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ベランダガーデン 日常空間を緑の癒し空間に演出

ベランダの背景をつくり、日常空間を緑の空間に演出!
生活様式が目まぐるしく変化する昨今。
忙しい生活の中で少しの時間でも、ホッとくつろげるひと時があればいいですね。
そんな日常に、みどりが視界に入り自然を感じることが出来たら素敵です。
都会生活では大きな庭を持つことは難しいですが、マンションのバルコニーの一角を植物を育てるコーナーに変えて 自然を感じる空間づくりをしてみることはできます。狭いバルコニーでもアイデア次第で癒しの空間に。
それがベランダガーデンです。

大きな木をたくさん植えなくても、決まりを守り少しのコツで自分らしい空間を作り上げることもできます。
ここではベランダガーデンについて記していきます。
◆ベランダガーデンを始める前に完成イメージと事前チェック

最初はまずこちら!
◇グリーン空間と生活空間を分けてゾーニングする

バルコニーをグリーンのある癒しの空間と生活するための機能的空間に分けて考えましょう!
バルコニーでは日常生活を行う上で、「洗濯物を干す」といった家事や、「屋外用の道具」を収納、「エアコンの室外機を置く」など現代生活には欠かせない用途のため必要不可欠なスペースでもあります。

そういったスペースは日常っぽい空間になってしまうので、あえて非日常空間である自然感じるガーデン空間とエリアを切り離してしまう手が有効です。
日常生活に欠かせない空間は日常使いに特化し、ベランダガーデンはガーデン空間に特化させてしまいしょう。
我が家のバルコニーのどこで区切るかをイメージできたら、次はガーデンイメージの作り込みです。


自分の好みのガーデンのイメージを想像しましょう!ガーデンの本を見たり、実体験の中でのイメージを膨らまして行きましょう!

・ガーデンの好みをイメージをする。例えば、ハーブメインのキッチンガーデン風、ローズガーデン、イングリッシュガーデン、リゾート風、雑木の里山風、雑木の菜園ガーデン風……。さあ、あなたはどんなベランダガーデンで暮らしの時間を過ごしたいですか?

本を読んだりして好みを追求していきながら、我が家のバルコニーの実情と照らし合わしイメージを膨らませましょう!

■ベランダを始めるにあたって(バルコニーの利用状況の実用面や共同生活を行う上での条件を事前に確認しましょう)

ベランダガーデンを始めるに当たって幾つか確認しておく事項を紹介していきます。
こちらが全てではありませんがご参考にして見て下さい。

●ベランダの方位
 ・東西南北の方位によって日の入り方が違いますね。
 ・南面は一見、一日中、日が当たるように思いますが、都市では建て詰まっいる場所や前の建物の影になる低層階では直射日光が届く時間などが限られます。
 ・東向きは半日陰、西向きは夏季の西日に気を付けます。


●日差しの方向と入り方
 ・夏の日差しは太陽高度が高い為ベランダの手前まで強い日が差します。
 ・マンションでは床はコンクリートが殆どです。蓄熱され周辺の気温も上昇します。
 ・冬の日差しは太陽高度が低いため室内まで入り込みますが、バルコニーの手前には当たらない条件のものも多くあります。
 ・バルコニー手摺の高さは法令で1.1m以上決められています。

●避難路、パーテーションや避難ハッチの確認
 ・共同住宅(マンション等)の場合は隣家からの避難のための空間を確保します。避難口などに向かうルートを確保します。
 ・パーテーションと呼ばれる隣戸との境の隔壁(逃げる際は破って使うようになっています)は60センチメートル以上の空間を確保するようになっています。
 ・避難口(避難ハッチ)を塞がないような植栽の配置をしましょう。避難ハッチに至るルートも同様ですね。

●排水口と水の勾配の確認
 ・排水口の位置も確認しましょう。排水が流れなくならないように掃除しゴミを取除き流れるようにしておきましょう。

●エアコンの室外機の場所と向き
 ・エアコン室外機との関係も植物の育成環境とも関連します。

 ・エアコンからの温かい風が植物に直接当たると、風により土が乾燥し易くなったりします。

 ・室外機も木製の目隠しカバーなどで、飾り付けると木のナチュラル感で雰囲気もアップします。

 ・室外機目隠しカバーはホームセンターなどでよく販売されています。

●洗濯物干し置場の確保
 ・洗濯物の干す場所はあらかじめ、ベランダガーデンとは分けおいた場所にするといいでしょう。

 ・建物の構造にもよりますが、例えばベランダの半分は日常利用の空間とし、半分はベランダガーデンとして設えるなど物干し場所によって決まるかもしれませんがリビングから視界に入る場所をガーデン空間としてまずは考えて見ましょう。

●手すりの構造と材質
 ・手すりの材質も確認しましょう。コンクリート製の場合は光が入りないので、演出のために背景を創る。

 ・バルコニーの中は夏は温度が高くなりがちなので風通しを工夫するなどしましょう。

 ・手摺子やスクリーンの場合は、光や風も入ってきますので、その日光を利用する方法があります。

 ・一方暑くなりすぎないような温度の工夫も必要です。バルコニーでは通風が少しよくないこともありますので、暖かい空気溜まりにより鉢も四方から空気面と触れるので土の中の水分が蒸発し乾きやすくなります。

 ・ベランダでは地植え以上に水分量に気を付け、水分補給してやることが大切です。

 ・葉に霧吹きして、空気の状態に水分を含ませるなども有効です。

●鉢の置き方
 ・バルコニーでは空気が溜まりやすいです。また床面がコンクリートなので夏季は蓄熱され熱くなります。

 ・土が温かくなると育成環境としてはよくありませんんで、床面から少し上げて飾り付ければ良いでしょう。

 ・小さな鉢は棚を配置して飾る、ハンギングで飾るなど大きな鉢は床に軽いレンガブロックを置ましょう。

 ・コンクリートは熱を地植えに比べると土に熱を伝えやすいので、鉢の中の土に熱が伝わりにくよう気を付けます。

 ・レンガなどの上に鉢を置くことで、直接熱が伝わらず、植物の根が夏は高温になり衰弱する、冬季は凍結などで根が凍るといったことが起こらない様な工夫をしましょう!

●広く見えるベランダガーデン
 ・バルコニーと室内の植物の配置に連続性を持たせる(遠近感)

 ・リビングやダイニングから見える室内の観葉植物、ミニ盆栽や苔玉が手前に見え、バルコニーで育てている植物をその背景として見せることで緑の連続性が生まれ空間に広がりがでます。

 ・屋内と屋外で似た素材感の木製の家具や小物、或いは室内側の鉢なども統一感のあるものにすることでベランダガーデンの世界観が広がります。


ベランダガーデンの基本的な項目をチェックしてきました。如何ですか?

あなたのベランダガーデンのイメージは湧いてきましたでしょうか?

ベランダガーデン!
バルコニーを緑いっぱいの素敵な空間に出来たら! 
リビング窓から目に入る爽やかな緑の木々や草花!
今晩の料理に使う葉モノ野菜や料理にひと味加える香草を収穫するキッチンガーデン。
憧れますですね!


なによりホッと寛げるひとときの癒しの空間。一緒に植物を育てることが心を潤してくれますね。
地球環境にもやさしく個人レベルでのSDG’Sの取り組みでもあります。
そして自分好みのベランダガーデンをさあ作ってみましょう!


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