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雑司が谷散人の街道遊歩 0451

東海道 22日目-10 2018.8.13

東海道旧道左手に、タカハシ酒造。
このあたりは鈴鹿山系の伏流水が酒造に適していという。
伊勢の白酒などの銘柄で知られる。

タカハシ酒造

タカハシ酒造の少し先が、松寺の立場跡。
かつては大きな榎の木があり、旅人が荷を下ろしてひと休みした場所。
桑名宿と四日市宿の間には、小向、松寺、富田などの立場があった。

松寺の立場跡

蒔田地区に入る東海道旧道。
このあたりは江戸後期から手延べそうめん作りが盛んな場所。
東海道右手には前川製麺所がある。

蒔田

東海道旧道右手に宝性寺。
天平年間の創建という。
伊勢西国三十三所観音の第二十八番。

宝性寺

蒔田交差点の先、東海道旧道左手に鏡ヶ池跡の案内板。
聖武天皇行幸の際に風で笠が飛ばされ池に落ち、これを村の少女が拾い上げたとのことで、両者の姿が池の水面に美しく映った様子が伝えられる。
東海道は池を分断して通過し、明治期までは池が残っていたという。

鏡ヶ池跡

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