ひとつ向こうの駅の焼き鳥屋さんについて
「王将」というお店なのですが餃子のチェーン店ではない。焼き鳥やさんなのです。僕がいつも乗ったり降りたりする駅のひとつ向こうで、昔からずっとやっている、豚足のうまい焼き鳥やさん。今日はじめて行ったんだけど最高だった。
お店に入ると入口から2本、厨房を挟んで真っ直ぐ奥に続いているカウンターがあって、入り口側の1番前には焼きとりを焼く場所があって、大将はずっとそこに居る。その焼き場には大きくダクトと出窓がついていて、お店の看板の横からいい匂いを乗せた煙をもくもくと出しつつ、外の往来を見張れる。そういう仕組みだ。
このお店が宇宙船だとしたら、さながらその焼き場はコクピットだ。今日ひとりでずっと見てたんだけど、このひとを「艦長」と呼びたいと思った。
火曜日なのにお店は大繁盛で、コクピットで焼きものを焼きながら、お客さんからの注文を聞き、船員に絶叫で伝える様は、ブライトさんが引退して焼鳥屋になったらこんな感じかな、と思わせるようなものがあり、見ていて飽きない。
もちろん、お料理は美味しくて、お酒は(さる宇宙船の弾幕ぐらい)濃いし、一品一品が安くてひとりで行っても色々食べられる。ありがたい。
また行ってあの仕事ぶりを見つつ、おいしい焼き鳥と塩辛い絶叫をおつまみにお酒飲みたい。最高だった。また行きます。
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