雑司が谷散人の街道遊歩 0830
日光街道 3日目-02 2019.6.13
国道左手に小渕山観音院。
元禄年間の建立という仁王門が今も堂々とした姿を見せる。
2階部分に回廊が巡る三間一戸形式の楼門で、左右に金剛力士像を安置する。
「いぼとり観音」として、古くから庶民の信仰を集めた古刹。
国道は春日部市から杉戸町へ。
杉戸は「杉門」で、日本武尊が東征の際、古利根川の杉の木の繁った湊を、杉門と名付けたと伝えられる。
国道脇の地球儀のモニュメントは、ここが北緯36度線上にあることを示す。
堤根地区に入ると、日光街道は国道4号の左手に旧道が分かれ、やがて九品寺前へ。
境内には天明4年の道標があり、江戸と日光の方向を示している。
よく見ると台座に几号水準点。
九品寺の向かい側は立場にもなっていたという。
堤根の旧道付近は、昭和30年までは堤郷村。
古利根川左岸にあった堤根村と本郷村が明治22年に合併したもの。
旧道左手には第六天社。
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