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夏のZOWA -聴く怪談- 怪談紹介vol.4

壱夜_1

怪談師 壱夜
怪談:「逆さ緑さん」 「赤い私」 「骨団子」

日本各地(東京・大阪・愛知・福岡・札幌)で怪談イベントを主催する傍ら、様々な怪談コンテストに出場。怪談師活動1年目ながら、第2回怪談最恐戦で準優勝と健闘した。
札幌でのタレント活動、占い師、YouTuberなど様々な顔を持ち、マルチな活動を続けている。

■YouTubeチャンネル 【壱夜】怪談ちゃんねる
https://www.youtube.com/channel/UC7kurAvJK3V7OH6pVeXs1KQ

1:怪談師として名前の由来を教えてください
元々は「一家(いっか)」という名前で、You Tubeやニコニコ動画に怪談朗読を投稿する活動をしていました。
その後リアルでの取り組みとして、札幌すすきので週1回店舗をお借りして「怪談朗読が聴けるバー」というお店をすることにしたのですが、その際にもっと夜のお店の人という雰囲気を出したく、元々の名前の読みから「一」は難しい漢字の「壱」、「家」は「や」とも読むので「夜」としました。
そののち、読まずに語る実話怪談語りに目覚め現在に至りました。当時の活動があっての今の自分の語りだと考えております。
ですので昔からの知り合いの場合は、今でも当方のことを「一家」と呼びます。どちらの名前も自分としては気に入っています。

2:怪談師になろうと思ったきっかけを教えてください
10年ほど前から怪談朗読をしているのですが、こちらの方は誰かにお話を聞かせると大体の方が「興味深い・心地いい」と言われます。恐いというのとは少し違う印象なんです。
怪談朗読を続けていく中で、少しづつ「自分の言葉で語ってみたいな」という欲が高まり、語り風に文章を直して読むという活動もするようになりました。その頃がちょうどバーで怪談朗読を語っていた頃です。
これに関してもお話を聞かれる方の印象は上記のものとあまり変わらず、当時はまだ「怪談朗読師」と名乗っていました。
そんな活動を続ける中、語り風に文章を直す作業が追いつかず、いつも語り風の怪談朗読を聞かせているお客さんに、頭である程度覚えているお話をソラで語ってみたのです。するといつもと反応が違い「こわい…すごくぞくっとした」と言われ、怪談朗読と実話怪談語りは似て非なるものなのだなと思うようになり、実話怪談語りに強く惹かれることとなりました。
もちろん怪談朗読も違った味わいと捉え、今でも定期的に動画を投稿しています。

3:怪談師をやっていて楽しいところを教えてください
まずは同じオカルト好き、怖い話好きの趣味の方とこんなにも繋がれたことが財産となっています。
普段の生活で「幽霊がどうした、呪いがどうしたと」話してみても、奇異な目で見られがちです。しかしそんな自分の語りを存分に披露でき、その上で楽しんでもらえる。自分としてはこの上ない幸せなんです。
さらにここ最近、僕の活動をみて自分もチャレンジすることにしたという方から何人もお声がけいただきまして、他人の人生に影響を与えるなんてすごいことだな、怪談師になってよかったと考えています。
色々な方の怪談を沢山聞きたいのはもちろんのこと、これからはもっとこの業界に貢献して、恩返しがしたいですね。

4:怪談師をやっていて苦しい、しんどいところを教えてください
これは人によるのかもしれませんが、僕は占い師さんやスピリチュアルな方から「あなたの言葉には力がある」と言われます。
言霊が強いということなのだと思うのですが、その関係からなのかイベントで語るために同じ話を何度も練習していると、鍋でグツグツと料理を煮込むようにどんどんその話の粘度が強くなっているように感じるんです。
そうなってくると、話していて口の中に鉄臭い味を感じたり、体調が落ち着かなかったりするようになることがあり「うん、この話の練習はそろそろやめておこう」となったりします。
僕が特に影響されやすいせいもあるのかもしれませんし、気のせいと言われてしまえばそれまでなのですが、自分はそう感じているのですから、なにか影響はあるのだと考えています。

5:尊敬する怪談師さんは?その理由やエピソードを教えてください
僕は2019年に本格的に怪談語りを始めたまだまだ新参者です。
最初のうちは自分なりに「こう語ってみよう」と練習してみたのですけど、どうも語りがかたくて面白みが無いなと思っていました。壁にぶち当たったんですね。
そんな頃にありがたいことに民放で語らせていただく機会を得まして、そのときに某大御所怪談師さんから「君の語りが達者なのはわかった。でもそれだけだと怖くない。いろいろな人の語りを聞いて勉強しなさい。絶対君は良い怪談師になれるから」と言われ、そうかと沢山の怪談師さんの語りを文字起こしして研究したんです。
そこから良いところをどんどん取り入れて、自分の語りを自然なものに変えていきました。だから今の僕を作ったのは、僕より以前から語られていた怪談師さんたちなんです。
特に参考にさせていただいた方は、三木大雲さん、ぁみさん、匠平さん、夜馬裕さんです。

6:怪談の魅力を教えてください
いつどこでも、嫌な人でなければ誰とでも、気軽に楽しめるというところではないでしょうか。
例えば遊園地での待ち時間「都市伝説をテーマで喋る」「好きな怪談師の、特に好きな話」そんな話でもあっという間に時間が過ぎます。今現在はコロナウイルスの関係でほとんど開催されていませんが、オールナイトでの怪談イベントなどもあるくらいです。数時間程度の待ち時間などあっという間ですよ。
あとは怪談とは、ただ人が呪われてどうなったとかそういう話ばかりではなく、悲しい話、不思議な話、面白い話などなど色々なジャンルがあります。そういったものも含め、僕は今後も怪談を愛でていきたいですし、色々な方にもどんどん怪談文化を広めていきたいと考えています。怪談師 壱夜
怪談:自己紹介自己紹介自己紹介

