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2024愛聴盤3選

ここ数年新譜&新品のCDやレコードを殆ど買わなくなった。元々中古(古本も然り)ばかりを買ってきた人生なのだけど、ほんと年々年々買わなくなってきているし、タワーレコードのポイントカードもこりゃもういらないなと思い、数年前に破棄したくらい(ディスクユニオンさん是非ともポイントカードを作って下さい私は貯めますよ)。新譜に関してはほぼSpotifyで聴けてしまってもいるし。

そんな中、2024年は何枚か買った新譜どれもがほんと素晴らしい作品ばかりで。威力さんのMIX群はどれもこれもずっと愛聴盤で、常にiPhoneに何枚か入っていますが(昼と夜、スーべニール、ALTZMUSICAからのGrandpapaの三作品は特に愛)そんな威力さんの1729名義の、不穏さも滲む異形(その好きな作品群と並べると、という意味で)のミックステープ。かつて竹村延和が主宰していたChildiscから2枚のアルバムをリリースしていたHyuのemからの奇跡のアーカイブ盤。この人の無邪気さと、それに相反する歪な空間構築の危ういバランスも健在。Hyu節みたいなものを確認出来ただけで嬉しくなってしまった。emさん、次はアサオキクチさんの作品を聴きたいです(切望)。

TRANSONICからのリリースで知られるARMの、これまた編集盤なのかな? 「It's a sonic」(It's a Sonyではない)がほんと、かっこいいという語彙力不足の感想が一切恥ずかしくないもうめちゃめちゃかっこいいという言葉に集約された60分間(聴けばわかるぞ)。ストレートにビートの構築具合にやられます。例えばTRANSONICのコンピ、「6」「7」「8」それぞれに1曲ずつ提供しているトラック群を聴けば一聴瞭然でしょう。その流れを汲んだ楽曲が13曲60分間も堪能出来るというなんとも濃密で贅沢な時間。この3枚は2024年3月現在、もうずっと聴き続けている。

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