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【FX必勝の基本①】ぜろり式フィボナッチ・リトレースメントの使い方と順張りの教科書

毎度はじめまして、ぜろりです!
「トレーダー界隈の商材に漂う胡散臭い世界観にピッタリのタイトル」にしてみました。胡散臭さが足りなかったらお声がけください!

今回は私が普段から活用しているフィボナッチ・リトレースメント(フィボナッチ数列)に関して、そもそも「フィボナッチ数列とは何なのか」というところから、実際に「どの様にフィボナッチラインを引くのか」など、使い方や優位性が高いエントリーポイントまで、相性抜群のエリオット波動理論と合わせて解説していきます。初心者にも読みやすいように超基礎的なところも触れていきます。
また、記事中に分かりやすいインフォグラフィックも沢山用意しているので是非そちらも保存してもらって、何度も読み返せる教科書になればいいなと思っています。

こちらはぜろりがトレードを行う際に使用する「フィボナッチ・リトレースメント」についてまとめた記事となります。私は相場の状況に応じて臨機応変に手法を切り替えていますが、今回はその中でも私が基本的に使用するトレード手法の1つ「フィボナッチ・リトレースメントとエリオット波動理論の関係性」をピックアップしています。
これに加え複数の自作インジケーターやオシレーター系を組み合わせてトレンドを読んでいますが、そちらの解説はこの記事に含まれておりませんのでご購入の際はご注意ください。この記事を元にさらに精度を上げるインジケーターや手法を1つずつ公開していく予定なので、公開次第そちらも合わせて読んでいただけると更にトレードの勝率が高まると思います。

ご購入の際はこちらの記事をよくご覧になられた上でご購入ください。
参照: ご購入前の注意事項


この手法を習得するメリット

ぜろりは相場の状況が急変しても、基本的に成り行きや突っ込みエントリーは確証を得ない限り絶対にしません。重要な節目が近い場合はこれから記述していく手法でエントリーしています。
この手法は優位性が高い場所でのエントリーを狙えるので、エントリーした後に相場が「逆行した場合も高確率で微益撤退が可能」です。例えば、低リスクで上昇トレンド終息の調整を狙ったショートを何発も打つことが出来ます。
この手法の強みをまとめると・・・

1. 優位性が高い値でエントリーを狙える為、予想が外れた場合も微益撤退できる。
2. 長期上昇チャネル内の「短期調整の終息」を狙ったトレンドフォローを狙える
3. 長期トレンドの終息を狙った天井を狙える

以上のような強みがあると思っています。一見逆張りに見えるかもしれませんが、極限に逆張りに近い順張りの解説となります。


こんな人に実践してもらいたい

Twitterのフォロワーさんにもよくいらっしゃるのですが、「調整を狙った逆張りを何度も行い消耗を繰り返す」方が数多くいらっしゃいます。
「この辺が天井だろう」と、その場でエントリーしてしまう方か、又は髭の天井を狙ってしまう人だと思います。それは完璧な逆張りです。
特に仮想通貨は価格が急変しやすく、落ち着いてリスクリワードが判断できず、損失が重なってしまうケースはよくあると思います。
初心者にありがちですが、急変した相場に過剰反応してしまうのは超ハイリスクで、損失を取り戻そうとポジポジ病が発症している場合は無限に損失が嵩みます。そんな方に是非、1つの指標として実践していただきたい内容です。
確実にリスクリワードと資金管理の落ち着いた判断ができるようになると思います。もちろん、これから記述する手法を実践していただく場合も資金管理をしっかり行うのは前提の話です。初歩的な事を守れない人が大勢います。


ぜろり式の戦績を一部公開

一部ですが、「ビットコイン取引」でこの手法でエントリーした際の直近の戦績を掲載しておきます。他の戦績はTwitterの先出しの通りにエントリーしているので、そちらをご参照ください。
(このnoteの手法+インジケーター等、他の指標を組み合わせて相場の流れを読んでいますが、他の指標の立て方については別途noteにまとめます。)