1:怪談師として名前の由来を教えてください
元々は「一家(いっか)」という名前で、You Tubeやニコニコ動画に怪談朗読を投稿する活動をしていました。
その後リアルでの取り組みとして、札幌すすきので週1回店舗をお借りして「怪談朗読が聴けるバー」というお店をすることにしたのですが、その際にもっと夜のお店の人という雰囲気を出したく、元々の名前の読みから「一」は難しい漢字の「壱」、「家」は「や」とも読むので「夜」としました。
そののち、読まずに語る実話怪談語りに目覚め現在に至りました。当時の活動があっての今の自分の語だと考えております。ですので昔からの知り合いの場合は、今でも当方のことを「一家」と呼びます。どちらの名前も自分としては気に入っています。

2:怪談師になろうと思ったきっかけを教えてください
10年ほど前から怪談朗読をしているのですが、こちらの方は誰かにお話を聞かせると大体の方が「興味深い・心地いい」と言われます。恐いというのとは少し違う印象なんです。
怪談朗読を続けていく中で、少しづつ「自分の言葉で語ってみたいな」という欲が高まり、語り風に文章を直して読むという活動もするようになりました。その頃がちょうどバーで怪談朗読を語っていた頃です。これに関してもお話を聞かれる方の印象は上記のものとあまり変わらず、当時はまだ「怪談朗読師」と名乗っていました。
そんな活動を続ける中、語り風に文章を直す作業が追いつかず、いつも語り風の怪談朗読を聞かせているお客さんに、頭である程度覚えているお話をソラで語ってみたのです。するといつもと反応が違い「こわい…すごくぞくっとした」と言われ、怪談朗読と実話怪談語りは似て非なるものなのだなと思うようになり、実話怪談語りに強く惹かれることとなりました。もちろん怪談朗読も違った味わいと捉え、今でも定期的に動画を投稿しています。

3:怪談師をやっていて楽しいところを教えてください
まずは同じオカルト好き、怖い話好きの趣味の方とこんなにも繋がれたことが財産となっています。
普段の生活で「幽霊がどうした、呪いがどうしたと」話してみても、奇異な目で見られがちです。しかしそんな自分の語りを存分に披露でき、その上で楽しんでもらえる。自分としてはこの上ない幸せなんです。
さらにここ最近、僕の活動をみて自分もチャレンジすることにしたという方から何人もお声がけいただきまして。他人の人生に影響を与えるなんてすごいことだな、怪談師になってよかったと考えています。色々な方の怪談を沢山聞きたいのはもちろんのこと、これからはもっとこの業界に貢献して、恩返しがしたいですね。

4:怪談師をやっていて苦しい、しんどいところを教えてください
これは人によるのかもしれませんが、僕は占い師さんやスピリチュアルな方から「あなたの言葉には力がある」と言われます。
言霊が強いということなのだと思うのですが、その関係からなのかイベントで語るために同じ話を何度も練習していると、鍋でグツグツと料理を煮込むようにどんどんその話の粘度が強くなっているように感じるんです。そうなってくると、話していて口の中に鉄臭い味を感じたり、体調が落ち着かなかったりするようになることがあり「うん、この話の練習はそろそろやめておこう」となったりします。
僕が特に影響されやすいせいもあるのかもしれませんし、気のせいと言われてしまえばそれまでなのですが、自分はそう感じているのですから、なにか影響はあるのだと考えています。

5:尊敬する怪談師さんは?その理由やエピソードを教えてください
僕は2019年に本格的に怪談語りを始めたまだまだ新参者です。
最初のうちは自分なりに「こう語ってみよう」と練習してみたのですけど、どうも語りがかたくて面白みが無いなと思っていました。壁にぶち当たったんですね。
そんな頃にありがたいことに民放で語らせていただく機会を得まして、そのときに某大御所怪談師さんから「君の語りが達者なのはわかった。でもそれだけだと怖くない。いろいろな人の語りを聞いて勉強しなさい。絶対君は良い怪談師になれるから」と言われ、そうかと沢山の怪談師さんの語りを文字起こしして研究したんです。そこから良いところをどんどん取り入れて、自分の語りを自然なものに変えていきました。
だから今の僕を作ったのは、僕より以前から語られていた怪談師さんたちなんです。特に参考にさせていただいた方は、三木大雲さん、ぁみさん、匠平さん、夜馬裕さんです。

6:怪談の魅力を教えてください。
いつどこでも、嫌な人でなければ誰とでも、気軽に楽しめるというところではないでしょうか。例えば遊園地での待ち時間「都市伝説をテーマで喋る」「好きな怪談師の、特に好きな話」そんな話でもあっという間に時間が過ぎます。今現在はコロナウイルスの関係でほとんど開催されていませんが、オールナイトでの怪談イベントなどもあるくらいです。数時間程度の待ち時間などあっという間ですよ。
あとは怪談とは、ただ人が呪われてどうなったとかそういう話ばかりではなく、悲しい話、不思議な話、面白い話などなど色々なジャンルがあります。そういったものも含め、僕は今後も怪談を愛でていきたいですし、色々な方にもどんどん怪談文化を広めていきたいと考えています。

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