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ボードゲームと剽窃/盗作/パクリと著作権であれこれ書いてみた

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全くの素人の戯言ですが、ボードゲームの知的財産権(主に著作権)を中心に、いろいろ考えたnoteになります。 内容に矛盾・不適切・誤謬などありましたら、ぜひぜひお知らせください。…
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#哲学

「日本では、ボードゲーム(パズルゲーム)に著作権はない」という仮説を立てて、いろいろ考えてみる。

前回、前々回のノートの最後にタイトルの通りのことを書きましたので、仮説の回収に入ります。 最初にお断りしますが、自分は弁護士や弁理士ではありませんし、どこかの大学の法学部の学生だったということもありません。 ですので、これから書くことは、仮説だらけになると思います。ここがおかしいと思ったら、それは仮説なので個々の考えどころだということです。 スポーツの著作権 ボードゲームの著作権(知的財産権)を考えるにあたって、ボードゲームとよく似た事例を見ようと思います。そこで、スポーツ

ボードゲームの「ルール」と「メカニクス」の違いを考えてみたら、いろいろ話がひろがったので、とにかく書いてみる。

「ルール」と「メカニクス」の違い 発端は、上杉真人さんのツイート。 「ルール」と「メカニクス」の 違いってなんですか!? 教えてください!! スレッドを追うと、様々な意見・見解があり、大変面白いです。 仕事の休憩中に読みまして、短時間で考えたことを引用リツイートしました。 「ルール」も「メカニクス」も、law。 ただし「メカニクス」は「(数学や物理などの)自然法則」寄りのlawで、「ルール」は「(道徳や慣習・約束などの)人為的法律」寄りのlawかと。 言い換えると、