夏のZOWA -聴く怪談- 怪談紹介vol.12
蓮久寺住職 三木大雲
怪談:「京町家」 「死者はどこへ行った」 「里帰り」
京都市で寺の次男として生まれる。
現在、京都 光照山 蓮久寺住職。
受賞歴
「稲川淳二の怪談グランプリ2014」優勝
「OKOWAチャンピオンシップ」初代チャンピオン
“最恐”怪談師決定戦「怪談王2018」優勝
「京都日蓮宗布教師会 法話コンクール」最優秀賞
著書
『サルジエ』永善出版
『怪談和尚の京都怪奇譚』文藝春秋
『続・怪談和尚の京都怪奇譚』文藝春秋
『続々・怪談和尚の京都怪奇譚』文藝春秋
怪談を切り口にわかりやすく説法を説く「怪談説法」を確立。
実際にあった相談に基づく怪奇現象、自身の体験など、現代の怪談を説法へと繋ぎ、考え方や生き方、死生観が変わる仏教の教えを説く。
”怪談和尚”の怖くてありがたい「怪談説法」です。
■ ニコニコ生放送「三木住職の不可思議相談室」 https://ch.nicovideo.jp/fukashigi-soudan
■ YouTube「三木大雲チャンネル」 https://www.youtube.com/channel/UC7TxDj-DqbKzq9locL-iP2w
1:怪談師として名前の由来を教えてください
怪談師としての名前は持っておりませんので、本名でさせて頂いております。
ちなみに、大雲という名前は、お坊さんになってから改名したものです。
法律上もこの名前に変えております。
大雲とは、お経から頂いたもので、誰にでも分け隔てなく、仏法の雨を降らすという意味です。
2:怪談師になろうと思ったきっかけを教えてください
怪談師になろうとした事はありません。
怪談を始めたのは、若い人たちに仏法を知って頂きたくて、怪談に絡めた説法をしたのがきっかけです。
その後、怪談のイベントや番組にお呼び頂き、怪談グランプリ、OKOWA、怪談王などで優勝をして、気がつけば、怪談師と呼ばれるようになりました。
3:怪談師をやっていて楽しいところを教えてください
私の怪談を通して「仏教に興味を持ちました」「救われました」などのお声を頂けた時が、やっていて良かったと思えますし、そこが怪談説法をさせて頂いていて、楽しいところです。
4:怪談師をやっていて苦しい、しんどいところを教えてください
しいてあげるとするなら、お坊さんが怪談を話すという事で、不謹慎だとか、仏教の教えに反するという言葉を頂くことが、苦しい時があります。
私の話す怪談を最後までお聞きくだされば、怖いだけではなく仏法の教えも含まれていることに気がついて頂けると思います。
5:尊敬する怪談師さんは?その理由やエピソードを教えてください
どなたということはなく怪談の中に、生きている私たちへのメッセージがある怪談をされる方は、尊敬致します。
6:怪談の魅力を教えてください
怪談は、死の世界を語る事だと思います。ですので、そこから私たち生きている人間が、いかに生きるべきか、いかに生きれば良いかという教えがあるのだと思います。
ですので、怪談を通して、生きるヒントを得られる事が、怪談の魅力ではないでしょうか。
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