ビットコインは2019/12/18からずっと右肩上がりで、バブル寸前のムードでした。仮想通貨界隈では、インフルエンサー達が「ビットコイン、$10000突破する!」「GO GO BTC!🚀🚀🚀」などと買い煽り、何となく買わないといけないムードが蔓延していましたね。
インフルエンサーが140文字のツイートで言うレベルでは、初心者からすると本当に「何となく上がる?」でしかありません。

そんなムードが蔓延している中、私はこの期間中に「一度大きな調整が来る」と先出ししていたのですが(参照:Twitter)、この調整を狙ったショートを何度もエントリーしていました。この期間中にエントリーしたショートのタイミングもツイートしています。ツイート時間と、チャートを照らし合わせて検証してみてください。
「$8560付近が天井」と先出しをして、ここで一度止まりましたが、調整が弱い為再分析(残念ながらここでは一度微損撤退しています)。
そこから再分析を行い、$9020付近を天井としショートをエントリー。否定されたので微益撤退。そこから何度も否定されたので微益撤退。否定されたので微益撤退。否定されたので微益撤退…。
そして遂に大きな下落が発生し、無事乗ることができました。この間にエントリーしたショートは全てプラスで終了しています。ここは本当に辛かったです。笑

画像1

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エントリー時間とチャートを照らし合わせてみてください。
この様に、優位性が高い値でエントリーができれば、テクニカルを否定された場合もプラスで撤退することができます。
「微損を何度もしようが、一度大きな波に乗れば大きなプラスになる」これは相場では当然の事ですが、この「微損」を「微益」にできる様にするだけで、もっとキモチイイトレードができるようになります。
それでは、この手法を細かく解説していきます。


「フィボナッチ数は特別な数字?」

実力派トレーダー達の間でよく使われるフィボナッチ・リトレースメントですが、これに興味を持った初心者の方はなんとなく使っている方も多いと思います。

実際、使い方を間違わなければ驚くほど効きます。
同時に「フィボナッチをオカルトだと思っている人が9割以上」という事も忘れてはいけません。

私もフィボナッチ・リトレースメントが超が付くほど特別な数字とは思っていませんが、トレンド発生時にエリオット波動と掛け合わせ「どのくらいの値幅で反発するか」の指標にとても役に立っています。
この記事ではフィボナッチ・リトレースメントをより詳しく理解し、好きになってもらえるように「フィボナッチ数」に関しても深く掘り下げていきたいと思います。


「フィボナッチ数の数列に隠された秘密」

フィボナッチ数は、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ(ピサのレオナルド)が発見した数列で、下記のように数列に一定の法則があります。

1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597

この様に、前の数字と前の前の数字を足すと次の数字になっていて、この数列の隣り合った数字の比率が「1:1.618」に徐々に近づいていきます。


では以下の数字

0, 0.236, 0.382, 0.5, 0.618, 0.786, 1
0%, 23.6%, 38.2%, 61.8%, 78.6%, 100%

フィボナッチ・リトレースメントを使用されている方はこの数字をご存知かと思いますが、この数列も同じく「1:1.618」という比率、いわゆる黄金比の法則から導き出されています。この数字の意味を1つずつ紐解いていくと

フィボナッチ比率は、比率として表される数学的な関係であり、フィボナッチ数列から導出される。主要なフィボナッチ比率は、0%, 23.6%, 38.2%, 61.8%, 及び100%である。

主要フィボナッチ比率0.618は、フィボナッチ数列上の数を、その直後の数で割ることで得られる値である。例: 8/13は約0.6154、55/89は約0.6180。
比率0.382は、フィボナッチ数列上の数を、その2つ後の数で割ることで得られる値である。例: 34/89は約0.3820。
比率0.236は、フィボナッチ数列上の数を、その3つ後の数で割ることで得られる値である。例: 55/233は約0.2361。
比率0.764は、1から0.236を引くことで得られる。
比率0.500は、1 (フィボナッチ数列の2番目の数)を2(フィボナッチ数列で3番目の数)で割ることで得られる。

