは面白い事になりそうですよー。Q-O-Iは憩いの場でもあるなあと思いますね。ウッドさんの柔らかい語り口&深ーいタメになるお話しなども聞けるし。現在はカセット展というのもあり、さながらレコード屋の店主といった佇まいで(?)、その辺りを昨日も思わず指摘しちゃった程。未知なる音達を「これ聴いてみて」と、カセットをかけながらその時の時代背景であったり、タイやバンコクのカセット(後にご自身の音楽に大きな影響を与えられたそうな)の話しの時の饒舌っぷりたるや、こちらもにやにやしちゃう程。そして、「憩いの場」たる最大の所以は、ウッドさんの3歳になる娘さんの存在。彼女は正しく「看板娘」であると思います。昨日もフラッとやってきた大学生の女性2人組のハートをがっちりと掴んでいたし、かくゆうわたくし自身も完全にロックされている次第です...。子供のかわいさを知らしめられた、そんな存在です。そうそう、99年頃のウッドさんの写真を先日インスタグラムにあげた事を思い出して、彼女に見せたら3秒程凝視したあと、ぽつり「かっこいい」と言ってました。(2011-12-08 )

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