第96回選抜大会《決勝を終えて》

決勝戦　健大高崎vs報徳学園

　　　　	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
報徳学園	2	0	0	0	0	0	0	0	0	2
健大高崎	2	0	1	0	0	0	0	0	×	3

新2年生石垣&佐藤圧巻の投球で健大初優勝！

連戦となる決勝戦の先発
健大高崎は準決勝同様に右腕石垣
報徳学園は勿論、今朝丸

一回表、報徳はノーヒットだった2番福留がセンター前へ初ヒット、3番西村四球で4番斎藤に先制点の御膳立てをするがセンターフライ、しかし5番安井が一塁線を抜くツーベース、ライトからの返球が乱れる間に2人目も生還で2点先制！

一回裏、出鼻を挫かれた健大は四球、ヒットで二死一、二塁を作ると不振の5番森山がレフトオーバーの同点タイムリーツーベース！
健大は長打ですかさず2点差を追い付く。

両チームの不振だったキーマン2人が活躍し
今大会初回に両チームが複数点取る初めての展開で振り出しに戻った。

三回裏、健大は先頭1番斎藤スリーベース、3番高山タイムリーで3-2と勝ち越し。

今朝丸は立ち上がりスピードと変化球の制球がイマイチでピリッとしないピッチング…
石垣は左打者内角へのツーシーム、フロントドアが効果的に決まるナイスピッチング…

六回表、報徳は先頭5番安井がジャストミートのセンターオーバーツーベース、6番山岡のバントが内野安打、ワイルドピッチで無死二、三塁、打順は
7番徳田、大角監督動かず三振…一死
8番辻本、大角監督動かず三ゴロ…二死
9番今朝丸、大角監督動けず三振…チェンジ
健大石垣はベストピッチを見せこの大ピンチを無失点で凌ぐ！
報徳は五回、六回と満塁のチャンスを逃す。
大角監督は下位打線なのに珍しく動きませんでしたがここが試合のポイントでした…
下位打線でしたから失敗しても良いから仕掛けて欲しかったですね…

健大石垣は8回127球、被安打7、奪三振8、与四死球2、失点2と好投し佐藤へ継投。

佐藤は粘る報徳を振り切り無失点のまま、ナインの集まる歓喜のマウンドの中心に！
Be together！健大高崎初優勝！㊗️

健大左腕エース佐藤は5試合
22回投げて被安打は僅か5、奪三振は22、なんと無失点のまま優勝投手に。
右腕石垣と共に新2年生、夏・春・夏と残り3回甲子園のチャンスがあり、まずは春夏連覇へ挑む！

中盤以降立ち直った報徳今朝丸は8回85球、被安打6、奪三振4、与四死球1、失点3。
報徳はまたあと一歩で逃した優勝旗だったが今日もショート橋本が好守連発、攻守に堅実、自滅しない素晴らしいチームでした👏

低反発バット導入となった今大会、スイートスポットが狭く、反発力が低く、本塁打数は2022年18本、2023年12本から3本（内1本ランニング）へ激減し、パワー野球が通用しない事が証明された。

準々決勝以降の7試合で得点の入ったイニングの6割以上（17/27回）は犠打・四死球・失策が絡み、得点（失点）起因となっている。
決勝へ進んだ健大高崎、報徳学園は5試合
健大　犠打10与四死球19 失策5
報徳　犠打13与四死球10 失策2
と今まで以上に確実に得点圏へ進める事、守備力、制球力が重要となり勝てる要素を十分に持ったチームだった。

金属バットの申し子やまびこ打線の池田以降大阪桐蔭、智弁和歌山、日大三、作新学院のようなパワー野球から馬淵監督の明徳義塾、狭間監督の明石商業といった超守備型の高校が日の目を見る時代が来るか？
夏の選手権予選に注目です！

第96回選抜大会コラムはこれで最後。
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有り難うございました🙇‍♀️

ゾウさん予想は22勝9敗　的中率.710

〜過去の選抜大会　予想結果推移〜
2023年26勝9敗　的中率.743
2022年15勝15敗　的中率.500
2021年25勝6敗　的中率.806

では、また106回選手権大会で👋