「フィボナッチ数」出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

計算式等、詳しくはWikipediaを見てみてください。
これでフィボナッチ・リトレースメントにある謎の数字の意味が少し理解できたと思います。

ではこの数列の一体何が魅力的なのかと言うと、フィボナッチ・リトレースメントに使われるフィボナッチ数と全く同じ法則を持った図形が自然界でかなり多く見られます。
「自然界に無設計で自然発生する」
不思議な数列です。
とは言ってもイメージが難しいと思うので、実際に自然界に存在する黄金比を幾つかの画像と合わせて見ていきましょう。今からお見せする画像は全てフィボナッチ・リトレースメントと同じ数列で構成されているものです。

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(via: https://easterndesignoffice.tumblr.com)

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(via: https://www.responsify.com/golden-ratio-logo-design/)

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あら、ふしぎ発見! 美しいですね。
上記の画像は全てフィボナッチ・リトレースメントに使われる数列と同じ法則で構成されています。どれも美しい形状をしていて不思議なくらい一致していますね。 大手企業のロゴ(Apple社、Twitter社など…)にも活用されています。 一体どの部分が黄金比なのか…まで解説してしまうといよいよ脱線するので、興味がある方は調べてみてください。
日常生活で気づくことはないと思いますが、トレードの指標に使われる数列と全く同じものが身近なところに存在します。

この様にフィボナッチ数は自然いくつも存在する人間が最も美しいと感じる比率とされ、様々な場所で活用されています。これの理由として、人間の目は黄金比が自然体で魅力的に見えるもので、実は身近でよく見ている美しい形状に、人々は無意識に惹きつけられているのかもしれません。言ってしまえば人間も自然の一部です。自然に発生する数列はなんだか美しく見えるのかもしれませんね。
この魅力的な数列は、デザイン, 建築物, 人体構造, 銀河系の渦にまで見られ、これをトレードに応用した代表的なものが「フィボナッチ・リトレースメント」となります。

ここまでご覧になられていかがでしょうか。
「フィボナッチはオカルト」みたいな議論が多いですが、フィボナッチ数の法則は"数字で立証されている事実"があり、自然界でも偶然とは言い難いほど一致するものが数多く存在します。
チャートを動かすのも人間、テクニカル分析をする人も人間、BOTを作ったのも人間です。この自然の摂理に沿ったフィボナッチ数をチャートに応用するからこそフィボナッチ・リトレースメントが「効く」と言われる理由に繋がるのではと思います。
また、これはツールやインジケーター全般に言えますが、多くの人が使うツールを活用をするということは多くの人が意識する価格帯を掴めるようになります。これにより「皆んなが使うから効く」が実現できるようになるのです。
フィボナッチ・リトレースメント使って勝ち続けている著名トレーダーは沢山いますが、もちろん相場の世界に"絶対"はありません。どんなインジケーター・オシレーターを使っても外れる時はあります。損切りを徹底した資金管理を常に心がけていきましょう。

少し深めにフィボナッチ数列に関して詳しく触れてみました。
楽しく読解していただけたなら幸いです。
多くの実力派トレーダーも多く使用している指標なので、勝率を上げるために是非参考にされてみてはいかがでしょうか。
それでは、本題に入っていきます!


相場のトレンド転換を掴む

トレンド転換のサインを見つけるのはインジケーター・オシレーターやOI, VIX指数等を活用したりと多岐にわたりますが、余程のファンダが発生しない限り、高確率で決まって形成する形があります。

皆さんご存知、テクニカル分析の基本「トリプルトップ(三尊)・トリプルボトム(逆三尊)」です。ヘッドアンドショルダー(トップ/ボトム)とも呼ばれています。
日本では、金融アナリストのKAZMAX(吉澤和真)さんがよく発言する手法で有名ですね。

チャートは多数の大口個人投資家や金融機関等、大衆意識の集合体により形成されているもので、多くの人が人々が意識する「そろそろ売りたい・買いたい」や恐怖指数がそのまま表れているものです。その為、天井になる所で三尊・底になる所で逆三尊が高確率で形成されていきます。

ただ目視できる三尊・逆三尊は意味がない

しかしこの三尊・逆三尊、シンプルに一言で済ませられる指標ですが、初心者にありがちなのはただ形を見て判断している人が多く、否定する確率も計算できていないのが殆どです。この状態は非常に危険で、指標としての材料が不十分すぎます。私はこのトレンド転換の判断材料に下記の3つを活用しています。

エリオット波動理論 × フィボナッチ・リトレースメント × 三尊・逆三尊
(+ インジケーター等...

