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雑司が谷散人の街道遊歩 0146

清戸道 1日目-03 2017.6.11

目白通りと不忍通りの交差点にある、鳳山酒店。
目白通り沿いでは数少なくなった、戦前からと思われる木造商家。
鳳山の銘板も、ひと文字剥がれているが、健在。

鳳山酒店

鳳山酒店の脇を右へ入ると、神田川左岸の低地へ一気に下る坂が二本。
右が富士見坂で左が日無坂。
都内屈指の急坂である上に、二本がY字に分かれることから、独特の景観となる。

富士見坂と日無坂

地下鉄雑司が谷駅に近い目白通りの高田一丁目交差点は、清戸道と高田道との交差点。
高田道は神田川面影橋から北上し、雑司が谷鬼子母神を経て中山道板橋宿へ通じた。
その一つ先の角からは、22%勾配の標識の立つ急坂、のぞき坂が神田川へと下っている。

のぞき坂

目白通りは明治通りを跨ぐ千登世橋へと差し掛かるが、よく見ると橋は二つに分かれており、手前は都電荒川線を跨ぐ千登世小橋。
眼下の切通しを電車がゆっくりと下っていく。
その先には新宿の高層ビル群。

都電荒川線

目白通りが明治通りを跨ぐ千登世橋。
昭和7年架橋で、都内初の幹線道路の立体交差橋であり、土木遺産としても貴重な橋。

千登世橋

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