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ボードゲームと剽窃/盗作/パクリと著作権であれこれ書いてみた

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全くの素人の戯言ですが、ボードゲームの知的財産権(主に著作権)を中心に、いろいろ考えたnoteになります。 内容に矛盾・不適切・誤謬などありましたら、ぜひぜひお知らせください。…
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#翻訳権

「日本では、ボードゲーム(パズルゲーム)に著作権はない」という仮説を立てて、いろいろ考えてみる。

前回、前々回のノートの最後にタイトルの通りのことを書きましたので、仮説の回収に入ります。 最初にお断りしますが、自分は弁護士や弁理士ではありませんし、どこかの大学の法学部の学生だったということもありません。 ですので、これから書くことは、仮説だらけになると思います。ここがおかしいと思ったら、それは仮説なので個々の考えどころだということです。 スポーツの著作権 ボードゲームの著作権(知的財産権)を考えるにあたって、ボードゲームとよく似た事例を見ようと思います。そこで、スポーツ

「『Gloomhaven』のサポートアプリ」に関するTwitter上の公開いざこざ、について考えてみる

なにやってんだい?アークライトゲームズ2020年7月9日。Twitterのタイムライン上に、 アークライトゲームズの「怒り」がやってきました。 このツイートだけだとなんのことだかさっぱり分かりません。 スレッドをたどって、事の事情がわかりました。 「ボドゲサポートアプリを作る(Boardwalk)」さんは、ボードゲーム『グルームヘイブン(Gloomhaven)』をサポートするアプリを作成して、公開していたようです。 ところが、6月23日以前に、日本語版の販売元であるア