基本的にこの3セットを掛け合わせ判断しています。
ここではその3つを活用した「効く三尊・逆三尊」の判断方法と、最適なエントリー箇所を書いていきます。


解説の前に・・・

効く三尊・逆三尊」を解説していく前に、初心者の方はエリオット波動理論を知らない方も多いと思うので、軽く基本に触れていきます。ご存じの方はこちらは読み飛ばして頂いて結構です。
エリオット波動理論は大変難しく、本屋の投資本コーナーなどで見かける分厚い解説書が販売されていますが、全て熟知するにはあの解説書を完読するレベルで勉強する必要があります。しかし、今回の手法ではそこまで熟知する必要はありません。記事を読む上で最低限覚えるべき基本の推進5波・修正3波の図を置いておきます。
保存していつでも見返せるようにしていただければと思います。(著作権発生の為、配布の際は必ずこちらのリンクを掲載してください)

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フィボナッチ・リトレースメントを活用する上で、エリオット波動理論は大変重要なものになってきます。基本的にこの「推進5波・修正3波」の形を頭に入れておいてください。相場は基本的にこの波動のサイクルで動いています。そしてこの相場のサイクルには最低限のルールがあります。

▫第3波の上昇が一番短くなることはない。
▫第1波の始値が第2波の終値が下回ることはない
▫第1波の終値と第4波の終値が重なることはない。
 - 上記3点をクリアでエリオット波動理論が成立します。

また、推進1-3-5波のうちいずれかひとつの波動が延長波を内包する場合があります。波の延長を「エクステンション」と言い、このエクステンションが発生した場合は以下の図が適用されます。

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覚えやすいかなという事で極力シンプルに制作しています。
ちなみにぜろりは、FXの場合は株価などと違って、一方の通貨が下落するともう一方の通貨が上昇しているはずなので、下降トレンドなら「修正5波・推進3波」の様な、逆パターンが発生する可能性もあると思っています。FXになるとエリオット波動理論が一気に難しくなりますが、ひとまずこの形だけ覚えておけば、この記事を読む上では十分です。

最低限理解しておく波動は以上となりますが、「もっと深く知りたい!」という要望があればインフォグラフィックと合わせて用意したいと思います。基本的な解説はGoogle検索でヒットしますが、エリオット波動理論ガチ勢であれば本屋で辞典並みに分厚い解説書を買うと良いかもしれません。本の情報は念入りに校正を繰り返し出版されているので、解説ミスはネットの情報より圧倒的少ないのでオススメです。

では、この形を覚えたらフィボナッチ・リトレースメントの引き方に入っていきます!


優位性が高いヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)の見分け方

ヘッドアンドショルダーには以下の6パターンがあります。

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▫「右肩下がりの三尊・右肩上がりの逆三尊」が効きやすい説
▫「右肩上がりの三尊・右肩下がりの逆三尊」が効きにくい説

KAZMAX氏もこの様な手法で三尊・逆三尊の優位性を解説していますが、私は多少の優位性があるかどうかの判断だけで、あまり注視していません。
むしろ、右肩上がりの三尊・右肩下がりの逆三尊が効きやすいケースもあります。KAZMAX氏とは真逆の事を言いますが、このケースに関しては後ほど説明していきます。
私が最も重要視している所は以下になります。

ここからは有料記事になります。
ご購入の際はこちらの記事をよくご覧になられた上でご購入ください。
参照: ご購入前の注意事項

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