夜にまた日が昇りますように
自分はこすいな、と思いながらの一年でした。
意地汚く生計を守りつつ、沢山のパーティに呼んでもらったり、見に行ったりして、いつもいつもそうなんだけど今年もそれで昼間にすれっからしになった心臓の栄養を養いました。
蟻にもキリギリスにもなれないコウモリ野郎だなおれは、と思いつつ。
真面目な蟻のフリして、昼にしか活動していませんよという顔して、でもその昼は沢山の優しい夜のキリギリス達に支えられ続けていました。演劇もクラブイベントもスナックでカラオケするのもそうだし、そうやって夜に少し(或いは沢山)おさけを飲まなきゃ出来損ないのアリンコは生きていけないって知ってるのに、いいとこばかり享受し続けたなと思って恥ずかしくなっています。
アリンコなのでどれだけ叫んでも大きな声にはならないけど、夜を楽しませてくれてる人が居ないと俺たち生きていけないだろう。ということをちゃんと思って、ちゃんと言いたいなと思いました。これがずっと続けばノホホンと砂糖を拾い続けることはできないから。
いい年になりますように。豊かでなんの心配もない一年になりますように。
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