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ボードゲームと剽窃/盗作/パクリと著作権であれこれ書いてみた

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全くの素人の戯言ですが、ボードゲームの知的財産権(主に著作権)を中心に、いろいろ考えたnoteになります。 内容に矛盾・不適切・誤謬などありましたら、ぜひぜひお知らせください。…
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#芸術

「日本では、ボードゲーム(パズルゲーム)に著作権はない」という仮説を立てて、いろいろ考えてみる。

前回、前々回のノートの最後にタイトルの通りのことを書きましたので、仮説の回収に入ります。 最初にお断りしますが、自分は弁護士や弁理士ではありませんし、どこかの大学の法学部の学生だったということもありません。 ですので、これから書くことは、仮説だらけになると思います。ここがおかしいと思ったら、それは仮説なので個々の考えどころだということです。 スポーツの著作権 ボードゲームの著作権(知的財産権)を考えるにあたって、ボードゲームとよく似た事例を見ようと思います。そこで、スポーツ

「画材の視点からバンクシーを考えると、アーティストというよりも◯◯◯」という仮説を立ててみた

前回のnote、 『中田敦彦のYoutube大学』の「アートの見方」をもとにして、「アート(芸術)」と「画材」からいろいろ書きました。 「アートの見方」がUPされたのは2020年6月上旬ですが、そのおよそ1ヶ月後に、「バンクシー」がアップされました。 これらの動画で、バンクシーのおおよその概要を知ることができました。 前回のnoteでは、常識破りの「芸術作品」を「画材」に着目する形で考えてみました。 じゃあ、バンクシーはどうなるだろうか。 前回に懲りず、あれこれ前

「著作権」の視点と「デザイン」の曲解した語源から、「アート(芸術)」と「画材」についていろいろ考えてみる

前回書いたnote、 「著作権」を「確定した虚偽(虚構)を事実化する権利」と仮説を立てて、いろいろ考えてみました。 記事の最後に、 「創作活動」は「事実を虚偽化する」という行為 かもね、と匂わせつつ締めました。 今回は、その回収に挑戦します。 なんとかやってみます。 「美学」ではなく「画材」から考える発想のきっかけは、『中田敦彦のYoutube大学』の【アートの見方】を拝聴したことです。 この回で使用した文献は『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』

「著作権」は「確定した虚偽(虚構)を事実化する権利」と仮説を立てて、いろいろ考えてみる

たまにというか、相変わらずというか、とんでもないタイトルで失礼しております。 半年前に書いたnoteの記事では、 「日本では、ボードゲーム(パズルゲーム)に著作権はない」という仮説を立てたことがあります。 書き上げたあとも、著作権周辺についてさらにいろいろな角度で考えていました。 今回も仮説を持ってきて、臆面もせず書いていきます。 あくまでも仮説ですので、正しいのか誤っているのかは、読んでいただいた方の判断におまかせします。 嘘の所有者「著作権法」のとある項目、第十条の